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今日のごはんと本 妊娠中期編 11/4(土)〜10(金)

妊娠16週目。
待ちに待った安定期。
しかし地味に続くつわり、そして風邪。
めげずにいこう。

11/4 土曜日 晴れ

間食
林檎。
咳をしても林檎。

間食
バナナ、フルーツゼリー。
薬を飲むべく色々と食べる。
いただきもののゼリーおいしい。
時間があまりないから、朝ごはんは家を出てからにする。

朝ごはん
ヒレカツ弁当。
空港にて。
吐き気を打ち消すべく、朝からがっつりいく。

昼ごはん
ローストビーフサンド、チーズバーガー、焼肉おにぎり。
色々とテイクアウトして、砂浜でピクニック。
夫と子どもとわけあう。

間食
はちみつレモンスカッシュ。
くたびれはてて立ち寄ったカフェの飲み物が、とてもおいしかった。
店員さんが、もうすぐ閉店時間だから、とパンをお土産にたくさんくれた。
ありがたい。

間食
林檎。
体力を使い果たし実家へ到着。
カットされた林檎があったのでさっそくもらう。
うまい。

夜ごはん
ピンチョス、サーモンとアボカドのポキ、きゅうりのピリ辛漬け、鰤とサーモンのお刺身、鰹のたたき、おでん、蒸したじゃがいも、明太子、白米。
3番めの弟と母が作ってくれたごはんを食べる。
うまくて食べすぎる。
量も多すぎる。
途中から2番めの弟家族も合流し、宴会を通り越して祭りに。彼には4人の子どもがいる。
小さな子どもが5人集まると、エネルギーがものすごい。
笑いすぎて喉が潰れる。
普段はひとりっこで比較的静かに過ごしている子どもは、大はしゃぎ。
よかったねえ。

間食
林檎。
実家近くのスーパーで夫が買ってきてカットしてくれる。
あまりにも優しい。

読んだ本
『本屋、はじめました 増補版』
飛行機のなかで少しだけ読む。

わずかな体力を振り絞り、今日の目的はあらかた達成。
ほっとした。
体調は少しずつ戻っているものの、咳と喉の痛みがひどくなる。
結果、強く咳き込んだらNyomoreするように……(尾籠な話題なのでローマ字表記)。
前回の妊娠時はなかったのに!
2回めだからこそなのか?
妊婦であるわたしの体、本当にお疲れさま。
動物が生きていく上で、生殖と排泄は切り離せないのだなあ。
尾籠な話題が増えるのも当然だ。
偶然にも、母親が孫たちに『おしっこちょっぴりもれたろう』を読み聞かせしていて、深く共感し、励まされた。
わたしも今日からもれたろう……。


11/5 日曜日 晴れ

間食
林檎。
2時頃、激しく咳き込んで目が覚めて、眠れなくなる。
ドゥフッ、ドゥフッ、と気管支でなにかが爆ぜているようなすごい音の咳。
起こされた夫が、水やお茶をもってきてくれる。
熱を測ろうと体温計を取り出したら、誰かが前に測ったときに38度だった履歴が残っていた。
びっくりして夫に確認したら、夫も発熱していたとのこと。
しかも、一昨日から。
なんで言ってくれなかったの、とつい言ってしまった直後、言えるわけなかったよな、と激しく反省。
今回の旅の予定はどうしてもずらせなかったし、子どもはまだまだ小さいし、わたしは妊婦で無理をさせられないし。
きつさをぐっとこらえて、それを見せずに、がんばってくれていたのだ。
明日の予定について色々と話をしたあとで、夫にごめんなさいと謝罪する。
この人を大事にしようもっともっと、と心に誓う。
体調が悪いので、メンタルもウェット。

朝ごはん
チーズオムレツ、レタスのサラダ、ウィンナー、ポテトサラダ、納豆玉子かけごはん、舞茸と豆腐のお味噌汁。
咳まみれで起床。
母が朝からたっぷりごはんを作ってくれる。
作りすぎ。
おいしくて食べすぎる。
体が動き出すと、咳も少しましになる。
が、声がほとんど出せない。カスカス。
ものすごい低音、しかも限られた音域で大きく声を出そうとしないと、音が鳴らない。
壊れた楽器のよう。

間食
林檎。
移動中の車のなかでも林檎。

昼ごはん
マトンマサラカレー、サラダ、ナン。
用事を終え、父母夫子どもとカレー屋さんへ。
遅い時間なのにお客さんが途切れないお店。
またも食べすぎる。

間食
林檎。

間食
おまんじゅう。
3番めの弟がくれたお土産を食べる。
お腹ぱんぱんなのに食べてしまう、それが実家。

夜ごはん
餃子、餃子のたねをお揚げで挟んで焼いたもの、ポテトサラダ、おでんの野菜とこんにゃく。
昼にたくさん食べたので全然お腹が空いてなくて、ちょこちょことつまんで食べるだけにした。
今夜も2番めの弟家族が合流し、にぎやか。
子どもとわたしが入浴中に、弟家族が到着したのが声でわかった。
子どもはそれを聞いて、おふろはいらない(湯船ははいらない)と言って、先にバタバタと上がっていった。
かわいい。よかったね。
わたしは咳が激烈に出るため、隅でじーっとしてたけど、みんなでわいわい過ごせて、たのしかった。

間食
みかん。
深夜にまた、ドゥフッ、ドゥフッ、と咳が激しくなり覚醒。
眠れなくなる。
少し気持ち悪さもあり、おきだしてみかんをむいて、静かに食べる。
ミッドナイトミカン。

読んだ本
読む暇もなく。


11/6 月曜日 くもり

咳炸裂で起床。

朝ごはん
おでんの大根、ウィンナーオムレツ、レタス、明太子、白米、林檎、柿。
あるものが全部並ぶ、すごい量の実家の朝の食卓。
食べられる分だけ、ちょこちょこ食べる。
朝いちから、母親がケーキとろうそくを用意してくれる。
今日はお祝いの日なので。
しかしケーキはさすがにお腹に入らず。
子どもがモンブランをにこにこ食べていた。
よかったね。

間食
林檎、柿。
用事を済ますためのドライブに、朝のフルーツをタッパーに詰めて持っていく。
つわり対策。
咳が悪化するにつれ、つわりも戻ってきている。
なぜ。

昼ごはん
中華弁当、実家の餃子、明太子、白米。
ほとんどお腹が空いてないのに、明太子がおいしくて、白米をけっこう食べてしまう。

間食
シュークリーム、モンブラン。
昼食後、実家を出る前に、母親が用意してくれたお菓子を食べる。
お腹ぱんぱんなんだけど、なんとなく食べてしまう、実家の不思議。

間食
カツサンド。
空港にて。
フライト前の吐き気対策。

間食
明太子おにぎり。
飛行機にて。
つわりと飛行機、なかなか厳しい組み合わせ。
つわりが軽くなっていて本当によかった。
オレンジジュースも飲んだ。

夜ごはん
根菜と島豆腐のサラダ。
最寄駅に帰り着き、スーパーへ直行。
それぞれ食べたいお弁当を買って、ついに帰宅。
わたしはずっと何かしら食べていたので、お腹が減っていなかったけど、つわり対策でさっぱりした大根メインのサラダをもりもりと食べておく。
もう動けない。

間食
林檎。
夜中、つわりがカムバック。
咳ドゥフも止まらない。
寝るしかできない。
せめて弱ってる自分を観察しとこうと思う。

読んだ本
『本屋、はじめました 増補版』
飛行機の中で最後まで読む。
小商いをする覚悟が、どれほどのものか知る。

『虎鶫』最終巻
最後まで素晴らしかった。
絵が凄まじい。


11/7 火曜日 くもり時々雨

秋とは思えない湿気。
空気が湿って、まとわりついてくる。

間食
林檎。
微妙に続くつわり。
そして猛々しい咳。
寝起きに林檎を食べまくる。

朝ごはん
焼き鳥丼。
昨夜、子どもがほぼ食べ残したお弁当を、夫と半分こにして食べる。
一味とマヨネーズもかける。
体調が治らないまま薬が切れるので、仕事を中抜けして病院へ。
開院時間にいったのにもう混んでいた。
おじいさんふたりが、体調不良の話題でおおいに盛り上がっていた。
「◯◯さんって今どうだっけ」
「死んだ?」
「どうだっけ?」
のようなすごい会話を、世間話として繰り広げていて、なんというかダイナミックだった。

間食
林檎。

昼ごはん
アボカドバーガー、ポテト。
『きのう何食べた?』のドラマの録画を観ながら食べる。
ぼろっと泣いた。
そしてミッチーはやっぱり最高だ。

間食
チョコクッキー、林檎。
咳とつわりに加え、頭痛がカムバック。
おそらく天気の影響。
健康だった頃の感覚が、今は思い出せない。
とにかく、やりすごすしかない。

夜ごはん
チキンの香草焼き、洋梨とグリーンリーフのサラダ、バゲット、ハスカップのロールケーキ、チョコレートケーキ、ショートケーキ、シャンメリー。
夫が忙しい合間を縫って、あれこれとお祝いのごはんを作ってくれる。
うれしい、おいしい。
ケーキはみんなでわけあう。
食べ終えたあと、咳がドゥフッドゥフッと激しくなって、ベッドにダウン。
新しく処方された薬の作用もあって、そのまま爆睡。

読んだ本
『ミルクチャンのような日々、そして妊娠!?』
病院の待ち時間に。
吉本ばななさんの日記、ずっと読んでられる。

『この世は戦う価値がある』1巻
勢いがあって、ぐいぐい読む。
元気が湧く。

『生活保護特区を出よ』3巻
繊細なマンガ。
物語は大胆。
どうか最後まで描きたいものを描ききってください、と祈るような気持ち。


11/8 水曜日 晴れ

いい天気。
暑いほど。
冬が迷子に。

間食
林檎。

朝ごはん
バナナ、トースト。
食欲湧かず、薬を飲むために、バナナをもそもそと食べる。
子どもの食べ残したトーストもかじる。
目がやけに乾く。
新しい薬の作用かも。
もう飲むのやめとこう。

間食
林檎。
つわりを鎮めるべくしゃりしゃりと。
つわり、終わらんなあ。

昼ごはん
トマトパスタ。
今日はトマト缶で。
ベーコンも使う。
朝からなんとなくバジルが食べたかったので、ちぎってたくさんのせて食べる。
粉チーズが今日のパスタには合った。
おいしくできてうれしい。
満足。

間食
林檎。
午後は今日も頭痛。
そしてつわり。
体調がずっと厳しい。
林檎を食べてしのごうとするも、なんか今回の林檎は、もろもろする……。
がんばってかなりの量を食べたけど、食べ残してしまう。
ごめんなさい。

間食
洋梨、ココアクッキー。
林檎の代わりに、昨日のサラダのあまりの洋梨を食べる。
とろとろで味が濃くておいしい。
つわりよ、消えろ。
仕事を終えて夕方、ベッドで寝て咳と頭痛と吐き気にじっと耐えていたら、ふっと体が一段階楽になった気がする瞬間があった。
風邪の山を越えたかも?
越えていてくれ。

夜ごはん
豆乳鍋、白菜のお漬物、キムチ、もち麦入り白米。
夫が初めて豆乳鍋を作ってくれる(いつも豆乳鍋を作るのはわたし)。
小松菜、白菜、ねぎ、豆腐、マッシュルーム、豚肉。
夫は、豆乳が分離しまくって困惑していた。わかる!
でも分離しててもおいしかった!
ありがとう。

間食
林檎。
夫がまた初めての品種を買ってきてくれた。
ぐんま名月という林檎。
おいしい。

読んだ本
『ミルクチャンのような日々、そして妊娠!?』
『さようなら、ラブ子』
吉本ばななさんのエッセイを引き続き読んでいく。
きつい体調でもすーっと入ってくる。
すごく助けられてる。


11/9 木曜日 くもり

起き抜け、ぽこ、とお腹の内側から気泡がふくらみ弾けたような感覚。
もしかして胎動?
暗闇でそわそわする。

間食
林檎。
早起きの子どもに起こされて林檎。
しゃりしゃりとうまい。

朝ごはん
豆乳鍋の残り、もち麦入り白米。
お椀に全部入れて雑炊っぽくして食べる。
満足。

間食
林檎。
風邪はやっぱり、昨日より確実に、少し楽になっている!
うれしい。
そしてきっちりぶり返すつわり。
うれしくない。
ぐんま名月おいしい。

昼ごはん
生春巻き、グリーンカレー、辛いスープ。
健康によさそうなメニューをお腹がぱんぱんになるまで食べる。
風邪の治りかけのときにぴったりなメニュー。
と思ってたけど、スープの辛さで盛大にむせる。
これも治癒への道のり。

間食
林檎。

夜ごはん
豆乳鍋、大根のお漬物、もち麦入り白米。
昨日の豆乳鍋おかわり。
今日は鶏肉。
かんずりと柚子胡椒で食べる。
おいしい。

読んだ本
『MA・MA・Match』
本じゃなくアプリだけど、読んで大泣きした。
『ちはやふる』の作者さんの最新作。
子どもを持つ女性がサッカーするマンガ。

『さようなら、ラブ子』
動物と暮らす切なさ、幸せ。
わたしには動物を飼う資格がないので一生飼わないと決めてるけど、それが素晴らしいことはとてもよくわかる。
日記はあくまで冷静に書かれているけど、だからこそ、お別れの日の日記には涙が出た。

『引っこしはつらいよ』
吉本ばななさんの日記7冊め。
ずっと読んでたい。


11/10 金曜日 くもり

間食
林檎。
吐き気が落ち着いて動き出せるまで、とにかくしゃりしゃりと摂取。
朝は林檎からはじまる。
起き出したら夫から、子どもの発熱を告げられる。
わーお。
一昨日受けたインフルエンザ予防接種の影響かも。

朝ごはん
しらすチーズトースト。
今日は自分でつくる。
オリーブオイル、しらす、チーズ、黒胡椒。
うまし。

間食
林檎。
今度の品種は、もりの輝き。
柔らかな食感。
これもおいしい。
夫、ありがとう。
夫に子どもを託し、妊婦検診へ。
お腹のなかの人、順調に大きくなっている。
今回から経腹エコー。
エコーを担当してくださった方が、ボクシングのガードのポーズですね! とニコニコ解説してくれた。
第一子のときから、夫ともども推しの職員さん。
また診てもらえてうれしい。
母体の方も問題なし。
よかった。
とはいえいまだ、もれたろうではあるのだが……。
咳が治れば落ち着くはず。

昼ごはん
カレーうどん。
病院の帰りに蕎麦屋さんへ。
家を出たときからもう絶対今日カレーうどんって気分だった。
本を読みながら待っていたら、目眩が。
妊婦はいろいろあるなあ。
絶対にカレーうどんを食べたいので、じっと目を閉じ、ママになるのにままならぬ、などのくだらないことを考えてやり過ごす。
カレーうどんは最高においしかった。
つけ汁のカレーの具は、カレーと煮込んであるんじゃなく、それぞれ茹でたり炒めたり焼いたりして載せてある。
焼いたねぎが熱々で甘い。
幸せだ。

間食
ポッキー、ミルクティー。
柚木麻子さんがエッセイで書いていた、レンジで作る怠惰なミルクティーを淹れる。
あたたまる。
無性に、ガワの分厚いポッキーが食べたくなり、コンビニで入手。
帰宅した夫と子どもにもわける。
子ども、人生初ポッキー。
おいしい! と感動している様子だった。
よかったね。

間食
みかん、林檎。
八百屋さんで買ったみかん、こぶりで味が濃くおいしい。
雨の日だったのでお買い得だった。
林檎もうまい。

夜ごはん
大根とひき肉の煮物、お惣菜のラタトゥイユ、白菜のお漬物、大根のお漬物、もち麦入り白米、納豆、玉子かけごはん。
夫がじっくり1時間煮込んだ大根、味がしみていて、ごはんが進む。
白菜のお漬物、理想の醗酵具合いで、大満足。
カタログギフトでいただいた生(なま)醤油で玉子かけごはん。
優しい味わいでおいしかった。
納豆を投入するのを見送り、別々に食べた。

読んだ本
『引っこしはつらいよ』
読み続けている日記、自分たちの今の状況と絶妙にリンクしていて、ものすごく参考になる。
まさにちょうど、引越しが決まったので。

人生2度目の大きな転機に向けて、どんどん準備を進めている。
ここ数年、どうしようかと夫とあれこれ相談を続けてきたけど、進むときは一気に進む。
大きな決断をする際、なにより重視する基準が夫もわたしも、ときめきとフィーリングで、そこが今回ビタッと合致した。
こんなふうに暮らしたいなあという、夢みたいな想像を、さくさくと現実にしていく。
タイミングもばっちりだし、いつかと言わず叶えてしまおう。
寂しさも不安もあるけど、わくわくが勝る。
生活の転機を迎えたら、仕事面でも急に色々と動きがあって、おもしろい。
とはいえ妊婦の身なので、無理せずのんびりと、ひとつずつやっていこう。