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今日のごはんと本 赤ちゃんと一緒 6/8(土)〜14(金)

夫と4歳児と0歳児との暮らしのなかで、食べたもの、読んだものの記録です。
* * *
産後1ヶ月。
育児と書きものに追われながら、息抜きの時間もそれなりに確保。
ペースがつかめてきたような、そうでもないような。

6/8 土曜日 くもりのち雨

朝ごはん
トースト、だったような。

今日は、子どもが楽しみにしているイベントがショッピングモールであって、夫と子どもは朝から出かけていく。
わたしは赤ちゃんと留守番。
一緒に出かけられるようになるまで、しばらくは別行動の日々が続く。

昼ごはん
ミニトマトとベーコンのパスタ。

夫と子どもは16時過ぎに帰宅。
子ども、ずっと夢中で遊んでいたそう。
よかったね。
夫、まじでお疲れ様。

夜ごはん
ブリの照り焼き、ラタトゥイユ、きゅうり、もち麦入り白米、かき玉子とキャベツとねぎと手羽中のスープ。
ブリの照り焼き、ふわふわしっとりでおいしい!
子どももぱくぱく食べた。
夫の料理の腕、着実に上がっている。

読んだ本
『Artist』
最新刊が出たのでわくわくと読む。
心地いいマンガ。
さかのぼって1巻から読み返す。


6/9 日曜日 くもり時々雨

朝ごはん
ドーナツ色々。
盛大に寝坊。
昨日夫が買ってきてくれたドーナツが朝ごはん。

夫と子ども、今日もイベントへ出かけていく。
連日通うほど好きなことがあるってすごいなあ。
わたしはまた赤ちゃんと留守番。
最近、ちょっと笑うようになってきた。

昼ごはん
トマトクリームパスタ。
トマト缶のあまりが冷蔵庫にあったので、今日もささっとパスタを作る。
玉ねぎを入れると、もっとまろやかに仕上がったかもしれないけど、これはこれでおいしかったので、問題なし。

赤ちゃんをあやしながら『マダム・イン・ニューヨーク』というインド映画を観る。

主人公のインド人女性は、姪の結婚式に出席するため、生まれてはじめて母国を離れて、ニューヨークへ行くことになる。
英語ができなくて夫と娘に侮られている彼女は、一念発起して短期の英会話教室に通いはじめ、教室の仲間と友情を育みながら、自分の尊厳を取り戻していく。
ストーリーはシンプルかつ王道なのだけど、出演している俳優さんがみんなキュートで、ぐっと惹き込まれる、ハッピーで素敵な映画だった。
(ただし主人公をぞんざいに扱ったことを反省しつつも最後までちゃんと謝罪しなかった夫には腹パン一発入れたくなった)

主人公の女性の、ひとりで未知の異国に滞在する不安と恐怖と劣等感がすごくリアルで、ぼろぼろと泣いた。
海外に長期滞在した経験はないけれど、自分が二十代後半で、まったく未知のIT業界に飛び込んだときの、何もわからず知識も足りず今すぐ逃げ出したかったあの感じを、ありありと思い出した。

入社数ヶ月で携帯ゲームのディレクター業務を任され、主業務のシナリオだけじゃなくマネジメントや数字の分析やレベルデザインまでやることになり、ウワーッといっぱいいっぱいになって、誰もいない非常階段でよくうずくまって絶望していた。
(これは会社側の無茶ぶりというわけではなく、当時はプロジェクト規模が小さかったから、ひとりふたりで1タイトルを運営するスタイルは、よくあることだった。その分、自由度も高くて、慣れてくるとすごく面白かったし、やりがいがあった)

もうだめだ、今日こそやめるって言おう、と思い詰めながら出社していた。
けれど、悩みがそこまで深いことを素直に吐露することもできず、結局やめると言い出せないままに帰宅するのを、毎日繰り返していた。
不安を呑み込みギリギリの気持ちでどうにか続けていたら、気づけばなんとかなっていた。
まわりの人たちにたくさん支えてもらった。
あとは、シンプルに慣れた。
結果的に、すごく大好きな仕事になった。

あのときの、未知の世界に飛び込む恐怖、ふと差し伸べられる周囲の助けの手、最後は自分自身で勇気をだして道を切り拓いていくこと、などなどを、思い出させてくれる映画だった。

夜ごはん
豚ヒレ肉のソテー、パセリの中華ソース、ラタトゥイユ、きゅうり、もち麦入り白米、かき玉子とキャベツとねぎと手羽中のスープ。

先日から仕込んでいた豚ヒレ肉が満を持して食卓に登場。
塊肉の調理に、夫もついに手を出した。
しっとりしておいしい!
パセリのソースも思いもよらぬ組み合わせで、とてもおいしかった。
例によってウー・ウェンさんのレシピです。

読んだ本
『マロニエ王国の七人の騎士』
もうすぐ新刊が出るから、最初から読み返す。
赤ちゃんをあやしつつ、のんびりする。

『学校では教えてくれない裏社会の教科書』
ちょうえきたろうさんの本。
前に読んだ草下シンヤさんとの対談本が面白かったので、興味を惹かれて。
タイトル通り、若い人に向けた真摯な教科書だった。
今の社会に必要な仕事をしている人だなと思った。
「やばい相手ややばい話を見分けるには、知識だけじゃなく感性や勘を使う」「自分がなにに飢えているかを知り、飢えを満たす方法を見つけていく、そうすることで人生の危機を回避できる」など、ちょうえきたろうさんならではだと感じられるメッセージが、とても響いた。


6/10 月曜日 晴れ

朝ごはん
トースト、目玉焼き。

昼ごはん
ドライカレー。
食べたいものがわからなくて、キッチンで右往左往した末に、レトルトカレーを選択。
カレーはいつもうまいからすごい。

夫が、第一子が赤ちゃんのときの育児ノートを見返していて、横から覗き込みながらわたしが、てんやわんやだったねーと言ったら、そういえばこっちに引っ越してから、てんや見かけないね、と夫が言い、調べてみたらなんと九州には「てんや」がないことが発覚した。
てんや、ビール飲みながら天丼食べるの大好きだったので、かなり残念。
それにしても話が逸れすぎ。

夜ごはん
ラタトゥイユ、ズッキーニの焼きびたし、もち麦入り白米、かき玉子ときのことキャベツのスープ。
バターコーンが今夜の目玉だったのだけど、子どもがおいしいおいしいとどんどん食べるから、わたしの分も譲る。
とうもろこし、好きだけどさほど執着はない。
いい食べっぷりを見られてうれしかった。
ズッキーニの焼きびたし、はじめて食べたけど、優しいおいしさ。
夫の即興スープも今夜もうまかった。

読んだ本
『ミステリと言う勿れ』最新刊
安定の面白さ。
読みながら、ちょうえきたろうさんの闇バイトの話を思い起こした。

『マロニエ王国の七人の騎士』8巻
既刊をすべて読み返してから、最新刊を読む。
どこへ連れて行かれるかわからない、旅の楽しさ。


6/11 火曜日 くもり

朝ごはん
トースト、ゆで玉子。
山型食パンと角型食パンの違いを、最近調べたという夫に教わってから、両方のおいしさをよりはっきり味わえるようになった気がしている。

昼ごはん
ベーコンとマッシュルームのクリームパスタ。

夫が手の込んだパスタを今日も作ってくれた。
昨日から冷蔵庫に生クリームがあったから、なにか特別おいしいものが食べられそう、とひそかに期待していた。
今回はYouTuberのリュウジさんのレシピとのこと。
マッシュルームのいい香り!
濃厚でおいしい。

夕方、子どもがごきげんで帰宅。
今日は保育園でボディペイントをして遊んだ子ども。
毎日アプリで配信される保育園の写真を見ると、顔も体も服もカラフルに塗られて楽しげな子どもが写っていて、うれしかった。
やっとこっちの保育園でも、笑った顔の写真が見られるようになってきた。

夜、赤ちゃんとはじめての入浴。
悪露がやっと止まったので、湯船を解禁した。
赤ちゃん、むちむちと肥え、全部の関節が肉にうもれて見えない。
アカがたまるので、指をもぐらせしっかり洗う。
だっこで一緒に湯船に浸かるも、赤ちゃんは軽すぎて、ふわーと浮いてくる。
お湯にうまいことつからせようと、試行錯誤。
赤ちゃん、気持ちよさそうで、こっちもにこにこになる。

夜ごはん
青椒肉絲、ラタトゥイユ、もち麦入り白米、かき玉子ときのことキャベツのスープ。

夫の青椒肉絲、お店の味!
もりもりと食べた。
子どもも牛肉はよく食べてくれる。
夫、牛肉を買うときは手が震える、と言っていて、わかる、となる。
ふたりして、牛肉=高級、というイメージが頭の内側にこびりついている。
その上、環境問題や食肉にまつわる問題なども頭をよぎり、なかなか手が伸びない。
お互い魚はためらいなく買うのになあ。

読んだ本
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
面白くて一気に読む。
明治以降の社会における読書の位置付けの変遷、労働と読書の関係を分析した、読み応えのある論考。
新書らしい新書。


6/12 水曜日 晴れ

朝ごはん
みそ焼きおにぎり、スクランブルエッグ。

おやつ
クッキー。
すっかりちまちま間食する習慣がついてしまった。
授乳中はよしとしよう。

午前中は、赤ちゃんをあやしつつアニメの『忘却バッテリー』最新話を視聴。
なんの憂いもなく楽しい時間。

そのあと、今後のスケジュールをスプレッドシート上でぽちぽちと調整して、真顔になる。
ゆったり版とがんばる版の2パターンを作っていて、現状がんばる版で進めようとしているのだけれど、がんばる版、という字面に漂うのんきさは、その内容にはまったく反映されていない。厳しい。
まあ無理せず、がんばってみる。

昼ごはん
納豆ミートソースパスタ。

前にも作ってもらった納豆入りのミートソースパスタ。
おいしい、おいしい、と連呼しながらたいらげる。
ふつうのミートソース以上に好きになった。

おやつ
りんごソーダ。
りんごジュースの炭酸割り。
パイナップル柄のコップで飲むと、おいしさがさらに増す。

おやつ
バナナジュース。
真っ黒にうれたバナナがあったので、牛乳と氷と一緒にブレンダーにかけ、バナナジュースにする。
氷を入れすぎ、少し薄くなったけど、これはこれで。

夜ごはん
にんじんの揚げ春巻き、梅干し、もち麦入り白米、かき玉子ときのことキャベツのスープ。
子どもの熱い要望により連続で登場の揚げ春巻き、今日もおいしい。
作るごとにうまくなっていく。
夫の勤勉さを尊敬する。

夕食の時間に、赤ちゃんが寝付けなくてうにゃうにゃしはじめることが多く、夫とわたしの片方がだっこしているうちにもう片方が急いで食べる、という交代制になっている。

ゆっくり食べたいなあと思ってしまうけど、人生にはそういう時期もある、そういうものだ、とも思う。
あとから振り返れば、ほんの短い期間なんだろう。
すごくすごく懐かしくて、泣きそうになるんだろう。
0歳はあっという間に過ぎる。4歳もあっという間に過ぎる。
そのあっという間のなかに、めくるめく出来事がぎっしり詰まっている。
なんて贅沢な時間の流れかた。

読んだ本
メモし忘れ。


6/13 木曜日 晴れ

朝ごはん
フルーツグラノーラと牛乳。
わたしは完全に寝坊。
子どもを夫が保育園へ送りにいったあと、のそのそと起き出し、フルーツグラノーラに冷たい牛乳をかけて食べた。

昼ごはん
魚介のトマトシチュー、春菊とバナナのサラダ、バゲット、フルーツタルト。
今日は大事な記念日で、夫がお昼にお祝いのごちそうを作ってくれた。
ドライジンジャーエールで乾杯。
おいしい、おいしい、と言いながら、ゆっくり食べた。
タルトは、赤ブドウのタルトと、甘夏の杏仁タルト。
どっちも感動的においしかった。

夜ごはん
鍋、春菊とバナナのサラダ、もち麦入り白米。
水2/3、日本酒1/3で作る鍋もの。
今夜もウー・ウェンさんのレシピ。
味わい深くておいしい!
野菜をたっぷりと食べた。

子どもの分にととっておいたパイナップルのタルトを食後に出すと、子どもはひとりでほとんどたいらげた。
しっかり食べるようになったなあ。
うま! と言って、ママにもあげる、とわけてくれた。
おいしいからまわりの人にもわける、という考え方、優しくて感動した。

読んだ本
『ながたんと青と』最新刊
朝ドラを観ているような心地よさ。
せっかくなので、1巻から読み返すことに。


6/14 金曜日 晴れ時々くもり

朝ごはん
チーズトースト、牛乳。

赤ちゃんをベビーカーに乗せて、ふたりでお散歩。
海辺をのんびり歩く。
晴れていて、蒸し暑いけど時々涼しい風が吹き、気持ちいい。
引っ越してきてよかった、と何度でも思う。
帰りに、大好きな喫茶店で水出しコーヒーをテイクアウトする。

ちょっとのつもりが、1時間も出歩いていた。
帰宅するとどっと疲れが。
そういえば産後だった、とあとから思い出す。

昼ごはん
魚介のトマトリゾット。

夫、昨日作ったトマトシチューをリゾットにアレンジしてくれる。
出汁をお米が存分に吸い上げて、するするとお腹に入っていく。
幸せ。

夕方、子どもの迎えに保育園まで夫と赤ちゃんと3人で向かう。
最近の、ほどよいお散歩タイムとなっている。
子ども、夜ごはんはスシローがいいとのことで、夫と子どもはスシローへ、わたしは赤ちゃんと留守番。
首が座るまでは、お店で食事は難しそうなので。

夜ごはん
納豆パスタ。
赤ちゃんをあやす合間にばばばと作り、ずずずと食べる。
夕方から夜にかけて、赤ちゃんはむずかりがち。
しかしそれ以外はたいていご機嫌。

読んだ本
『80歳のスパイス屋さんが伝えたい人生で大切なこと』
久留米でスパイスショップを主宰しているかたの本。
前から気になっていた本で、引っ越してきたんだから行こうと思ったらお店に行けるじゃん、とふと気づき、ついに購入。
赤ちゃんをあやしながら、のんびりと読む。
お店は人だなあ、と改めて思う。
内容はもちろん、装丁も素敵!