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40代は『人生の正午』なので、キャリアの棚卸に最適

キャリアコンサルタントとして、40代の方のキャリア相談に乗ることがときどきあるので、今日はその話。
誰でも年齢は重ねていくものですが、その重ね方は人それぞれで、いつかはみんな壁にぶつかるものなのかもしれないです。
壁を避けても、どこかで待ってるだけだったりして。


40代は、いわゆる「人生の正午」

「人生の正午」とは、人生の中で中間点に位置する時期を指し、主に40代前半から50代前半までの期間を指す言葉です。キャリアを支援する人なら必ず聞いたことがある言葉(のはず)。

太陽が頂点に達する正午と同じように、人生の中で経験や成熟がピークに達する時期だからだそうですよ。
この人生の正午はどんな状態なのかというと、以下のような感じ。

  • 仕事や家庭、人間関係など、さまざまな場面での経験を一通り経験。

  • 仕事のキャリアが安定してきて家庭の役割も大きくなる。

  • キャリアと家庭を両立させることが求められ、そのバランスを取ることが必要になる。

  • 自分自身と向き合い、自己の再発見が起こる時期。これまでの成功や失敗、挑戦などを振り返り、自分が本当に求めるものや人生の目的を見つめ直すことも。

  • 健康に対する意識が高まる時期。これからの人生を健康で充実したものにするために、食事や運動、ストレス管理などに気を使うことが増える。

  • 新たな挑戦や夢の追求が始まることがある。仕事や趣味、学びなど様々な分野で新たな目標を設定し、実現に向けて動き始めることが特徴的。

  • 家族や友人、同僚との関係が一層深まる時期。人生の正午では、人間関係の大切さや他者とのつながりに重点を置くことが増える。

40代は、人生の後半を充実したものにできるかできないかの、ボーダーラインともいえるのかも?

悩みを先送りするほど、後半にツケが回る


仕事や人間関係においても深く考えずに過ごすのは楽で良いのですが、楽しいかは別問題でして。

自分の中の違和感や悩みを放置することで、今後のエンドレスな停滞や不満を引き起こすことになります。
そして、このタイミングで新たな挑戦や成長の機会を逃すと、チャレンジする気力も体力も残らない可能性があります。

パートナーや子供がいてもいなくても、残念ながら結局最後はみんな一人なわけなので、自分の人生は自分で責任を取るしかないってことです。
これはほんとにその通りだと思うんですよ。
いつ考えていつ動くの?は確かに人それぞれ。
40代という年代は第2のステージに移っていく時期なので、すでにそのステージに突入している人はキャリアを棚卸するのがおすすめです。
これから突入する人は、自分の今後の未来を具体的に描くのが良いと思います。
もう終わった…!という人は、今からでも遅くないかもしれませんので、気力や体力が残されていたら、最高の未来に近づく姿を描いて行動しましょう。

キャリアの棚卸は、仕事だけじゃないことに注意

キャリアというと仕事のことを指すように感じますが、実はライフキャリアというもっと広い範囲でとらえるべきもので。
キャリアコンサルタントである自分が相談を受けるときも、単に仕事だけの棚卸をせず人生設計も含めてなるべくお伺いするようにしています。

人生100年時代といっても、通常3分の1くらいは寝ているので、実は60年ちょっとくらいの時間をどう生きるかという話。

働く=生きるに直結することも多々ありますが、もちろんそれだけでもないのです。

みなさんの人生がより良くなりますように。

キャリア相談のお申し込みは、XのDMへ(フォーム作成したら差し替えます…!)

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