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やらない後悔をしない。大切なのはママとしてもビジネスパーソンとしても自分の人生を楽しむこと

妊娠、出産などのライフイベントによって影響を受けやすい女性たちが、納得したキャリアを選択できるようなサポートやサービスを提供するMimosa。

今回は、ジュエリーブランド「SAYOKO JEWEL」を立ち上げ、ブランドディレクターとしてシンガポールで暮らすsayokoさんにご登場いただきます。

■取材チームより
 「ノーリスクノーリターン」「何もしないことがリスク」
sayokoさんの過去の経験から生まれる言葉に、背中を押される方も多いと思いました。
「何か始めたい」けど「一歩踏み出せない」。
そんな方にぜひ読んでいただきたいです。

ーご経歴をお聞かせください

新卒からアパレル企業でブランドのディレクターを務めるなどファッション業界に長年携わった後、結婚を機にシンガポールに移住。2人の息子を出産して、2023年にジュエリーブランド「SAYOKO JEWEL」を立ち上げました。
現在はシンガポールで子育てをしながらジュエリーブランドの仕事をしています。

▼「SAYOKO JEWEL」WEBサイト
英語版

・日本語版


ー昨年ジュエリーブランドを立ち上げたとのことですが、どんなきっかけで?

シンガポールに移住してからは子どもの出産や子育てなどでしばらく仕事から離れていましたが、ようやく落ち着いてきたなというタイミングだったのでブランドをスタートしました。
もともとジュエリーはすごく好きだったので、いつかジュエリーブランドをやってみたいなと考えていました。
アパレル企業で新規ブランド立ち上げのディレクターをやらせてもらったので、デザイン、買い付け、PRなどブランドに関する一通りのことを経験させてもらいました。
この経験がジュエリーブランド立ち上げにもすごく役立っています。

ー子育てと仕事の両立はどのように時間をやりくりされていますか?

今は子どものことを最優先にしているので、仕事は主に子どもたちがスクールに行っている時間と子どもが寝た後だけ。15時頃に帰ってきてからは子どもたちと楽しむと決めているんです。
仕事に費やせる時間は限られていますが、人を雇ったり外注をして時間をつくりだす工夫をしています。
あと、人件費を使うと「何としてでも結果を出さないと!」とさらにエンジンがかかるので、そんなところもメリットですね。

ー海外でビジネスをスタートすることに困難さはありましたか?

やはり言語が日本語ではないので、例えば税金のことや、会社経営にまつわる手続きなどは細かい内容がわかりづらくて大変ですね。
また、マーケティングやHP制作など一緒に仕事をしている人たちは日本人ではないので、コミュニケーションの面でも日本との違いを感じていますが、日々やりがいを感じながら楽しく取り組んでいます。

何か困ったときはビジネスをやっている知り合いや友人に聞いています。こういった人たちの存在があるので、「何かあっても乗り越えられる」と前向きにチャレンジできるんだと思います。

ーご友人の存在が刺激になっているんですね

私のママ友は子育てをしながら自分のビジネスをしている人が多くて、自分のやりたいことにチャレンジしている姿をいつも見せてくれます。
子育てはもちろん、仕事や遊びも全力で取り組んでいて、自分の人生を楽しんでいる。私にとってはそんな友人たちがとても素敵に思えるんです。

「母親だから○○しなければならない」という考えは全くなく、誰もそういうことは気にしていません。
そういった環境が「人生楽しんでいいんだ」「自分も楽しもう!」という気にさせてくれるので、すごく心地がいいです。

ジュエリーブランドを立ち上げたのは、そんな友人たちから刺激をもらったのも大きいですね。ブランドを始めてからは、ビジネスの話ができるようになったし、友人もすごく興味を持ってくれているので、さらに交友関係が広く深くなりました。

ー新しいチャレンジをすることに恐怖はないですか?

何か挑戦するときに思うのは「ノーリスクノーリターン」だということ。やってみないと得られるものもない。今ここでチャレンジしない方がリスクだと考えて、一歩踏み出します。

この考え方になったのは学生時代の経験があったからかもしれません。
中学と高校は私立の女子校に通っていましたが、学校が自分に合っていなかったんです。校則が厳しくて、型にはめられる環境が苦しかった。
そんな私を見かねて父がNYの学校への転校を進めてくれたんですが、当時9.11のこともあって不安な点も多く、私は決断しませんでした。
でも、そのことがずっと心に引っかかっていたんです。「やらないと、ずっと後悔するんだな」と気づきました。

大学に入ってからは、やりたいと思ったことはとにかくトライしました。
ロンドンにファッション留学をしたのも、中学で行かなかったNYへの心残りがあったから、迷いはなかったです。
自分で考えて、選択して、行動することが、自分には合っているし、自分らしく過ごせると実感しましたね。

ーこれからはどんなことに取り組んでいきたいですか?

現在、ジュエリーブランドは主にシンガポールと日本との取引を行っていますが、これからは他の国にもマーケットを広げていきたいと思っています。
海外に住んでから日本の品質や職人技の素晴らしさを改めて感じました。この日本の技術の良さをもっと世界に広げていきたいと考えています。

タイムレスでありながらデザイン性もあり、質が良いジュエリーを多くの人に楽しんでもらえるように、これからもブランドを成長させていきたいです。

読んでいただきありがとうございました!
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