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「働き方を変えることは、生き方を変えること」看護師から動画制作者へ - 動画で切りひらいた、わたしの“今” あんりさんの場合 –


「この仕事を一生続けて、自分はしあわせになれるだろうか?」
そう思った時、あなたならどんな行動を起こしますか?

女性限定動画制作スクール「mimosa」には、色々な想いを抱えて一歩を踏み出し、自分の手で人生を切り拓いた仲間がたくさん集まっています。

「今の働き方に、どこか違和感がある」
「動画制作を学ぶことで、自分の人生がどう変わるのかを知りたい」

そんなあなたに、「mimosa」を卒業した人たちが動画制作を学び、どう人生を切り拓いていったのか。彼女たちの“今”につながる物語をお届けしてまいります。

今回は、看護師から動画制作の世界へ飛び込んだ、mimosa5期・キャリアコースの卒業生、由井 あんり(あんりさん)にお話を伺いました!

本当に実現したいことを実現するために
12年続けた看護師を辞め、妹と地元長野で活動を開始

<あんりさん>

――あんりさんは、今どのようなお仕事をされていますか。

長野県で、昨年から妹と一緒に「KINONE」というクリエイティブユニットを組んで、地元の素敵な「人」や「もの」を紹介するWebメディアを運営しています。妹が写真とライティング担当、私が動画担当で、これまで5名の方に取材をさせていただきました。

stories of SHINSHU
https://kinone-nagano.com/

また、以前やっていた看護師の仕事も、バイトという形で週に数日程度、細く続けています。

――看護師をされていたんですね。看護師のお仕事はどのくらい続けていたんですか?

昔から地域の訪問看護に興味があり、長野県の総合病院に就職して12年ほど看護師として働いていました。

訪問看護に興味を持ったのは、大学時代に、深夜のドキュメンタリー番組で訪問看護の様子を見たのがきっかけです。

おうちでいつも通りに暮らしながら、医師や看護師が定期的に見にきてくれる安心感もある。治療をするとなると病院で過ごすことが一般的ですが、「いつも通りに暮らしながらできる医療があるんだ!」「ああこれが看護の原点なんだな」と、とても魅力を感じて、この病院で働きたい!と思って就職を決めました。

――強い想いを持って始めた看護師の仕事であったにも関わらず、職場を離れようと思ったのはなぜでしょうか?

看護の仕事自体はとても好きで、「自分にとっては天職だな」と思って働いていました。でも、やはり子育てをしながらだと、働き方がハードすぎたんです。しかも核家族で共働きともなると、時間がただただ流れるように過ぎ去っていってしまいます。

「人に寄り添う」ことはとても好きでしたが、それ以外の部分での過酷さが、どんどん自分にのしかかっていきました。

「このまま看護師として65歳まで働くのは。きっと自分がもたない」
「自分のやりたいことは、看護師じゃなくてもできるんじゃないだろうか?」

そんな考えが浮かぶようになったんです。

――あんりさんが、看護の現場でなくても実現できるかもしれないと思った「自分のやりたいこと」とはなんですか?

私は、人の思いに触れた時に、すごく自分の心が動きます。

その人の考えだったり、その人が本当にやりたいことだったり。その気持ちに寄り添って、それを私が持っている技術で実現をサポートできた時に、深い喜びを感じられるんです。

病院で働いていると、患者さんはもうおうちに帰りたいけど、「迷惑をかけるから」とご家族に言い出せない場合などがあります。そういう時、本人同士だとうまく伝えられないところを、看護師としてその橋渡しをしてあげられた時など、すごく嬉しかったんです。

――あんりさんは、患者さんとの対話の時間をすごく大切にされていたんですね。

そうなんです。話す時間をすごく大事にしたいのに、やはり看護の現場では時間が足りなくて。それで、もやもやしてしまっていたことも、大きな理由のひとつですね。

だから、看護の現場を離れて、もっとじっくり相手のお話を聞きたいなと。そしてその想いを、看護とは別の形でお手伝いすることもできるんじゃないかと。

そうしたら働き方のストレスもなく、もっと自分らしく生き生きと働くこともできて、最高なんじゃないか?と。

そこで、東京でライターをしていた妹が結婚して長野に戻ってきたのをきっかけに、2022年3月、勤めていた病院に退職願を提出しました。

訪問看護ができる看護師になれるまで、あと一歩、というところでした。それでもあの時に、新しい道へ進むという選択をしてよかったと今も思っています。


「mimosa」との出会い

<取材の現場>

――看護師を辞めてから、なぜ動画を作るようになったんですか?

妹はライターだったので、妹と一緒にだったら、メディアを立ち上げていろんな人の話を聞きにいくことができるのでは?と思いました。

そうやってメディアを立ち上げ、自分には何ができるだろうと考えた時、動画だと思ったんですよね。

そこで、「じゃあ、あなたはライティングと写真で。私は動画を撮るから」と役割分担を決めた、というのが私が動画をつくるようになったきっかけです。

――全くの未経験から、動画制作を始めたと。

とにかく思い立ったら行動を起こしたくなる性格なので、YouTubeでチュートリアルなどを見て独学で動画のつくり方を勉強しました。そして妹と二人でstories of SHINSHUというサイトも立ち上げ、色々な人のところに取材に行きました。

でもいざ作ってみると、やっぱり伝えたいことに対して、自分の技術が全くおいついていない。それが本当に悔しくて。「もっといい動画を作るには?」と考えるようになりました。

――「mimosa」に出会ったのは、そんな時だったんですね。

2022年の10月ごろ、とにかく自分の映像を作る技術をあげたくて、ひとりでウンウン言いながら悩んでいました。とにかくその方法が知りたくて、素敵な映像を作られている映像クリエイターの方々を、Twitterでフォローしていたんです。

ある時、その中のお一人が、Twitterスペースで「地域×映像」というテーマでトークをしているのを見つけました。そこでホストをしていたのが「mimosa」の代表のしおりさんでした。

私も長野で地元の素敵な人たちを映像で紹介したくてメディアを立ち上げたところだったので、テーマがまさに!という感じで。さらにスペースを聞いて、しおりさんがとても素敵な方だなと思って、しおりさんについてすぐ調べてみました。

すると女性限定の動画制作スクール「mimosa」を運営されているではありませんか!しかもちょうど5期生の募集のタイミングで、「これだー!」と、直感で入会を決めました。

働き方を変えたら、
180度違う世界が待っていた

<カメラを構えて撮影>

――「mimosa」に参加する前の自分と、参加したあとの自分。どんなところが特に変わったと思いますか。

まず撮影のスキル面は明らかに変わりました。カメラの動かし方、アングル。編集の仕方も変わりました。

それ以外にも、撮影をする時に、これまでは自分の目線でしか考えられていなかったのですが、

「どうやったら相手の緊張がほぐれるかな」
「その人らしくいてもらえるところで撮影しよう」

など、相手のことを思って撮影ができるようになりました。

――看護師として人に寄り添うことと、動画を通して人に寄り添うこと。どんな違いがあると感じますか。

人の想いに寄り添うことは同じですが、動画を通して今まで出逢えなかった様々な価値観の方に出逢うことができ、私の感性もより豊かになったと感じています。

特にしおりさんたちをみていると、自分の得意なことを活かしながら、すごく楽しそうに働かれている方が多いんです。

やっぱり一度きりの人生だから、もっと楽しく生きていきたいなと。
「mimosa」にいる、さまざまな想いを抱えて一歩を踏み出した仲間たちからも、とてもいい影響をもらっています。

――自由に働き始めて、周りの人からの反応はいかがですか。

「動画の話をしているときのあんりの表情ヤバいね」って友達から言われます(笑)それくらい、いきいきして見えるんだと思います。生まれ変わったくらいに。

同じ病院の同期だった夫も、最初はやはり同じ仕事をしていた仲間としての寂しさや、先行きの不安もあったみたいなのですが、少しずつ応援もしてくれるようになってきました。「一定額お金も稼げるなら、なんでもいいよ」と。ちょっと諦めにも聞こえますけど(笑)

子供たちも、今まで忙しくて児童館にばかり通わせてバタバタした夜をすごしていましたが、最近は私が叶えたかった、“子供たちとの時間”を過ごすことができ充実しています。

たまに忙しそうにしていると、子供が「お母さん、頑張ってるもんね」と声をかけてくれることもあって、子供って本当に見てるんだな〜と感じます。

「誰かのために」から「自分のために」へ
自分軸に切り替えることで人生が好転

<動画の話をしていると笑顔があふれる>

――あんりさんにとって「動画」とはどんなものでしょうか。

自分らしくいさせてくれるものですね。

動画という表現方法に出会えたことで、毎日を自分らしく過ごし、夢も叶え、好きな人にも会いにいくことができている。

子供のころから好きだった「作る喜び」を思い出したり、動画に出会ったことで、本来の自分を取り戻せているような気がします。

――これまでずっとおいかけていた「訪問看護」という夢に、いい意味で囚われることなく、夢の本質部分である「人の想いに寄り添いたい」を実現するために、しなやかに手法を変えたことで、自分らしさを取り戻すことができたんですね。

ずっと看護の世界にいた時には「誰かのために」という想いで生きてきました。

でも、「自分のことを大切にしよう」と思うようになってから、人生が好転していったような気がします。

――これから動画でどんなことを実現していきたいですか。

今までは、自分たちが会いたい人に会いにいってきたのですが、これからは、地域の人に必要とされる人になりたいと思っています。

とにかく自分たちのことを見つけて、信頼してくださった方たちに精一杯寄り添いたい。そのために今、色々と準備をしているところです。

この働き方は、自分で時間の使い方を決めていける働き方だな、と思っています。

これまでは会社に勤めて、決められた時間の流れの中で、自分には合わないなと思うこともなんとかやってきました。でも今は、行きたい場所に行って、会いたい人に会うことができる。

そんな充実した「私、生きてる!」という感覚を味わいながら毎日を過ごせることにすごく感謝をしています。あとはこの生活を手放したくないので、ちゃんと仕事としてお金も稼ぎながら、みなさんの力になっていけるよう、動画制作の学びにますます力を入れています。

――「mimosa」の受講を考えられている方にメッセージはありますか

動画制作に関心のある方は、とにかくめちゃくちゃおすすめです。

本当に見える世界が変わります。出会える人も変わります。
しおりさんやあさひさんの言葉からは、動画制作の枠を超えて人生の学びがたくさんあります。
一緒に走っていける仲間もたくさんいます。

興味のある方は、勇気をもって一歩を踏み出してみてください。
もしかしたらあなたの夢は、「動画制作者」という働き方で、もっとあなたらしく輝いていけるのかもしれません。


取材・文/谷本明夢


【mimosaについて】
女性限定動画制作スクールmimosa (ミモザ)

一生もののやりがいとスキルを、あなたに。
11回のカリキュラムを通して動画制作の基礎を学んでいただける⼥性限定の動画制作スクールです。
mimosaではスクールとコミュニティの両方の性質を持つため諦めることなく成長することができる環境を整えています。
受講生の平均年齢は37歳。下は大学生から上は60代まで、幅広い年齢層の女性にご参加いただいております。
それぞれのライフステージに応じた目的・目標を実現できるよう、mimosaは全力でサポートします。


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今年の募集はmimosa6期が最後になります。
次回は2024年以降。
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まずは体験会にお越しください。

【日程】 3月18日(土) 10:00-11:30
     3月21日(火) 10:00-11:30

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