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【感想】花バウ公演『PRINCE OF ROSES』

初主演にふさわしい演目と役どころに感謝感激五体投地の舞台だった、『PRINCE OF ROSES』の感想文です。

ネタバレを考慮できず、考察とかできない人間の備忘を兼ねた感想+感謝用の記事です。
本当に何も配慮していないので、読んだ後の苦情はご遠慮ください。
間違ってるところはそっと教えてくださるとうれしいです。

聖乃あすかさん主演の『PRINCE OF ROSES』を見ました。
下級生のころから見ていたので、親しみと愛をこめてほのかちゃんと呼んでしまいますファンの方ごめんなさい。

話の舞台は薔薇戦争当時のイングランド。
なんかもう、この時点で中二病を患ったことがあるひとは頭を抱えてしまう感がありましたけど、あらすじを見るとほのかちゃんが演じるのはヘンリー・チューダー。
チューダー朝の始祖ね!ヨーク家との姫のロマンス(相思相愛だった)もあるし、これはいいかも〜!くらいの気持ちでしたし、何よりこれから新しい国を作っていく人物を演じるのがこれからの次世代を背負って立つ聖乃あすかというのが、演出家の意図と意気込み(とデビューすることへのキラッキラの夢と希望と野心)を感じて、見る前からめちゃくちゃ期待してたのですが、実際に見たらもうそういうレベルを軽く超えていました。

まずタイトルがすごい。
PRINCE OF ROSESっていうタイトルの説得力がすごすぎる。
発表されたときは普通に薔薇戦争だからね、なるほど〜!くらいの気持ちだったけど、聖乃あすかさんはまじで「薔薇のさだめに生まれた」って言われても納得できるレベルの美。
ずっと美のカーニバル。
眉毛の形まで美しい。彼女を生み出した神が眉毛の毛の流れまでも整えたのか?っていうくらい、零れ落ちる髪のひとすじすら芸術的で、見るたびずっと「?????????????」となってた。
なんかずっと視界の端を可憐すぎる時の精が舞ってたのも、私の幻視を後押ししてると思うんですけど、全員可愛いし手足長いしあれが生きて動いて微笑んでいるという事実がすごい。みんなご飯何食べてるの??
話がずれてしまいましたが、プロローグの時点から主人公のヘンリーは神に祝福されているんだな…みたいな刷り込みが入って、いよいよ本編が始まります。

1471年のロンドンでは、ヘンリー6世(冴月瑠那さん)が戴冠して、王妃のマーガレット(万里柚美様)(宗教上の理由によりて万里柚身様とお呼びしています)とともに平和な世を作りたいと考えていました。
そこにジャスパー・チューダー卿(高翔みず希さん)が会わせたい人がいる、と甥のヘンリーのことを切り出します。
この辺、ヘンリー6世は実はこの時点で復位であるとか彼が精神不安定だったとか、復位までにめっちゃ血生臭い諸々があったとか、掘れば掘るほど色々あることにはあるのですが、その辺はさらっと流して、早く、早くヘンリーをここへ、となるのめちゃくちゃ上手いなと思いました。
そして現れたヘンリー・チューダー(聖乃あすかちゃん)。
なんというかもう、この時点ですごかった。思い知った、タイトルの意味を。
よくヨーロッパの伝承とか昔語りで「彼が現れると光があふれ、天使がラッパを吹き鳴らした」みたいな文章があるじゃないですか。
昔は「ふーん」と思っていましたが、今ならわかる、この意味が。
ライトが強いとかそういうレベルを通り越して、いきなりその場面が発光したかのような、西から太陽がのぼったみたいなすさまじいオーラ。
「このひととがスターなんです!!!!!!!!」という、有無を言わさぬ発光。
否応なく「彼女が主役」ということを知らしめてくれるオーラに焼かれてしまいそうでした。
観客の私がこの時点で焼かれてしんでいるのですから、舞台上の人物たちもそうならないはずがなく、顔を上げさせた王や王妃も「彼こそが次の世を作るのだ」みたいな気持ちに一気になってしまっています。
冷静に考えると一国の未来を考えるのに「決断が速いな?!」となるんですけど、そうなっちゃうのもわかるなとなってしまうくらい、なんというかもう、それくらい圧倒的な「美」なんですよね。
ただの造詣の美しさではなく、たたずまいの美、様式の美、上手く言えませんが、長く続いてきた伝統を継承し、それだけでなく新しい形で時代につなげていく美を感じさせる、何もかもを超越した、これがスターなのだなと感じさせてくれるオーラがまばゆいばかりで。
平和な世を作っていこうというヘンリー6世に力強く頷くヘンリー。

しかし平和な時代は長く続かず、あっという間に次の場面ではヘンリー6世が失脚、彼はただひとりのランカスター家の男子となり、亡命せざるを得なくなります。
縄をかけられてなお美しい万里柚美様、ご出演くださって本当にありがとうございます。
息子の命をなんとしても守ろうとする春妃うららちゃんのマーガレットが大層麗しく情感のある美貌で、ヘンリーと親子だという説得力がすごい。
母としてはどう見ても若く見えるかもしれませんが、ヘンリーを生んだのが13歳だったことを思えばそれも納得というもの。
何より母としての情愛の表現が素晴らしく、役者だなと感じました。
ヘンリー・チューダーはウェールズに所縁のあるひとなので、セットもおそらくそれを意識したのだろうなという部分がありました。
東宝版エリザーベートを見続けた人間にはなじみのあありすぎる巨大な3つのセットが、場面ごとに回転したり横になったりして、城内や町、草原を演出してくれます。
灰色でほぼ統一し、ライトで白薔薇や赤薔薇を見せるというのが非常に効果的になっていて、時折セットの向こうにウェールズの曇り空、冷たい海が見えてきそうなときがありました。

ヘンリーを逃がしたロンドンでは、息子の無事を祈るマーガレットと、この作品におけるウルトラ儲け役のトマス・スタンリー卿(一之瀬航季くん)が結託、つまり彼女自身4回目になる結婚をすることになります。
その辺の色っぽいシーンがなかったのが残念といえば残念ではありますが、たぶんそうなったら話の本筋に戻るどころの話ではなくなってしまうと思うので…美男美女の愛ではなく始まる結婚、気になりすぎる…。
ていうか現在も伯爵家としてお家が存続している(ダービー伯爵家として首相を輩出しています)トマス・スタンリーを見ることができるのも、舞台の醍醐味だなと感じます。
イギリスの諸々を系譜にしようとすると入り乱れるどころかところどころ回転したり捻れたりしているので、簡潔に表を作れるひとが本当にすごい。

その頃ヘンリーはブルターニュで二人の来訪者を迎えていました。
トマスの弟のウィリアム・スタンリー(芹尚英くん)とヘンリー・スタッフォード(希波らいとくん)です。
足が異次元の長さを誇る、ランカスターの血を引きながらもヨークの保護を受ける貴公子。
ぱっとわかると明るさと、そこはかとなく破滅の予感のする不安定さのにじむ笑顔でとても魅力的です。
ヘンリーとヘンリー。「同じ名前だな」と笑いあう二人。高まる不安。
ヘンリーは同じころに、もう一人の客人を迎えます。
名前はイザベル。フランス国王の使いと名乗りながらも上手ではないフランス語を駆使する、どう考えてもあやしい彼女は、ヘンリーの館に客人としてとどまることになるのでした。

ロンドンではヘンリー6世の時代から一転、ギスギスした新しい世になっていました。
即位したのはエドワード4世(羽立光来さん)ですが、スタンリー卿達が危険視していたグロスター侯(後のリチャード3世、優波慧さん)は優雅な態度の中にも不遜さを含ませて、野心満々の様子。
なんだかこの時点で未来が見えてしまい、ヘイスティングス卿やクラレンス卿の今後を考えると、この舞台の中で生きて終わりを迎えられる人物の方が少ないのでは??みたいな気持ちになってきますが、どんどん不穏さを増していくごとに舞台も暗くなってくるので、先がどんどん楽しみになってきます。
この時代は、先に述べた関係性と同じで、誰が本当に味方で、誰が誰と裏で繋がっているのか、すべて理解できるひとは誰もいない、混沌の時代です。
同盟と結託、裏切りと破滅、調略、懐柔、張り巡らされた罠――イギリスで何度もドラマや映画になるほど、エンタテイメントというよりはサスペンスに近い複雑な人間関係が特徴ですが、今回の舞台はそうした中で「何を信じるのか、誰が信じられるのか」から「どう生きるのか、誰と生きるのか」、転じてまっすぐに信じる道を貫こうとするヘンリーを中心に、様々な人物の生きざまも書いている、意欲を感じる作品でした。
運命に流されるままの状態から、様々な人と出会い、「信じる」ことに葛藤し、悩み、もがきながらも道を見つけようとする、今の青年にもつながる苦悩を、聖乃さんは本当にみずみずしく演じていたと思います。
最後に二人で手を取り合うシーンは涙が出るほど美しい希望に満ちた構図で、とても良い幕切れでした。

話の流れとしては、主要なところを摘まみつつ、創作を入れたという感じ。
すべてが史実に忠実ではないけど、そう違和感もないので特に問題ないと思います。
リチャード3世の遺骨が見つかってからも10年たってないし、これからもまだ新しくわかることがたくさんあるんじゃないかなと思うので。
確かにこのあたりの歴史ってある程度知らないと意味わからない(他国からの輿入れとか家同士の繋がり、兄弟の確執など)んだけど、まったく知らない状態で見ても大体こんな感じかな?とわかるように説明されてたんじゃないでしょうか。
竹田先生の「ここだけは押さえておいてください!」がわかりやすかった。
赤薔薇!ランカスター!!!白薔薇!ヨーク!!!!!
最悪でも、これだけ覚えていればなんとなくわかる。
予習していれば楽しいのは歴史もののよいところだけど、物語から自分が何をどう受け取るかも素敵な演劇の楽しみだと思うので、そう予習に時間をかけなくてもよいかな、と個人的には感じました。

何より、竹田先生の夢と希望がいっぱい詰まった、熱くて楽しい舞台でした!
デビューのキラキラがとにかくまばゆかった!
楽しかったですし、何より最後にショーがバリバリついたこと。
それが全部よかったのがもう、最高だな?!
デュエットダンスまでは予想できたけど、その後で爆裂ソロダンス&歌唱があるなんて想像できます?
流れとしては、

ダブルデュエットダンス?!

デュエット〜!!

ソロ!!!!!!!!!!!!!!!!
(爆裂ダンス最高竹田先生本当に感謝)

で、最後の方はほぼ拝んでいたし気づいたらめっちゃ手拍子してました。
王国の夜明けを見てしまったな…。
竹田先生はショーの才能もある気がします。
何よりも、確かに脚本としてはたぶんこれからという部分があるにしても、『主演の聖乃あすかをこれ以上ないほど美しく演出』し、『出演生徒ほぼ全員に台詞と見せ場を作ることができる目配りができている』という、宝塚の座付き演出家のデビューとしては、個人的に100億点満点のデビューだったのではないでしょうか。
話の才能はもちろん必要だけど、いろんな人に役をふる、それだけのキャラクターを作り出せる力は得難いもの。
特に新人公演ができない今、今回が初台詞となってひとも多かったに違いなく、それだけでも価値のある公演だったと感じます。
竹田先生、本当にデビューおめでとうございます!これからも応援しています。

【ここから聖乃あすかちゃん感想というか絶叫】
それにしても聖乃あすかちゃんのただ事ではない美、あれはいったいほんとにどういうことなんですか???
出てきた瞬間王達が国の未来を託したくなっちゃうのがはちゃめちゃに理解できてしまうレベルの発光具合で、出てくるごとに変わる衣装も「この服を着るために生まれてきました」みたいな似合いっぷりで、あまりにも美しいので毎回「えっ?!美しい…えっ?!?!美!!!!」と十度見くらいしてしまった。
イザベルに対しては常に敬語なのに、思いが通じあった後「今日はゆっくり休もう」という時の言葉遣い!!やわらかな声音!!!!包容力!!!背に回された手!!!!!
台詞の聞き取りやすさや癖のない歌唱、笑ったときのぱっと場が輝くような、もって生まれた華とおおらかさが聖乃あすかちゃんの大きな武器だと思う。
ほのかちゃん〜普段あんなにふわふわしてるのに!
劇中色んなところを見ていたはずなのに、ふと思い出すのは微笑む聖乃あすか、凛々しい聖乃あすか、踊りまくる聖乃あすかでもう色々とやばい。
早く舞台写真がほしい。
最後に薔薇の花びらが降ってきた瞬間、ば、薔薇の精だ〜!!!と本気で思いました。
なんかほんとに、「私は薔薇のさだめに生まれた。華やかに激しく生きろと生まれた」とか言われても「そうだよね…私もそう思う…」と首が折れるまで頷きたくなる美貌で、きゅっとひそめた眉根の皺まで美しいって何事??
「聖乃あすか 美」でサムネ埋め尽くしたい。
これはもう新しい王朝開いちゃうなって力尽くで納得させられる美と、何より「この人は上に立つに相応しい」って思わせたのは脚本演出の竹田先生と聖乃あすかちゃんの合わせ技だったと思います。
間違いなく次世代を背負って立つ人なので、そういうスターに相応しい演目、相応しい役がついたことを喜びたいという気持ちでいっぱいです。
つい美貌ばかり連呼してしまうけど(あまりの美しさにまず脳髄を焼かれてしまったので)、聖乃あすかちゃんのお芝居がすごく好きだし、(ファンの方はもちろんご存じだと思いますが)要所要所の表情が本当に魅力的。
ヘンリー6世の失脚から亡命せざるを得なくなった時の悔しさの滲む表情、イザベルを面白そうに見つつもやわらかさの失われない眼差し、誰が信じられるのかと苦悩にゆがむくちびるに、前を見据えて決然と顔を上げた時の、息を呑むほどの強い瞳。
眼差しに力があって、素直なお芝居がまっすぐ伝わってくるのがすごい。
しかもおおらかであたたかい包容力があって、すっぽり相手役を包んでしまえるんだからもう、これは理屈じゃないのだと思います。
口跡のしらべがいいから、わかりにくい名前もとにかく聞きやすく耳に残りやすい。
そして何より品がある。
心底大切にしてほしい男役だと感じます。
これから色んな役が見たいし、そのうち今回のリチャード三世みたいな役も見てみたいな。瞳に引力があるから、色悪も似合うと思う。

演出家の先生方、宝塚の偉い人、今後の役付け、宜しくお願いします。

今回唯一、不満を言うとするなら(というか、やってほしい!と思った)、最後のダンスソロ後、聖乃あすかちゃんが持ってた薔薇を投げてくれなかったことなんだけど、もし投げてたら客席で薔薇戦争が勃発しただろうから投げなくてよかった。
ほのかちゃんが投げた薔薇なら、たとえ棘だらけでも血まみれになろうとも力の限り握り締めたいです。
聖乃あすかさんをこの世に生み出してくださったすべての森羅万象、宝塚に合格させた試験官の皆さん、主役にしようと決めたえらいひと、彼女の初主演にあたりヘンリー・チューダーを当てようと考えた竹田先生、本当にありがとうございました。

【個々の感想】
■優波慧ちゃん(リチャード3世)
毎回思うけど、本当に足長いな?!
異次元の場所から足が生えている…。
お芝居も一際目立つ(かといって悪目立ちしない)演技で、あの役ならなるほどな〜という狂気もあってすごく場が締まる。
最後のダブルデュエットも「え!」という驚きがあったけど、娘役さんと組んだ時にしっかり支えてくれる感じがたくましくてとても素敵だった。上手くなったなあ…。
美羽ちゃんとのデュエットも最高だったんですけど、ちょっとだけふらついたようにも見えたりりかちゃんを支えてあげた時の笑顔、とっても素敵でした。

■美羽愛ちゃん(アン・ネヴィル)
今回PORではじめて認識しましたが、名前の通りの愛らしさと美しさが同居する麗しさですごく素敵でした。
本当は、新人公演の紅緒だったんですね。見たかったなあ…。研3でここまでできれば立派の一言。
にっこり笑ってリチャード三世に両手を広げるところ、すごく素敵だった。たおやかさもあれば冴えた美しさを全面に出せる演技力もあって、すごく頼もしい娘役。彼女もこれからすごく期待だなと感じました。
彼女のヒロインも見たい!

■春妃うららちゃんの(マーガレット)
情感があってすごくよかった。
お顔の美しさにまず目がいってしまうけど、ドレス捌きも上手&やわらかい声に母親の愛も感じられて素敵だった。

■華雅りりかちゃん(エリザベス)
相変わらずの美しさだった~好き!彼女のラリサもよかったし、憎めないしどけなさがあるのが彼女の最大の魅力。
今回も出る度状況が変わってる役を上手く演じてたと思う。

■峰果とわちゃん!!!!(ケイツビー)
すごく芝居心のある男役さんじゃないですか?!
声音の作り方というか、嘲ったり、リチャード三世に罵られて「ございません」と小声で返すところも振り向き様の視線の投げ方もすごくよかった!最高~!!!
陰謀渦巻く時代のイギリスだから、こういう人がいるとぐっと場が締まる。
たぶん、ぱっと笑うとかっこよさよりも可愛らしさが目立つお顔なんだけど、芝居中はずっと一癖も二癖もありそうな表情をしていて、めちゃくちゃ見ごたえがあったし、出てくるたびに「お!」と注目してしまった…視線泥棒でした。

■一之瀬航季くん(スタンリー卿)
どこまでも続く長い足…あまりにも立ち姿がよくて、ただ立ってるだけでも存在感抜群なのがすごい。
つくづく新人公演残念だったけど、きっとご本人とファンの方々が一番残念に思ってるよね。
台詞の押し出しがよくて、一筋縄でいかない人物像になっていたのはこの学年で本当にすごいこと。
ダンスは変わらずに伸びやかでキラキラしていたので、これからも頑張ってほしい。

■希波らいとくん(ヘンリー・スタッフォード)
笑顔が本当に素敵!
役名見て大体察せられてしまう人物なんだけど、出てきた瞬間役がたどる運命よりも「綺麗じゃん?!?!」となってしまってびっくりした。お芝居、頑張っていた。上達も見えてすごくよかったと思う。
花より男子のときも下級生ながらに存在感あったけど、実力が伴ってきた感じ。
そして足が…長い…次元の違うところから足が生えてた。

■星空美咲ちゃん(イザベル?)
はじめてこんなに意識したけど、リリカルな声がとってもかわいい。
あとあの時代のドレスが似合うシルエットの美しさが素敵で、どの衣装もとっても似合ってた。
歌やお芝居は、今新人公演がないから大変だよね…大きな役がついたことを励みにこれからも頑張ってほしい。

他にも、まじでさおたさんはじめ、冴月瑠那さんや羽立光来さんみたいな人がいるから舞台が成立すると思うので、こういう人たちを劇団はほんとに大切にしてほしい。
前述の二人は言わずもがな、羽立さん、ますます花組に欠かせないひとになっていくなあ。
他にもたくさんいたというか、台詞を言ったひとについてはほぼ全員記憶に残ったのですが、永遠に終わらない気がしてきたのでこの辺で〆ます。

全世界に見てほしい!配信も…という気持ちもあるにはありますが、バウ公演は、先日のトップスターの公演とかの例外を除いて、若手や新しい演出家先生の修行(育成)を含んでるから、配信はないのかな。
観たい気持ちは十分あるけど、これについては劇団の方針があるなら納得したいなという気持ちです。
配信はいろんな人がいろんな場所で観られるのが強みだけど、その分リスクも大きいと思うので…。
これまでのように、しばらくしてからスカステで放送という形でも十分嬉しいなと感じています。
これがデビューの演出家も、配信や意見を気にして個性が爆発しないと次に繋がらないし…今回と次の宙組のバウ二作とも、どっちも攻めてる題材だし、色々挑戦してみてほしい。
そようやくバウとかも公演できる段階になってきたからこそ、これからきっと(著作権の問題とかも込みで)配信できるものとそうでないものはどうしても出てきてしまうと思うから、今の時期に色々劇団側が考えてくれてるものをとりあえず受けとりたいです。

楽しい舞台を本当にありがとうございました!

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