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雑文のおもちゃ箱

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片付かないおもちゃ箱、木々や廃材を集めて造った秘密基地、 ごっこ遊びの数々、半世紀の時間が経ち、それらの遊びは出来なくなったけれど言葉の遊びは、まだ始まったばかり。
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2022年6月の記事一覧

連休中日

連休中日

 連休中日は朝から忙しい。まずは、かみさんの障害支援区分の聞き取り調査に市役所から調査員がやって来た。例によって、「通年かつ長期」問題で重度訪問介護サービスを利用すると、就労などの経済活動はもちろんのこと、文化活動や定期的な社会参加活動も出来ないことの制度矛盾を大分市は未解決のまま放置していることを笑顔で愚痴って、このままでは済まさないからなと心の中で言いながら玄関まで見送ってやった。

 続いて

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霊山に登る

霊山に登る

 満開の桜の時期が過ぎ、コロナが6の波から7の高波へと移行した卯月清明の候、ここ霊山の頂きからの大分、別府の町々の展望は薄っすらと春霞に覆われてる。新緑の木立を渡る風が汗だくの身体に心地いい。

 さて、内稙田登山口に9時半集合、夢ひこうせんから5人と私と自転車仲間1人の計7人でのパーティー、今日の特記事項としては、元気担当の部長が所要で欠席であること、もう一つはベテラン山ガールが1月の登山で弘法

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ガラクタ

ガラクタ

 子供時分の昭和30年から40年代、野駆け山駆け、学校帰りの道端や広場、路地でと、まああらゆるところが遊び場だった。団塊の世代の父親たちの人生の本流の脇で、ちょこまかと垣間見ていた景色には、完成品と呼ばれるような到達して形を成したものがまだ少なかった頃だった。朽ちかけそうなあばら家と建設中の構造物、打ち捨てられた部品と建設資材にスクラップたちが至る所に雑に積まれ、緩い管理の中でそこここに放置されて

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