見出し画像

「フルスイングできる環境がある」大企業とAIベンチャーを経て出会えたミーミルで働くこと(Customer Success Division 名智伸明) #バリューな人

ミーミルには、社員が大切にしている「6つのバリュー」があります。

日頃の業務や社内活動においても、バリューを念頭に置いて行動する社員が多いのはミーミルの特長のひとつです。

そんなバリューを体現しているメンバーを取り上げるインタビュー連載「バリューな人」、今回取り上げるのは、Customer Success Divisionに所属する名智伸明です。


「成長」を求めて一度はミーミルではない別の道を選択した


ー背景がすごいですね。どこにいらっしゃるのでしょうか?

山中湖です。バーチャル背景だと思いますよね(笑)。いま、ユーザベースにいる友人たちとワーケーションをしているんです。お客様との打ち合わせが入っている友人たちが室内を使っていて、僕は外に追い出されています(笑)。

ー鳥のさえずりをBGMに、インタビューを始めていこうと思います。名智さんがミーミルに入社した経緯を教えてください。

実は僕、二度ミーミルの入社を検討しているんです。

新卒では2015年に日本電気(NEC)に入りました。その後、2019年に転職活動をしたときにミーミルとも出会い、最終的にAIベンチャーに入社しています。しかしそれから半年強ほど経ったあとにミーミルにジョインしました。

まずNECに入った理由ですが、子どもの頃に海外に住んでいた際の原体験から、グローバルに向けて日本のものづくりの仕事ができる環境を希望していました。また、将来を見据えてITに関連した事業に携わりたい。それでITメーカー各社を検討したところ、当時はNECの海外の売り上げ比率が少なかった。きっと人材が足りておらず、伸びしろがあるだろうなと思い、逆張りで入社を決めました。

最初は国内向けの営業やマーケティング、事業開発を担当していましたが、3年目の途中から手を挙げて海外事業を担当することになりました。担当地域はアフリカで、日本と海外を行ったり来たりする生活が楽しくて。もともと、自分はキャラクター的に大企業には合わないだろう、すぐやめるだろう、と思っていましたが、営業、マーケティング、事業開発を経験して海外に行って……。結局4年半くらいNECにいました 。

ーNECでやりたいことをやれていたように見えますが、なぜ転職を考えたのでしょう?

なんだかやっぱりフルスイングできていないようなモヤモヤ感はあり、海外事業で一段落ついたタイミングで、ベンチャーに移ってみたいと思うようになったんです。

大企業で感じていたこととして「優秀な人材の能力を引き出しきれていない」という問題意識がありました。いわゆる「技術屋」のベテラン社員と話すのが好きで、彼らがもつノウハウが広がっていけば、よりよい世の中になるのに、と。そこで視野に入ってきたのが、こういった知見の活用に関する課題を解決できるサービスに携わること。アプローチとして「機械学習」か「エキスパートネットワーク」というふたつの方法があると思い、これらを比べて、前者を選んでAIベンチャーのエクサウィザーズに入社しました。

ー最初にミーミルを選ばなかったのはどうしてですか?

エクサウィザーズに入ったのは、成長できる環境を求めていたからです。ミッションとして 「AIによる社会課題の解決」を掲げている企業で、社員はコンサルタント出身の方が大半。天才的な、バケモノみたいな人ばかりで、これまでいた環境とガラッと変わる場所に身を置くことで、自分が成長できるのではないかと思いました。

ただ、入社してから、自分の本当の志向に気づいた部分がありました。というのも、当時AI市場はまだまだ黎明期で、「これ」というプロダクトはまだまだ確立していない状態でした。業務としては、担当者がコンサルティングを行う割合が多かった。コンサルタントとしての力はつくものの、自分がプロダクト志向の人間で、強いプロダクトを持つ会社で働きたいのだと認識することになりました。


会社は乗り合いバスみたいなもの。方向性に共感してミーミルに飛び乗った


ーそしてまたミーミルの面接を受けることになったのですね。最終的にミーミルに入社した決め手はなんだったのでしょうか。

大前提として、エキスパートネットワークサービスの事業内容に対する共感があります。

その上でまず、タイミングが大きかったかもしれません。AIベンチャーには半年強いましたが、その間、ミーミルからいろいろなアナウンスがあるのを見ていました。ユーザベースグループ入りをしたり、米国のエキスパートネットワークサービスであるGlobalWonks(現Enquire)と連携したり、新サービス「FLASH Opinion」が出たりと大きな変化がいくつもあって。「ミーミルはいま、面白いフェーズにいるのかも」と思いました。

次に、カルチャー。実は当時、同居しているパートナーがユーザベースで働いていたんです。お互いリモートワークをしていたためなんとなく社内の様子が伝わってくる中で、「自由と責任」を掲げるユーザベースグループのカルチャーがとにかく魅力的だなと感じました。採用方針も、スキルよりもカルチャーマッチを重視するスタイルであることもあり、カルチャーに共感している自分がうまくやっていけそうな印象を持ちました。

それで、入社前からお付き合いのあった中川(ミーミル執行役員)や守屋(ミーミル共同経営者)と再び連絡を取り合って2020年の9月に入社しました。

ミーミルの採用の中で印象に残っていることは、最終面接の際に代表の川口から「うちの会社の方向性と名智君の人生の方向性が合っていたら入りなよ」と言われたことでした。会社って乗り合いバスみたいなもので、行き先がある程度同じだったらいい。ミーミルのバリューのひとつにも「個人と会社のアライアンス関係」という言葉がありますが、それが体現されているなと。このひとことは本当に刺さりました。

ちなみに、ミーミルではなくユーザベースに入ろうとは考えませんでした。SPEEDAも大好きなプロダクトですが、ミーミルの事業に最も共感していました。また、ミーミルの「二面性」に惹かれました。小規模なスタートアップで自由度の高い環境でありつつ、メガベンチャーであるユーザベースのリソースを使うことができるのは自分にとって理想的でした。


リーダーが背中で見せてくれたバリュー。圧倒的な心理的安全性があるから背伸びできる


ー入社してからは、組織はいろいろと変化していますが、業務としては一貫して大企業のお客様の事業支援を担っていますね。

はい、セールスをやりながら、すでに契約いただいているお客様のサービス利用をサポートするカスタマーサクセス的な業務を担っています。担当するクライアント企業に寄り添い、ミーミルの多様な専門家が持つ知見を活用する形でさまざまな提案をしています。決まった形の商材を売るのではなく、お客様の事業課題に対してエキスパートが持つ知見やサービスメニューをいかに組み合わせて解決できるかを考え、最も価値が大きくなる形でサービス提案ができるよう試行錯誤しています。働き方として、大企業と比べると、「いつも自分で考えて行動する」という点がかなり違うと思います。

入社当時から最近までは、中川が直属の上司でした。彼のマネジメントのスタンスとして、メンバーを信用して自由にやらせてくれる一方で、何か難しいことが発生するとすぐに入ってくれる。そこに圧倒的な心理的安全性がありました。スキルや実力よりもストレッチすることが求められるけれど、自分として意欲や関心がある仕事に対して、圧倒的な心理的安全性がある環境で失敗を恐れずにフルスイングできる。こういう環境が一番成長できると身をもって体感しています。

難易度の高い仕事に挑戦していたときのエピソードが印象深いです。金融機関のお客様に対して、これまで社内でも前例がないようなソリューションを提案しようとしていたのですが、プレゼンの直前になっても案がまとまりきらない。そして運悪く、別件の対応がいくつも入ってしまったことがありました。本当に大ピンチだと思っていたら、中川が一肌脱いでくれて。オフィスにふたりで籠もり、何時間もかけてどうにか提案書を形にしました。

ユーザベースのバリューには「渦中の友を助ける」という言葉があります。チームで働く醍醐味や企業文化の大切さを学んだ一件でしたし、逆に周囲で困っているメンバーがいたら助けたいと自然と思いました。仕事に主体性を持ちつつ、本当に困ったときには助け合える。ミーミルはそうした風土が根付いている組織だと思っています。2社を経てミーミルに来て、自分の理想に近い形で働けているなと思っています。


二面性を持つミーミルは、チャレンジにちょうどいい場所


ーミーミルにはどんな人が向いていると思いますか?

とにかく「カルチャーフィット」が究極ではありますが、ミーミルはエキスパートもクライアントも多様なので、どんな業種から来た人でも活躍しやすい環境だと思っています。いろんな人と働けると自分の幅も広がるので、ウェルカムです!

そして自分同様に、大企業からベンチャーにチャレンジしたい人が飛び込むにもいい場所かもしれません。大企業を出ていくのは不安なものです。しかし、ミーミルはユーザベースという上場企業が母体となっている安心感がありながらも、スタートアップ色の濃い企業で、それでいて独自の商材で勝負できる。このような働き方はなかなかできないと思います。

ー名智さん自身は今後、どのように働いていきたいですか?

仕事をする中では、お客様が思ってもいないような価値提供の形態を探したいと思っています。クライアントからの「期待を上回った」とか、エキスパートからの「この案件、楽しかった」という言葉がやりがいです。クライアント×エキスパート×サービス提供形態の組み合わせは無限です。おもしろい組み合わせができて、めちゃめちゃ価値が出て、関わったみんなが楽しい状態になったら本当にうれしいです。

そしてサービスを進化させるためにお客様のニーズを汲み取って、提案し、プロダクトに還元していきたいと思っています。ミーミルのサービスは柔軟性が高いので、クライアントに対して価値を提供しながら、商材を磨き上げられるようフィードバックをしていきたいです。

ー名智さんはユーザベースの新規事業育成プログラム「Think Beyond」にエントリーするなど、ユーザベースのアセットを最大限に活用して自由に動いているなと思います。今後はどうなりたいですか?

「知的探究心」がモチベーションの源で、それに従うままに動いていきたいです。

長期的には、人の「経験知」よりコアに近いところにある、「価値観」にフォーカスした事業に携わってみたいと思っています。具体的になにをするかは未定ですが、起案者の志に共感した出資者が集まるクラウドファンディングがコンセプトとしては近いかもしれません。

これからますます所属組織の枠を超えて働くことが当然になって、プロジェクトベースで仕事をすることが増えていくだろうと、ミーミルに入社して実感しています。そんなとき、人が集まるときにコアになるのは、知見より深い「価値観」のような部分なのではないかと思うんです。それを可視化させて、価値観が合う人たちの人生が交わるような仕組みづくりができたらおもしろいなと考えています。

株式会社ミーミルでは仲間を募集しています

現在、ミーミルでは一緒に働く仲間を募集しています。

何よりも「経験知に価値を与える」というミッションに情熱とワクワク感を持ち取り組む仲間、そして大切にするVALUE/カルチャーに共感する仲間を募集しています。ぜひ採用サイトから募集ポジションや業務内容をチェックしてみてください!

[編集 南部菜生子/デザイン 錦織優希子]

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?