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縁起がいいような趣味がいいようなそうでもないようなw

職人をしているオットは、日本の伝統文化とか庶民の道具とかがとても好き。で。大学時代に民俗学を専攻していたワタシも、民藝とか古道具に惹かれる性質。
ではあったんだけど、今年ほど、もう我が家はその路線でいくんですねってなった年はないくらい、家の中をチェンジした。

お家のなかにカメさんがやってきたw

まるまっこい可愛い陶器のカメさん。
中庭があったら、ぜひとも飾りたいけれど、ないので玄関の中に石を置いて飾っているようす。オット作。
「外に置いて盗まれたらやだ」とワタシが外に出すことを反対したため(笑)


しめ飾りの鶴と亀

縁起物といったら、鶴と亀ですよね。

こちらは、しめ飾り。
鎌倉・佐助にある民藝・もやい工藝さんより。ホームページで、入荷情報が入ったらすぐに、買いに行くかんじで。


しめ飾りの海老

鶴亀のみならず、海老だってあるんだぞww

干支の辰もある

干支まであるとは……日本の手仕事の美しさよ……
藁をここまで美しく綯うのは、相当の技術だと思われる……
足も髭もちゃんとあるから、感動してしまう。

こちらは、吉祥寺のつみ草さん。

そもそも、しめ飾りに関心が向いたのは、伊勢の二見浦がきっかけ。

これは二見浦で見かけた実際のしめ縄

かっこよすぎる……

蘇民将来子孫繁栄。
疫病予防の意味があったそうで、1年かけているらしいのです。二見浦では一軒残らず飾っていました。

ほかにも、色々な形のしめ飾りが地方によってあるそうで、みて、深く感動しました。


着物に興味を持ち始めたことがきっかけで、家の中も少しづつ、民藝ちっくになっていることがなんとも心地よく……。

今年は、腱板断裂でどうせなんにもできないのだから、めいっぱい興味あることやっとこ。人生の休暇だ。と遊び惚けていました。

そのタイミングで、久しぶりにいった日本民藝館で、あああ、やっぱり民藝が好きだ!! って目覚めたことと、伊勢詣でしたことがリンクした1年。

民藝品とは「一般の民衆が日々の生活に必要とする品」という意味で、いいかえれば「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」とでもいえよう。

日本民藝協会より

ワタシが打ち震える品々は、いつも庶民の香りがする。その割に値段は庶民的ではなくなってる現在だけど。なにこの矛盾と思うけど、その訳もわかる。

海老のしめ飾りは、作り手がもういないので、今後手に入るかどうか不明だとか、着物でもこの織り方はもう継承者がいないとか、この染め方はもうどこにも。。。って聞く。そゆうのはたいがい庶民の着物で、お茶の席や結婚式では、着ないよって言われる紬の着物。庶民が着物を着なくなっちゃったから、必要とされなくなった、ということ。で、ワタシはそういうのがやたらと好きだったりする、ってことなのだ。生産者がいないから高い。
欲しい!と思って値札みると、ほとんどが7桁とかで、ワタシったらなんて目が肥えてるんだろう。と誇らしく苦笑いして、眼福眼福って楽しんで暮らしてるけど、それも楽しい。
所有欲を素通りして、存在してくれてることが嬉しい。

話をもどして。
エビはつみ草さんの壁にも飾られていますが、すっかり飴色みたいに落ち着いたものに仕上がっていて、そうするためのお手入れも教わってきました。
しめ飾りは生き物なので、風を入れ、湿気を避け、ホコリを払う。
はい。
もうそれは、暮らしていくうえでとっても大事なことだと思われるので、心に刻みます! 

ネイルまで

で、昨日、今年最後のネイルだったのですが、もうネイルまで、

龍!!


しかも、「なんか玉とか持たせて! 縁起良さそうじゃない?」
と言ったら、ネイリストさんが小さなキラキラを出してくれて、それがすごく洒落ていて、確かにずっとセンス良かったけど、
「だめだ……老眼だからおっきめのじゃないと、よく見えない」って言ったら、大笑いして大きめなのに変えてくれました。
だから欲張りな感じの龍になりました。

こんなに辰年で盛り上がったの初めてww
まさかネイルまで辰にしちゃって。家族ダレも年女とか年男じゃないんだけど、12支で唯一実在しないものだからか、辰って憧れますよね。


さて。今年もあと1日。
家族がつつがなくのどかに暮らせたことにしみじみ感謝しつつ、父と妹家族との新年会のための買い出しに明け暮れたいと思います。

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