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おとなの語学学習

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おとな。40代でも50代でもはたまた60代でも、おそらくそれ以上でも語学学習はできる!!そして身体と脳は密接に関係しているからこそ語学学習はいつまでも健康でいたいおとなにこそぴっ… もっと読む
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語学アプリ「Drops」その後。

2024年3月5日の投稿で、語学アプリDropsでのイタリア語の学習をもう一度始めることを書いたが、あれからほぼ毎日続けている。 これが、良い。 無料版は一日5分から15分での設定でこれ以上はできないので、それが物足りなくて結局1年の分を購入してしまった。1年分で、なんだか割引があったので、結局1か月換算だと400円ちょっとかと思う。アプリにはお金使わないようにしているが、まあ、これをモチベーションにして1年やってみるかな、と思う。 すきま時間にやるのにちょうどよい。

Drops。久しぶりに語学にスマホアプリを使ってみた。

10年以上前、一からイタリア語を勉強しはじめたころ、途中からスマホのアプリでDropsというのを使ったことを思い出した。 当時は湯舟につかりながらアプリを使っていたりした。 Dropsは単語や短文を覚えるのにいい感じだったが、単調だし、途中でやめてしまった。しかし最近忙しくてイタリア語ともちゃんと向き合っていないので、ふと思い出して数日前にで探してみた。 そして、昨日から使ってみている。 前より内容もアップデートされているし、翻訳もよくなっていた。前は、翻訳も変だったり

相手をどきどきさせる言語ランキング2023

↑というのがオンラインニュースで上がってきた。 しかし、それは外国語会話レッスンサイトのPreply調べのようなので、その公平性、というか、調べた母集団に偏りがあるかとは思うが。 まあ、とにかく、外国語学習サイトのPreplyによると。 日本語サイトでは「どきどきさせる」になっている、attractive and sensualな言語ランキング! 魅力的な言語ランキングの堂々一位は! イタリア語!!!(笑) 以下、 二位 ポルトガル語 三位 フランス語 四位 ギリシャ

母語訛り、万歳 少なくともわたしはそう思う。

おとなになってから語学学習すると、どうしても発音に母語の癖が出やすい。 発音に関しては、わたしが思うに、運動が得意不得意といっしょで人によってかなり差がある。 しかし、わたしは学習する外国語の「発音がすごくいい」か「ちゃんとした文法でちゃんとした内容がきちんと話せる」のどちらに重きをおくべきかというと、絶対に「文法、内容」だと思う。 歌を歌うためや舞台でせりふを言うためにその言語の発音を勉強している、とかいう状況ではない限り、「文法と内容重視」でいくべきだ。 母語の癖っ

ピンとこないイタリア語フレーズ① andare a trovare

わたしがイタリア語を勉強し始める前、イタリア人の友人たちとの共通言語は唯一英語だった。 そのころ、イタリア人の友人からの英語の手紙に、たしか、 I'll go find my mother this coming Sunday. とか書いてあった。 それを読んだわたしは、額面通り英語でとらえて「今週日曜日、母を探しに行く」と脳内翻訳。「ええっ?!!お母さん、行方不明?!!」とびっくりし、どう返答したものかと思ったが、続く文章を読んでみると、なんとなく、「これは・・・単に、別

外国語を学習すると、脳はどう変わるのか。

こういう動画をみた。↓ 外国語を学習している人の脳がどう変化するか、というもの。 結論から言うと、いい風に変化するのであるが、大きく分けて、その長所を11個あげている。 ①学習している言語が上達したりして満足を感じることにより内部感情がアップするセロトニンなどが出るので、よりハッピーになる。 ②人の感情を読むことが上達し、文化の違いも学ぶので、共感力が増す。 ③第二(または第三)言語で考えることは、母語で考えるより過去のトラウマの感じ方をやわらげることができる。 ④集中力

イタリア語中上級向きの人の、日本語で書かれたおススメの学習書。

前回の「ゼロからの大人の語学学習。詳細編2」では、初めてのイタリア語学習用のおススメの本「あなただけのイタリア語家庭教師」について書いたが、今日はイタリア語中上級者向きの本を。 前回も書いたが、おそらくイタリア語は、かじってはみたものの、男性名詞、女性名詞、名詞の複数形活用、合計6つはある定冠詞(ちなみに英語はtheだけですよね~)、essere、stare、andare、venireなどの超初級動詞の不規則活用っぷりなどで、すでに早期でぼろぼろと脱落する学習者がたくさんだ

ゼロからの大人の語学学習。詳細編2

今日、ジュンク堂に行った。 目的ではなかったがイタリア語の棚を覗いてみたけれど、う~ん、そんなに爆発的に書籍数が増えてる感じはしないなあ・・・ 英語はものすごい数の学習本があるのに。つくづく日本では学習者が少ないことを痛感。 そして、たぶん、かなりな人が初級の途中で脱落しちゃう。なので残念ながら中上級からの学習が日本語ベースでは本当に難しい、というか、材料がない。オンラインでも英語ベースならかなりあるが。 わたしの経験からお話すると、いろんな本に最初に手をつけるべきではない

ゼロからのおとなの語学学習。詳細編1

わたしは10年ちょっと前、40代後半からイタリア語をゼロからはじめた。3年ほど前にイタリア語検定1級に合格し、CILS(Certificazione di Italiano come Linuga Straniera)はC1を取得している。 わたしがどうやってイタリア語を勉強したのかを具体的に書こうと思う。 なんでもそうだろうが、新しいことをはじめるためには(特に独学で)、その人がどれだけそれに時間を割くことができるか、というのも大きなカギになると思うので、わたしの状況を

チャットGPT、deepLその他、AI自動翻訳機能があるのになぜ学ぶ?その3.

前回の「その2」で書いたように、できるだけAI翻訳のエラーが少なくなるように、翻訳先言語の文法的な違いを知ったうえで日本語を入力するほうが良いということになる。そして、できればその外国語をそこそこ知っている方がよい。そうすればへんてこりんな翻訳をされた場合には、そのエラーに気づくことができるからだ。 まあでも、以上わたしが書いたことは理想論であって、ポリグロットと言われる多言語を操れる人でない限り、AI翻訳のエラーを発見するのは難しい。とにかくAI翻訳が便利なのは確かであっ

チャットGPT、deepLその他、AI自動翻訳機能があるのになぜ学ぶ?その2.

2023年2月末の時点での、わたしの感想だが、AI自動翻訳はかなり進んできていて、すごいと思う。なので、仕事で必要、旅行で必要などの場合は、何も無理して外国語学習しなくても、自動翻訳で事足りると思うのだ。しかし、わたしが翻訳をしてみた感想であるが、問題点はある。 (注:実はこれを書いたのは上記のように2023年2月、つまりほぼ一年前である。が、再度推敲して投稿しています。) いちばんの問題点は、これらのツールはまことしやかにきれいな文章を作ってくるということだ。曖昧な点も、

チャットGPT、deepLその他、AI自動翻訳機能があるのになぜ学ぶ?その1.

ここ数年で格段にAI自動翻訳の能力があがったように思う。 わたしが社会人になって英語を地道に勉強しはじめた30年くらい前は、インターネットも普及してないし、学習ツールなんて、限られていた。わたしはしなかったけれど、あるとすればNHKでのラジオ、テレビの英会話。そしてわたしはEnglish JounalやらCNNの月刊雑誌で勉強していたものだ。 AIの翻訳機能は、おそらく近い将来、ほぼ同時通訳してくれるようになるだろう。 なので。私が考えうる、社会人になって外国語を学ぶ下記の

番外編:外国人と話すときのオノマトペ考

現在わたしは日本語教師養成講座受講中である。やっと昨年末に日本語教育にまつわる基礎知識編を履修し、試験に合格したばかりだ。そして本日から「実践」なるものに突入し、うまくいけば六月に規定の420時間の受講を修了し、秋には無事に日本語教育能力検定試験に合格し、国家資格を手に入れる予定。あくまで予定。 わたしは10年ちょっと前からイタリア語を日本にいながら学習しているが、いい先生というものに残念ながらめぐりあわなかった。試行錯誤し紆余曲折あり、ほぼ自力でイタリア語検定1級とCIL

大人の外国語学習方法その3. ちょっと具体的に。

ここではリスニングスピーキング能力込みで必要な場合についての初期の学習法を書くとする。 1. まずは、勉強するマテリアルを決める。 個人的には初期には書くという行為はしなくてもよいと思うが、(書かないと覚えられないという人は別。)書籍でもダウンロードしたものでもなんでもよいがとりあえず聴ける、読める、というものが必要である。音源があり、その音源のテキストがついたものがよい。量は多くなくてよい。最初は同じものを繰り返し繰り返し使うのが効果的だと思う。(ただ飽きっぽい方は数個の