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ツィマーマンのコンサート

もう一言だけ。

素晴らしかった

しかも予定しなかったショパンのソナタ三番がプログラムに追加され、観客は大喜びですよ。
私の隣なんかドイツからきた若い女の子で、泣きながら聞いてたし😭
そりゃそうよね、昨年本当は予定されていたこのコンサート。せっかくドイツから来てたのに急にキャンセルされて違う人の演奏を聞いて帰って、やっと一年ごしに聴けたんだから涙して当たり前だわ。聞く前から、私もうドキドキしてるの!と可愛い🥹私もそんな時あったなぁ😚

さてさて私は二回目のツィマーマン。
実はチケットを友人Aさんからタダで譲り受けてラッキーなのでした。Aさんの友もまた昨年来たんだけどキャンセルによって今回の振替え日には来られず私にくれたという…ツィマーマンもそうだが、実はキーシンも当日チケットを買うために並んでいたらタダで譲りたいという人が目の前にいてちゃっかりもらって聞いたことがあります。

ということでちゃっかりにあやかって楽屋まで行きました😆

サインもらったーー🥰

ツィマーマンさんは大勢のファンに囲まらながらも急ぐことなく一人一人丁寧にお話しを交えながらサインをされてました。
まさに神対応。
あれだけの演奏をして疲れているはずなのに、穏やかに質問されたことにきちんと回答する姿勢は彼の性格や人間性を垣間見た気がしました。
まさに演奏家の鑑であり、世界で活躍する人の余裕さを目の当たりにしました。

Aさんとミーハーになってサイン待ちしていると、順番が回ってきて「サインお願いします!」とCDを差し出したら、「あーもうこんなものにお金を使って」とお茶目な冗談で笑わせてくれました😂
特に大袈裟なアクションをしないでボソボソとそういう面白いことを言うのがポーランド人なのか、他のポーランドピアニストさんも同じ雰囲気だったのを思い出しました。

そう言いながらも差し出した冊子にサインをしてくれ、こっちもいる?と聞かれて、はいと答える前にすでにジャケットにもサインをくれて二つもラッキー🤩またちゃっかりです。

これは福山にあるリーデンローズホール(かな?)で最新のシマノフスキという作曲家の曲を録音したCD。シマノフスカはショパンとほぼ同じ時代の人ですが、シマノフスキはショパンよりもっとあとの1882〜1937年に生きた人です。
よって曲調はロマン的かつモダンでありポーランドの特徴も入った不思議な聞いたことのない感覚の曲です。
この福山のホールはツィマーマンの友人である豊田泰久さんが設計したものでツィマーマン自身が昨年そこを訪れて大変音響を気に入り28年前に始めたこのシマノフスキの録音をここで続行したというお話をツィマーマン本人からも聞きました。
(CD冊子にもお話が載っています)

丁寧に最後まで笑顔でお話してくださったツィマーマンさんを一生忘れません。
ピアニストはファンがいなければ成り立たないし、ファンも付いて行きたかったらそれなりのリスペクトを払う。
その関係が続く限りお互い会えるのでマナーは守っていかなければいけませんね。

とても心に残る一夜でした。
まだまだツィマーマン熱が冷めません!😆



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