みみ

子連れ旅とアート鑑賞の記録。 むすめとの日常も書き留めます。

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最近の記事

大ゴッホ展までの道のり

来年大ゴッホ展があるらしい。 それを知ったのは数週間前、原田マハの「たゆたえども沈まず」を読むことを忙しい毎日の癒しにしていたタイミングだった。 私は普段、アート作品はどれだけ前情報を入れないで観に行くかに命をかけている。 展示に行きたいなと思ったら、アクセスくらいしか調べない。 Instagram等SNSで、展示に関わる写真とか見たくない。 有名なアーティストの作品でも、そうでない作品でも自分の心の衝撃を大切にしたい。 こう思うに至ったポンピドゥセンターでの初めての衝撃に

    • 目薬をさしてわかった娘のこと

      先日眼科に行き、初めての目薬を処方された小1娘。 土曜から目薬をスタートする予定だった。 寝る1回でいいからと軽く構えていたら、目薬をさす直前にギャン泣き。 びっくりした。 娘は泣いて訴えるより、言葉で伝えた方が効果があることを既に知っている。 目薬をしたくない、というより恐怖で泣いてしまっているようだった。 目薬をしないといけないことはわかっている、でも怖い、と言葉でも訴えてきた。 赤ちゃんのように泣く娘。 こんな姿久しく見ていない。 母の心は単純に目薬がさせず困った気持ち

      • 今年こそほぼ日手帳を使いたい

        ほぼ日手帳を使いたい。 どうか、使えばいいじゃんって言わないでください。 ほぼ日手帳ってなんか手帳上手な人しか使えない感覚ありませんか? まず1日1ページのハードル。 毎日書けるか不安しかない。 そして薄めの紙。 軽いらしいけど裏抜けしない? するでしょ。 文句ばっかりかよって、本当にすみません。 でも、でもね。 使ってみたい、ほぼ日。 憧れの手帳だ。 可愛いカバーを選びたい。 色々貼って書いて、カバーが閉まらないくらい 厚くしたい。 せいかつの相棒にしたい。 数年前、ほぼ

        • 行けない一人旅へやっぱり行きたい

          「ひとりになりたい」 ひとりじゃないから言える言葉だ。 夫と娘がそばにいてくれる、忙しくも幸せな日々から少しだけ抜け出したい。 仕事をし終業後娘を学童へ迎えに行く。 娘の宿題を確認しながら、夕飯を仕上げ、風呂を沸かし、洗濯物を取り込む。サーカスかよ。 娘と入浴し、私のそれより長い娘の髪を乾かし、寝かしつける。 その合間に娘の今日のハイライト、娘の身に起きた小さな大冒険、大好きな本の話しを聞く。ゆっくり聞きたいあれこればかりだ。愛しい娘の話しもゆっくり聞けないことへの申し訳な

          小学校の緊急連絡先の1番を夫にした話し

          もうすぐ小学生になる娘。 娘の足を引っ張ってはいけないと2月にはきっちり数々の書類を書いて提出した。 夫が書いてくれたものもあれど(地図を書くことがどうしても苦手な私は、家庭訪問用?の自宅付近の地図は夫に依頼した)10枚ほどのそれはほとんど私が用意した。偉業。 その中には『緊急連絡先』の欄があり、小学校では夫と話し合い1番を夫にした。(保育園は私) 『緊急』というのは、急に熱を出したとか、考えたくないけれど怪我をしてしまったとかそう言ったことだろう。 小学校までの距離は私

          小学校の緊急連絡先の1番を夫にした話し

          この間産んだばかりの娘が小学生になるらしい

          ちょっと信じられません。 まだまだ小さいベイビーちゃんだと思っていた娘が、4月からランドセルを背負って登校するらしいです。 体調面からひとりだけと決めて産んだ娘。幼児じゃなくなるらしいです。 ほにゃほにゃの手も、おもちみたいなほっぺも遠くに行ってしまうような感覚。 もっとやってあげられることがあったんじゃないか、あんなに厳しくする必要があったのか、なぜあの辛い出来事から守ってあげられなかったのか、とか色々な後悔に似た何かがおそってきます。 その時々で精一杯やったことは確か

          この間産んだばかりの娘が小学生になるらしい

          服を減らしたい私のワンピース探し

          服を減らしたい。 理由はいくつかある。朝の時間に迷いたくないから、今借りているうちが狭く収納が少ないから、服に興味はあるけれど毎日あれこれコーディネートするほどのセンスを育んでこなかったから、など。 あと、結局同じ服ばかり着ているからという理由もある。 いつも同じ格好をしている。 お出掛け用には黒いワンピース、普段着用にも黒いシャツワンピース。 その他の服は保険で持っていると言ってもいいかもしれない。 「何かあった時」用に持っている。 「何か」とは例えば何泊かする旅行。娘と公

          服を減らしたい私のワンピース探し

          保育園へ送り出すためにママがかける短い魔法

          朝のおまじない。娘とわたしの手の甲に「ミスト状の化粧水」をかける事。 4月から入ったこども園、最初の1週間は連れ出すのに本当に苦労しました。そんな中、苦し紛れにしたおまじない。おまじないと共に、これでママと娘は繋がっている事、ママは手の香りで娘を必ず思い出すことを添えました。ママの真似をしてお化粧するのが好きな娘は、ふりかけてもらった香りを嗅ぎ少し嬉しそうでした。『さみしくなったら、クンクンするね』そう言って、いつもより少しだけ前を向いて園のお部屋に入っていきました。 そ

          保育園へ送り出すためにママがかける短い魔法

          帝王切開で産んだ私へ

          『無事に産まれてくれればそれだけで十分』 心からの言葉に一つも嘘はない。 でも、もし叶うなら『普通の』お産が出来たらって多くの妊婦さんが思うのではないか。少なくとも私はそう思っていた。 妊娠後期まで逆子だった娘。先生には『逆子だね、多分帝王切開になるね』と言われていた。産院で受けたプレママ教室では当然のように自然分娩の話が中心。もちろん自分の事と捉えられず素直に聞けなかった。10人以上いる妊婦さんの中で、逆子は2人だけ。少数派なのもなんだか心細かった。 8か月に入った

          帝王切開で産んだ私へ

          そろそろ2人目ですね、の言葉に考えたこと。

          『そろそろ2人目ですね〜‼︎』 「2」の意味なのか、テンションを示すものなのか分からなくなるほど高らかに上げられたブイサイン。もう何度目かわからない。 夕方、お迎えへ行き2才の娘と手を繋いででてきてくれた先生にそう言われたら、どう返すのか正解なのか。 今日の娘は0歳ちゃんに優しく声をかけ、お友達の世話を焼いていたとのこと。その反面、おもちゃなどを譲れない場面がある様子。 この話しの流れから冒頭の言葉である。分かる、分かっている、先生に悪気がないこと。娘が仮にお姉ちゃんに

          そろそろ2人目ですね、の言葉に考えたこと。

          娘がもらった優しさの傘に入りやわらかな世界を知る

          娘がまだ1才の頃のある日曜、平日の食料をそろえるための買い物帰りに3人で本屋に立ち寄った。 夫は娘を抱っこし新刊コーナーへ歩いて行った。 私は最近娘に絵本を買っていなかったと思い立ち、絵本コーナーへ向かった。最近の書店は絵本にビニールがしてあり試し読みができないところも少なくないが、この時立ち寄った書店はそういったこともなく、わたしはたっぷり時間をかけて娘の絵本を選んだ。 少しの充実感を胸にやっと店の外へ出ると、わたしたちはアスファルトの匂いと季節はずれの夕立ちに包まれた

          娘がもらった優しさの傘に入りやわらかな世界を知る

          娘と行く瀬戸内国際芸術祭2022 坂道から見る風景が美しい男木島

          初めての男木島2022年の春、瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。場所は男木島。当時3歳の娘と2人旅の計画だったので作品が中心部に集中していて、歩いて巡る事が出来るコンパクトな島を選びました。 それに、男木島で秋会期に予定されていたひびのこづえさんによる〈Come and Go〉を絶対見に行きたかったので、娘が歩けるか確認しておきたかったこともあります。 旅は高松港からスタート。途中女木島を経由して約40分で到着しました。 最初に見えるのは「男木島の魂」 内部はフェリー

          娘と行く瀬戸内国際芸術祭2022 坂道から見る風景が美しい男木島

          [5歳親子旅]omo3京都東寺で小さな京都を楽しんだ

          昨年の春に娘と2人、2泊3日の京都旅行に行きました。 その時泊まったomo3京都東寺が子連れにちょうどよく、いい思い出になったので書き留めておこうと思います。 京都駅から近いJR京都駅から子どもの足でも20分はかからないくらい。近鉄京都線 東寺駅(京都駅から1駅)からは5分くらい。とにかくアクセスがいいです。 先にチェックインしようかと悩む距離でしたが、クロスタのキャリーサービスでホテルまで送ってもらいました。 昼預けて夕方には届いてるって、めちゃくちゃ楽でした!次も絶対

          [5歳親子旅]omo3京都東寺で小さな京都を楽しんだ

          私が初めての親子旅に京都を選んだのは北欧カフェがあったから

          突然訪れた2人旅のチャンス去年の春のこと、夫が泊まりがけの出張に行くことになった。その時期は私も娘も日常に疲れてしまっていて、そのタイミングで私たちも外出してしまおうと思い立った。 1人で5歳になりたての娘を遠くに連れて行く自信はなかったけれど、それ以上に日常から逃げ出したかった。 そんなマイナス思考から始まった旅行計画、当日まであと1週間しかない。 場所は私が独身時代から大好きな京都に決めた。 京都にはフィンランドがあるある程度土地勘がある場所という他にも、京都に決めた

          私が初めての親子旅に京都を選んだのは北欧カフェがあったから

          豊島美術館へ子連れアート旅。子どもと共に素直に鑑賞したい

          宇野港から豊島美術館へ岡山の宇野港からフェリーで約1時間、旅客船で40分で唐櫃(からと)港へ。 時間によってフェリーか旅客船がほぼ交互に運航していて、旅客船は人のみ乗船可能です。 豊島には他にも家浦港という港がありますが、歩いて行きたかったので唐櫃港で下船しました。 ここから、子ども(5歳)と15分ほど登ると豊島美術館がありました。 1本道なので迷う事なく無事到着。 自然と建物の美しさチケットを買って森の細い道を進んでいくと、美術館の入口が。 アートスペースに入ると柱が1

          豊島美術館へ子連れアート旅。子どもと共に素直に鑑賞したい