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中学校教員の勤務時間(ハイパーブラック)

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ハイパーブラックと言われる中学校教員の1日

学校によって勤務開始時刻や勤務終了時刻に5〜10分のズレはあるものの,勤務時間は8時間である。
(ちなみに,私の勤務校は変形労働時間制)

7時頃に学校に着く。つまり朝6時半までには家を出る必要がある。となれば5時半〜6時までに起きなければならない。

そこから1日の流れを確認したり,配付プリントを印刷したり,授業内容を確認したり。ぶっちゃけ朝からクリエイティブな仕事をしたいけど,無理。職員室にいるとどんどん他の教員が出勤してくるので,本当に無理。
(他の教員がイヤとかではなく,人の気配などがすると集中できない)

現在はコロナちゃんの影響で「健康チェックカード」や「検温カード」というものの確認が必要なので,玄関や教室前で担任を中心に7時50分頃から仕事が始まる。だから朝はとにかく慌ただしい。

そして,朝読書→朝学活→授業→給食→授業→清掃→終学活→部活動で17時半〜18時。

教材研究はできない

部活動後,教科の教材研究ができる日もある。しかし,すでに勤務終了時刻は過ぎている。笑

スムーズにいかない日もある。それは生徒指導案件が起きたときだ。
(週に2,3回はある)

生徒から聞き取りをし,必要に応じて指導をする。保護者への連絡はもちろん,ときには家庭訪問もする。保護者にも都合(仕事やすべきこと)があるので,すぐに連絡がつくとは限らない。下手をすればこれらが終わるのは21時を過ぎる。

この生徒指導が1回で終わることは珍しく,関係生徒が出てくれば翌日も翌々日も同じ流れで指導をする。つまり,21時から翌日の指導の流れを学年の教員や生徒指導担当と確認する。

22時〜23時になり,やっと翌日の教材研究をすることができる。大切なことなのでもう一度言うが,すでに勤務終了時刻は過ぎている。笑

「そうなることが分かっているのだから,早めに教材研究をしておけ」と言われそうだが,毎日これではそもそもその時間が取れない。また,生徒指導がない日は研究会,研修会,職員会議に学年会議,他にも校務分掌がたくさんあって放課後は会議だらけである。

下手をすれば日付をまたぐくらいの時刻に学校を出る。自宅に着いて,ご飯を食べて,シャワーを浴びて,寝る。
(僕はすぐ寝る。食べる元気もシャワーを浴びる元気もない笑)

とんでもない仕事だな笑

しかし,それでも生徒といる時間がめちゃくちゃ楽しいから続けている。生徒がいなかったらすぐに辞める。笑 そんな仕事だ。


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この度は記事をご購入いただきありがとうございます。

中学校教員として働いている中で最も大切にしていることを書かせていただき,お礼とさせていただきます。

「学校でしかできないことをする」

これに尽きます。

オンラインで授業が受けられる現在,学校の存在意義が問われています。著名人や有識者たちも「自分の子どもを学校に通わせたくない」と言っています。それくらい学校教育は評価されていません。

しかし,学校で学ぶ生徒たちの姿はとても美しいです。課題を発見し,自分たちの持っている力で解決しようと努力する姿。ときには力が及ばず,さらにインプットしようと努力する姿。これらを身近で見ることができる唯一の職業です。

黒板に教科書の内容をまとめるだけの授業は消えつつあります。教員が生徒に説明をするだけの時代は終わりました。

従来の教育から令和の教育にアップデートするために,これからも精進していきます。

𠮷水

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