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31歳無職、同棲反対派の女が同棲してみて

31歳無職、今年2月から彼氏と同棲が始まった。

これまで同棲や恋愛について触れてこなかったけど一人暮らしから二人暮らしになったことでなにが変わったとか、発見とか、まだ新鮮な驚きがあるうちに書いておこうと思う。

まずわたしと彼のプロフィールや馴れ初めから。
わたし現在31歳、彼32歳
出会いは職場。(既にお互い退職済み)
付き合って1年半(正確には1年7ヶ月)、
同棲して2ヶ月が過ぎた。


お互い一人暮らしだったこともあり、
付き合い始めたときから一緒に暮らす話がよく出ていた。
どちらかというと彼の方が結婚願望が強く、同棲や結婚ということをよく口にしていた。

わたしはというと、もともと一人暮らし大好きな人間。
インテリアにこだわったり、好きなものを作って食べたり、夜更かしして朝まで本を読んだり動画見たり…
そんな時間が楽しくて仕方なかったし、
そこまで同棲に乗り気ではなかった。

だけど「いつかは結婚したいなあ」程度の結婚願望はあったし、いまその機会に恵まれてるのだとしたら断る理由はない。

一人暮らしは実家にいるより心地よく、最高に楽しかったけど「まだ一人暮らしを楽しみたい」という理由で同棲や結婚を拒み続けても続々とご縁があるほどわたしはモテない。


同年代は同棲どころか結婚して子供がいる友達も多く、独身の方が少なくなってきた。
もう「いつか結婚」なんて言ってる年齢でもないお年頃なこともわかっていたし、
とびっきり美人でも、性格が良いわけでも、学歴や年収が高いわけでもないわたしと一緒に暮らしたいと言ってくれる男性がいるなんて、本当にありがたすぎる話だ。

そしてやっぱり彼が好きでこれからも一緒にいたいという気持ちがあったので、先を進めていくことにした。

当初は新しく家を借りることを考えて二人で物件を見に行ったこともあったけど、
結局わたしの家に彼が引っ越してくるのがベストだということに落ち着いた。
そして彼の賃貸契約が切れる2月にわたしの家に彼が引っ越してきて同棲が始まり、2ヶ月が経った。


間取りは1LDK
一人暮らしのときは随分広かったけど、二人暮らしだとそこまでスペースに余裕はない。
だけど二人とも荷物が少ないからか、思ったよりも圧迫感はなく快適に過ごせてると思う。

そもそもなぜ「結婚」ではなく「同棲」なのか

同棲をするかしないか。
これは本当人それぞれというか、意見が分かれるところだと思う。
わたしはもともと同棲反対派。
にも関わらず同棲が始まった理由を書いていきたい。

いまは同棲してから結婚という人がほとんどのようだし、実際周りの友達や知り合いも同棲してから結婚した人が多い。
だから同棲前に周りから「同棲はした方がいいよ!」と言われることが多かったけど、いまいちそう思えなかった。


なんでか。
これはわたしの意見だけど、同棲ってなんだかすごく中途半端な関係に思う。

恋人以上だけど家族ではない。
いくら好きとはいえ、もし気持ちが変わったらどちらかの「別れよう」のひとことですべてが終わってしまう関係。

結婚を約束したとしても結局のところ口約束でしかなく、どちらかが別れたいと言い出せばもう終わり。
好きで盛り上がって一緒に住んでみたけど、違うと感じたらいつでも別れられる…
なんだか都合の良い関係だなと思ってたし、正直、同棲してるいまでも思う。


それにしては家含め共有物(家具家電とか)が多くて別れるにも少し大変。
婚期を逃す可能性だってある。

同棲ってそれなりにリスクは大きいのにお互いがお互いに対してなんの責任もない…
そのお気楽で中途半端な関係性がどうも納得いかなかった。
我ながら真面目で頭がかたいなあと思うけど
それでもやっぱり同棲反対派だった。


だから彼と同棲する話が進んだとき、
そもそもなんで同棲するんだろう?結婚じゃだめなの?と思った。


周りにそれを話すと
「結婚して違ったら取り返しつかないじゃん!」「結婚したら、違うと思っても簡単に別れられないよ。同棲した方がいいよ!」と言われた。
この意見にも、そうかな?と思う。
生活してみてどんな感じかって、ある程度付き合ってたらわかると思う。


二人とも実家暮らしや寮で異性の出入り禁止、とかならともかく、
お互いが一人暮らしで家を行き来したり、数日泊まったりしてたら、お互いのリズムや生活観ってある程度わかってくると思う。
掃除はマメにするタイプなのか、どの程度で汚いと思うのか、自炊するのか外で済ませるタイプなのか、洗濯の頻度はどのくらいなのか…


わたしたちは食生活や衛生観、金銭感覚も大体同じで、決定的になにかが食い違ってるということがなかった。
例えば何か違ってもどちらかが合わせられる程度の違いだったので
同棲してまで細かくチェックする必要ある?
もう結婚で良くない…?!と思っていた。

そこまで結婚願望が強かったわけではないのに同棲の話が進むにつれ、いや同棲じゃないのよ、結婚はいつなのよ…!!と心の中でどんどん鼻息荒くなるわたし。
すっかり結婚にがっついたアラサー女だ。
そんなわたしに対してのんびりしてる彼。


この頃は結婚に対する温度差がでてきて
かなりもやもやしていたので、そのまま思っていることを彼に話した。


同棲ではなく結婚したい


逆プロポーズみたいになったけど、
結婚話がうやむやになったまま同棲するのは
やっぱりリスクがありすぎると思った。

煮え切らない彼の態度にもやもやすることも多くて
同棲する前に結婚について話し合っておきたかった。
ここで渋るようなら、もうその気がないなら
早めにお別れしたいとすら思い始めていた。

幸い彼は付き合いたてのときと変わらず結婚まで真剣に考えていてくれたらしく、
たしかに同棲せず結婚でいいよね、という流れに一度はなった。



だけどこのときわたし無職、さらに彼も転職活動中で先が見えない状況だったこともあり、
このまま結婚することにお互いが何となく不安を感じていた。

だから「同棲ではなく結婚する」と決めたときも、お互い不安定な状態で結婚して、本当に大丈夫なんだろうか…という気配が二人の中にあった。


その心境を見透かされたように彼の両親からも
「そのまま結婚して本当に大丈夫?」と心配されてしまい、その通りだと納得。


不安定ではあるけど、わたしも彼も自分たちのお金で一人暮らしをして生活して、自立はしていたし、
親に言われてどうということでもないけど、

わたし自身が無職ということに後ろめたさを感じていたし、お互いに不安を抱えて結婚するよりも安心して結婚したいと考え直した。
ちゃんと就職して、両親や周りの人にも胸を張って会いたい。
その気持ちは彼も同じで、そのためにはお互い仕事を見つけることの方が先だよね、ということに落ち着いた。


そんな理由から一度先延ばしになった結婚話。
だけど2月で彼の賃貸契約が切れることもあり、更新したりわざわざ彼だけ新しく家を借りるくらいならもう一緒に住もうよ、という話に自然となった。

とはいえもともと同棲反対派のわたしは、やっぱりリスクを考えてしまう。
そこでひとつだけ条件をつけた。

それは
「付き合って2年記念の9月までに、
お互いに結婚するかしないかを決める」ということ。

ずるずるとルームメイトになりたくない。
結婚するのかな、しないのかな、プロポーズはあるのかな…などと期待してがっかりするのもいやだった。
それならいっそ、9月でお互いにこたえを出そうよ!と決めてしまうことにした。

彼もこの条件を二つ返事で了承してくれたので、わたしたちの同棲はひとまず9月までの期間限定になる。
その後延長するとしたら結婚生活としてだし、
結婚しないなら9月でお別れすることになる。


そう最初に決めたからか、彼と同棲していて結婚する気あるのかなあとか、プロポーズまだかなあ、と思ったり期待することは一切ない。
あるとしたら9月だし、
ないなら9月で終わるだけだ。
もし期間を決めなかったら鼻息荒く彼に詰め寄ってたと思うので、これは決めておいてよかったと思う。


9月でこの先一生一緒にいる可能性もあるけど
お別れする可能性もある。

別れることになったら…と考えるともちろん相当悲しい。
彼がこの家を出ていくために荷物をまとめてる姿、彼の荷物がなくなったあとの部屋、そのあとの一人暮らし…
それらを想像したら涙が止まらなくなった。


これが現実にならないことを願ってるし、
できれば9月も、その先もずっと一緒にいたいと思ってる。
だから期間限定同棲中のいまを、当たり前の日々だと思わず大切にしたい。



今日の夜ごはんは鍋とコロッケ
どちらも彼の好物。

最近のわたしは、怒ったり、もう一人になりたい!と思うこともあるけど
スーパーへ行くと「これ彼の好きなものだ、買ったら喜ぶかなあ」と考えるし、結局彼の好物ばかり買って帰ってくる。
こういうときわたしは彼のことをすごく好きなんだなあと思う。

一人でいるよりなにかと腹が立つこともあるけど、愛する人が待っててくれて、作ったごはんを美味しいと食べてくれる生活は暖かい。
同棲する前よりは、同棲っていいもんだと思えてきて楽しく暮らしてる。


自分が同棲してからはnoteでも同棲や結婚、
婚活してる方の記事をよく読むようになった。
みんながどんな恋愛をして、どうやって結婚した(する)のか興味があるし
わたしは恋バナが好きなので純粋に婚活記事は楽しい。
だから自分も同棲のあれこれを書いてみようと思った。

書き始めは彼との生活で気づいたことやおもしろかったことを書こうと思っていたのに、
同棲の馴れ初めだけで随分長くなってしまった。
またいつか、続きを書こうかな。


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#アラサー

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