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別府八湯温泉道 第180番 此花温泉

此花温泉は以前、路地裏の本当に分かりにくい温泉でした。
2010年、火事により消失。その後、様々な人々の尽力により、再建されました。再建前に一度だけ行ったのですが、当時は写真を撮っていなかったので、記録が残っていません。なので、再建後の姿をレポートします。

以前は、入口はなかなか見つけることが難しく、路地裏にある温泉でしたが、再建をするときに、法律の規定で、道路が狭すぎて再建ができないという問題が起こったそうです。周りの家々が少しずつ自分の土地を削り、道路を作ったことで再建が可能になったそうです。なので、入口は以前より簡単に見つけることができるようになりました。

オレンジ色の看板で「此花温泉」との表示がありますので、ずいぶん分かりやすくなりました。ここも2階が公民館、1階が温泉というパターンです。

昔からある看板だそう

公民館の入口の木の看板は、昔のものだそうです。よく焼けないで残っていたなぁ…。
入ると靴を脱いであがり、番台があります。お金を払い中へ入ります。行った時は番台さんがいましたが、無人の時もあるようです。

入り口 右側が番台
脱衣場

さすがにできたて。非常に綺麗で清潔です。床はすべて病院にあるような床になっていて、清潔そのもの。

内湯

浴槽も、小判型の浴槽が1つ。洗い場もあり、上がり湯もでき、典型的な別府の公衆浴場の装備です。近代化したらこんな感じになるんだろうなぁ。
湯は結構熱め。ホースの水がダイレクトに投入されて、いろいろ試行錯誤をしている様子が伺えます。

実験の結果どうなったか…

印象的だったのが、地元の方が上がってこられて、脱衣場の床がぬれたところをわざわざていねいにふき取っていたことです。やはり地元の人にとっては温泉は貴重な場なのですよね。温泉をとても大切にされている一面を見た気がします。

お薬師様

ここはやたら貼り紙が多く、それを読んでいくのも面白いものです。
ただ、玄関に貼られていたこの貼り紙はどうかと思いますが…

う~ん…。

どこの世界でも、マナーを守らない人間がいるようです。
せっかく苦労をして再建したのですから、大事に使ってもらいたい。とつくづく思います。こちらも温泉に入らせていただく立場の人間です。常にマナーを守って温泉に入らせていただきたいと思います。

■第180番 此花温泉
住所 光町7番5号
TEL なし
入湯料金 100円
利用時間 6:30~12:00/14:00~22:00
定休日ほか なし
泉質 単純温泉

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