閉業温泉の記憶 別府鉄輪温泉 神丘温泉
ここは本当に残念でした。今はなくなってしまいました。
かつては泥湯もあり(私は入ったことないんです。温泉道をはじめたころには、すでに泥湯が出なくなってしまった後だったもので…)強烈な個性のある湯だったのですが、惜しまれつつ休業となってしまいました。
もっとたくさん写真を撮っておけばよかったのですが、何枚かしか残っていません。記憶に残したいこともあるので、記録をしておこうと思います。
普通の人なら、まず入るのを躊躇します。なにせこの外観。看板出ていなかったら何の店か全くもって不明。
温泉とわかっていても、入るのはかなり勇気が要ります(笑)はじめて行ったときは、入りきれなくて、横の丘の湯だけ入って帰った思い出があります。
入るとお母さんかお父さんが迎えてくれます。雑貨屋?とにかく石鹸やらお菓子やら、何でも売ってるんです。面白いなぁ。ここ。
左手に温泉があります。
入ってすぐのところに女湯があります。通路を奥に進むと男湯…、なんですが、通路にカゴが置いています。
そう、通路が男湯の脱衣場になっています(笑)これはまた斬新だなぁ…。まぁ、郷に入れば郷に従え。とっとと着替えて中に入ります。
シンプルに浴槽が1つ、床はコンクリート。
この湯がすごかった。入るとヌルッとした感覚がスゴイ。
浴槽は深めで、座ると首の近くまで湯が来る感じになります。首の近くまで身を沈めて上を見ると、効能が書かれています。
なんかスゴイ効能が書かれていますが…汗。本当だろうか?原爆症に効果があるのはスゴイぞ。
さらに上を見上げると、打ちっぱなしのコンクリートと、湯気抜きがぽっかりと口を開けています。
いろいろツッコミどころも多い温泉ですが、非常に良い湯だっただけに、非常に残念でなりません。
ちなみに2012年7月末に休業の案内のお知らせが掲示されていました。
はじめてこの時にシャッターが閉まっているのを見たかもしれません。
その後建物自体が取り壊され、現在は更地になってしまいました。
近くの「豊山荘」が、同じ神丘温泉を名乗っていますので、おそらく源泉は同じなのでしょうが、やっぱこの空気はここでしか出せないですから…。ほんとお風呂って、雰囲気大切ですよね。
本当に残念です。
■83番 神丘温泉
小倉薬師温泉の隣にありました。
2012年7月休業→その後取り壊し
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