九州温泉道 内牧温泉 雲海薬師温泉
急に寒くなってきました。
12月は妻の誕生日なので、いつも誕生日祝いをかねてどこかへ出かけるのですが、阿蘇に宿泊しました(これはまた後日で…)
ところが急に冷え込んできて、前日から雪予報が出る状態に…。
朝はかなり降ったようですが、幸い途中から雨に変わり、なんとかたどりつけました。
翌日は少し冷え込みもゆるみ、帰りに内牧温泉の町湯に入りにいきました。
ここは内牧温泉の発祥の地ともいわれているようです。
10時から営業開始だったので、その直後に訪問しました。たいていこういう地元の人の温泉では、かならず営業時間開始に合わせてくる人がいるものですが、人の気配全くせず。やってるのかな…。
左横に番台がありましたが、無人で呼び出しボタンがあったので押してみましたが、しばらく反応なし。
う~む。入れないか…。と思っていたら、奥から
「はーい!」という返事がありました。お金を払い、早速入らせていただきます。
予想に反して、風呂には誰も入っていませんでした。
風呂から上がる時に1人お父さんが入られてきましたが、それまでは無人でした。さすがの阿蘇の人も今日は寒かったようです。
脱衣場はシンプルな普通の造りです。
棚しかありませんので、貴重品はご注意ください。
いろいろなものが貼っていますが、この貼り紙いいなぁ(笑)
100歳で「ぼつぼつ行く」っていうのがカッコいい(笑)
硫酸塩泉は久しぶりだな。阿蘇のキシキシ系。
中に入ってみましょう。
中は湯気でもうもう。これだけ寒ければこうなります。
こりゃ仕方ないですな…。
シンプルな内湯の浴槽が1つ。角からドバドバかけ流されています。
なんとなく湯口が薬師様っぽい。
湯は少し笹濁り。湯温はちょうどいいくらいです。夏は熱くてはいれないかも。今日の冷え込みだとちょうど良い温度です。
入浴は50分まで。と掲示されています。温度が高いのか、湯の質なのか。回転が悪いのか。理由は不明ですが、そんなのどうでもいいくらいいいお湯です(笑)
やはり少しキシキシしますが、次第に肌が慣れてきます。少し口に含むと、鉄の香りがしますが、そこまで強くはありません。
すぐに体があったまってきました。やはり温泉はスゴイ。
前日にホテルの温泉に入りましたが、全然違いますね…。
視界に入るのはこれだけ。
誰もおらず、ドバドバ浴槽に注がれる湯の音、排水溝から流れ去る湯の音。
本当に静かで、水の音以外は何もしません。
目を閉じてじっと湯に浸かり、さっぱりしました。
こんな温泉に毎日入れるとは。ほんとうにうらやましい。いつか温泉地に住んでやる!
阿蘇には他にも町湯(いわゆる日帰り温泉)や宿の湯など、いくつかの温泉が点在しています。1つ1つの温泉は距離があるので、歩いて回るのは少し大変ですが、なかなかに味のある温泉もありますのでおすすめです。
20年くらい前に町湯のスタンプラリーをした時に入ったことがあるのですが、たしかあの時は初夏だった覚えがあります。温泉というのは季節でも印象が大きく変わりますね。
お風呂から上がったら、妻が前のまんじゅう屋でいきなり団子を買ってきました。このいきなり団子がおいしかった。
また入りにきたい温泉です。
■内牧温泉 雲海薬師温泉
住所 阿蘇市内牧39
電話番号 0967-32-0116
営業時間 10:00~21:00 無休
料金 大人 300円 こども(1才~12才) 100円
泉質 硫酸塩泉