Newコタまり第17号 「引っ越し」
転勤になりました。
なぜか10年サイクルで私は動くようで、長崎市内から佐世保へ、今回また長崎市内に戻りました。
同じ県内だから大したことないだろ。と思わないでください。交通の便の悪い地方ではそう簡単ではないのです。車で動くと2時間弱はかかります。よっぽど福岡に行った方が早いです(笑)
佐世保に来てから結婚したので、その時にも家を住み替えました。今回は人生で5度目の引っ越しになります。
思えば最初に長崎に来た時は、ダンボール2個を宅急便で送って、何もない状態からスタートしました。
でも、年が経つにつれて、どんどん物が増えていくんですよね。
いわゆる2024年問題がいろいろなところで言われていますが、今回の引っ越しはトラックがなかなか押さえられなくて大変でした。運賃は前回引っ越した10年前のほぼ倍になっていましたし、しかも運べる物の量は限られているため、結構今持っているものは取捨選択が必要でした。
物というのは本当に増えますよね…。今回引っ越す時に、かなりの物を処分したのですが、それでもダンボール25箱くらいになりました。
捨てるのはなんだか思い出を捨てるようでいやなので、なんとなく持っていたもののいかに多いことか…。全部持っていければいいのでしょうが、今回は物理的に引っ越し先のクローゼットに入りません。
なので、しかたなく荷物の山と格闘します。
高校の時の日記。こんなの残してどうするのか。読むのも恥ずかしい(笑)
読まないまま処分。
好きだった子の体育祭の写真。壁に貼っているものを希望の番号を紙に書いて焼き増ししてもらう形式のやつ。買ったらバレバレじゃん(笑)
手紙書いて告白したけど、シカトされた。人生初の挫折。捨ててやる!
大学生の時の写真が一番多くて、ネガは全部処分。黒歴史も処分(笑)
昔のアルバムってクソでかくて重たいんですよね(台紙があってフイルムをはがして貼るやつ)
はがして整理したら差し込み式のアルバム1冊になりました。
大学の卒業名簿。昔は個人情報なんて概念0。全卒業生の連絡先と就職先まで載っている。今では考えられないし、みんないろいろなところに移動して使い物にならないだろうな…。これも捨てよう。
実は捨てたものは、あってもなくても困らないものばかり。
物だけでなく、いろいろなことも同じように、持っていけるのであれば、全て持っていきたい。だけど限りがあるから、取捨選択をしていく。
私の仕事は半分信用商売なので、一番キツイのは「信用」を持ち運べないことなんですよね。新たな部署に行くということは、10年積み重ねてきた関係性を全部捨てるしかありません。
現在、前の担当が適当だったようで、なかなかのクレームの山と戦っています。そりゃそうですよね。やめる職場になんぞ、未練はないですから(笑)
でもこうやって、人間はいろいろなものを時には捨てる必要があるんだろうなぁ…。
何にしても、限りがあるからこそ、大切にするものが絞り込まれるのではないかと、この引っ越しを経て改めて思いました。
私の人生、最後の最後まで残っているものは、果たして何になるんだろう。
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