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基本的な分析の続き

こんにちは!
今回は前回の基本的な分析の続きでROAとROEについて説明していきたいと思います!

では早速、ROEからいきます~

ROEとは自己資本比率です。これは会社の収益率を見る指標のひとつです。この数値が高いと株価も上がりやすいため経営でも投資家からも重要視される指標です。株主がなぜこの数値に注目をするのかというと、これは株主の出資分に対してどれだけのリターンを得られたかを示すからです。株主からの期待値が高いということは会社へも良い影響を与えるので経営側も重視しています。
算出方法は次のようになります。

ROE=当期純利益/自己資本(≒純資産)

このROEは売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジに分解することでさらに詳しく分析することが出来ます。
まず、売上高(純)利益率についてです。これは純利益÷売上高で収益性を示すことができます。この数値が低ければ、回転率を上げる方法を検討するか、より利益率の高い事業に投資を向けるべきであるということが分かります。
つぎの総資産回転率は売上高÷資産で効率性を示すことが出来ます。この数値が低ければ、効率性を改善するか、より回転率の高い事業に投資を向けるべきだということになります。
最後は、財務レバレッジです。これは総資産÷自己資本で求めることが出来ます。負債(他人資本)が大きければ、 数値が上がります。この数値が小さければ、負債活用の余地があるということです。

前回と合わせていくつかの分析方法を紹介してきました。就活ではこのレベルの分析が出来ていれば十分一目置かれる逆質問をすることが出来ると思います!年次の高い方との面接の際にここまで企業分析が出来ていると食いつきが違います。ぜひ活用してみてください!!

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