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入社後すぐに不確実性が高いプロジェクトに参加したデザイナーの動き方

B/43を運営するスマートバンクに入社して2ヶ月が経ちました。
入社すぐのタイミングはまだまだキャッチアップしながら少しづつ…と思いきや、初アサインは下記のような不確実性の高いプロジェクトでした。

  • スケジュールやチーム体制が流動的で、状況によって大きく変わる可能性がある

  • 先行事例などがほぼなく、どんなアウトプットになるかは手探りで進行していく

不確実性が高いプロジェクトは事業や会社をしっかり学んでからだと思っていたので、正直とても不安でした。
周りのメンバーに支えてもらいながら、最初はとにかく色々やらなきゃ…と試行錯誤していたのですが、1周回って「不確実性の高いプロジェクトでも、やるべきことはすごくシンプルなのかも」と気がつきました。
今回はそんな私が考え・行動したことをを3点にまとめて紹介したいと思います。
転職してすぐの方や、不確実性の高いプロジェクトに参画している方、またプロジェクトに貢献できるか不安で悩んでいる方などの参考になったら嬉しいです。

1. まずは自分が感じている「不安」を整理して、コトに向き合う準備をする

このプロジェクトに参画した当初は「うまく振る舞えるかな…」という漠然とした不安で気持ちがいっぱいでした。自分の行動への納得感が弱く、ただ目の前のタスクを必死にこなしている…という消極的な態度だったと思います。
そんなこの状況をはやく抜け出したいと考えて行なったのは”思いつく限り「不安」を書き出す・整理する” ことでした。

不安の整理

書き出してみると、いま私が抱えている不安には、①今ある情報を知ることで解消できる不安②プロジェクトが完了するまで解消しにくい不安 の2つに分類できること、それぞれ不安を減らすための行動が異なることも分かりました。

①すでにある情報を知ることで解消できる不安
→不安を解消するためには、社内・社外の情報をキャッチアップすればいい

②プロジェクトが完了するまで続く不安
→不安を解消するためには、とにかくプロジェクトを前進させることが必要

…とここまで整理することで、私はやっと「このプロジェクトで何をするべきか」について納得できました。
不安の整理によって「不確実性の高いプロジェクトだからなんか不安」といった漠然とした悩みから、「不確実性の高いプロジェクトのために何をしたらいいのか?」という”コト”に向き合う心の準備ができたのだと思います。

2. 質より量を意識して、コミュニケーション機会をつくる

今回のプロジェクトでは、チーム内の質より量を重視してコミュニケーション機会を作ることを意識しました。
この場の「質」「量」は下記のようなイメージで言葉を使っています。

  • 質:プロジェクトの状況に対して適切なタイミング・内容のコミュニケーションを行う

  • 量:タイミングに深く悩まず・回数を気にしないでコミュニケーションを行う

不確実性が高いプロジェクトが成功するにはチーム間コミュニケーションも大切な要素の1つ。 入社すぐは空気が読めないことを恐れて1回1回のコミュニケーションに慎重になりやすいのですが、今回はあえて慎重にならずに「コミュニケーション量を増やす」ことを目標になるべく積極的にプロジェクトチームに関わっていきました。

3. 確認よりも”意見”を伝えて、早く/沢山のキャッチアップにつなげる

また、コミュニケーションの場で「伝える内容」についても意識したことがあります。
それは「確認」だけでなくプロジェクトへの「意見を伝えるコミュニケーション」を増やすこと。つまり「◯◯で認識あってますか?」のようなYes/Noに閉じやすい確認コミュニケーションではなく、「◯◯なら**だと思いましたが、どう思いますか?」となるべく自分の意見を添えたコミュニケーションを意識していました。

確認メインのコミュニケーションと意見を伝えるコミュニケーションの広がりの差イメージ

こちらが意見を伝えると、相手も「自身の意見と、その理由」をセットで応えてくれるため、メンバーが持つ視点とその背景をキャッチアップできる。つまりプロジェクトについて、一度のやりとりでより多くのことを学ぶことができます。

もちろん、入社すぐの私はチームメンバーの考えや、会社の文化・プロダクト・ミッションのことをわかっていない状態。トンチンカンなことを言ってチームの皆を「?」と困らせたこともあると思いますが、その「?」のフィードバックも原因を分析すれば新しい学びになります。
また意見を伝えることでチーム議論が活発になれば、早く・多くのことを検討できプロジェクトを前進させることもできます。

意見が言いやすいチームの心理的安全性があってできることですが、入社すぐの自分にも、チームにも良い影響を与えられるのが「意見を伝えるコミュニケーション」なのだと思います。

まとめ

まだリリース前のプロジェクトのため、ここで具体的な成果をかけないのが惜しいのですが、現在プロジェクトは順調に進行しており、今は1回目の検証期間を迎えています。
私がここで書いたことは「状況を整理して、コミュニケーションを増やして、チームメンバーと議論する」…というとても当たり前で、シンプルな行動です。
ですがその当たり前なことを1つ1つを意識することで、入社してすぐのタイミングでも行動しやすくなりるということは、改めて私自身の学びとして良い機会になりました。

この記事が、不安とともに活動しているどなたかの参考に少しでもなれば嬉しいです。


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