創業時と規模拡大時


録画していた「がっちりマンデー」を観ていた。
あるベンチャー企業の社長が、規模が大きくなるほどに、創業時の空気感とは異なり社長と社員(本社と支社)の距離が遠くなる感じがある。それをどのように向き合っているかと、大手老舗企業に質問していた。

その回答は、

創業時は、「チーム創業者」であり、社長の姿や言動、ともに活躍することに社員がメリットや高揚感を得ていた。

規模が大きくなったら、「チーム創業者」から「チーム会社名」へ移行し、その会社で働くことのメリットやここで活躍すること自体に満足感や幸福感が得られるような企業風土にしていく必要がある。

ここから、創業時も、大規模になってからも、「ありたい姿」がブレないことが大事だと思った。

Spotifyでこちらを聴いた。


ソニービル跡地に期間限定でソニーパークを整備した経緯についてインタビューで話していた。

この銀座で50年この場所で店を構えてきた。建替計画が浮上したとき、何回建てで、どんな建築家にお願いして、どんなテナントを入れようかなどとミーティングしていたとき、なんだかどこかのディベロッパーの再開発と同じような考え方で進めていることに気がついた。それってソニーらしいのかと違和感を持つようになった。
そこでこの場所で、一般的に再開発計画を立てることとは、真逆の発想で、建てないという選択肢を検討した。
銀座には公園も少なくベンチもない、銀座の庭のような場所にしたい。
また、ソニーグループのテナントを入れるのはやめようと話した。

それで、2018年にオープンしたら、ソニーグループのテナントは入っていないのに、利用者から「ソニーらしいね」と言ってもらえたそうだ。

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