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名勝負② キミスイ vs 東京喰種(17/07/29-30)

今週も「鬼滅の刃」の大旋風が吹き荒れておりますが、公開規模250館以上の新作実写邦画がありませんので、過去の名勝負をご紹介します。2017年7月29-30日の「君の膵臓をたべたい」と「東京喰種 トーキョーグール」を見守ります。

① 作品紹介

ウェルメイドな恋愛ヒット原作と、超人気の集英社コミックの映像化決戦でした。

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② OP興行

まずはこちらを確認します。

キミスイ

販売数:121,531席
座席数:860,676席
回数 :2,689回
館数 :238館

稼働率  :14.1%
平均キャパ:320席
平均回数 :5.6
東京喰種

販売数:106,126席
座席数:507,234席
回数 :2,341回
館数 :227館

稼働率  :20.9%
平均キャパ:217席
平均回数 :5.2

当時の土日結果。2,000万円差の接戦でした。

キミスイ

OP興収 :2億5,200万円
OP動員数:19万人
OP単価 :1,326円
​OP館数 :322館
東京喰種

OP興収 :2億3,200万円
OP動員数:16万6,000人
OP単価 :1,398円
OP館数 :367館

興行収入を見守りたい!との齟齬を修正すると、以下のようになります。

キミスイ
★35.2億円=(322館×320席×5.6回×16.3%×1,326円)×14倍
東京喰種
★11億円=(367館×217席×5.2回×20.2%×1,398円)×4.7

③ まとめ

「キミスイ」は、1館あたり320席キャパで5.6回を322スクリーンで上映、平均して100席あたり約16人の動員。「東京喰種」は、1館あたり217席キャパで5.2回を367スクリーンで上映、平均して100席あたり約20人の動員。

ポイント①
キミスイは、平均キャパと平均回数が多い。
ポイント②
キミスイは、館数が少ない。
ポイント③
7月末は、夏休みのため大繁忙期!
この週も、怪盗グルー、ザ・マミー、銀魂、パイレーツ、ポケモン…
とビッグタイトルが目白押しでした。

平均キャパと平均回数で席数を確保した「キミスイ」
館数で確保した「東京喰種」​
2作品の興行戦略の違いがよく見える名勝負でした!​

以上「キミスイ」と「東京喰種」でした!

#見守り太郎

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