ゆみ吉

「こつこつ仕事しながら穏やかに暮らしたい」ほぼ在宅ワークの個人事業主。アクティブ・リス…

ゆみ吉

「こつこつ仕事しながら穏やかに暮らしたい」ほぼ在宅ワークの個人事業主。アクティブ・リスニング(傾聴)講師、コーチング・キャリア相談、海外の方への日本語レッスンをしています。50代の日常の出来事、考えを綴ります。活動内容→https://yoshida-yumi.com/

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    日本語教育に関する印象的な記事を集めています

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    40歳を過ぎてから自分が内向型だと気づき、受け入れてきたことを綴っています。50代になってからは内向型の気質を活かして在宅ワークで穏やかに暮らしています。

最近の記事

HSPだけど「繊細さん」はしっくりこない

HSPだとは思うのですが「繊細さん」という呼び方はしっくりこない。 なんというか・・・ 「私は傷つきやすいヒトでガラスのハートだから大切に扱ってね」 か弱い少女じみたメッセージを発してしまう気がするから。 HSP=「生きづらい」 この切り口で書かれたものが多いなあ、と感じる。 現に、友人に「私はHSPだ思う」と話してから、 「あなたは繊細さんだもんねー」 と言われたりした。 相手に悪気はないし、ただ言っただけなのだ。 だけど、私はなんだか揶揄されたような気持ちになる。 こ

    • コーチングセッションのテーマと方向性①

      昨日こんなことを書きました。 しかし、思ってみるとコーチングを始めた頃から、私が関心を持っていたのはこのテーマでした。一周して戻ってきた! 2020年、「自分を発見するためのコース」という10回のセッションをしていました。その当時のクライアントさんたちとの対話は今も忘れていません。 しかし、2021年少し考えが変わりました。 「4回とか10回のコースにすることでセッションのテーマや回数を限定しすぎてないかな?そもそも人間は多様なのだ。4回で「自分らしさ」を掴む人もいれば、

      • 「40歳で自己分析した話」と「55歳からの方向性」

        40代以上のみなさん、「自己分析」ってしたことがありますか。 私は40歳ぐらいのとき、初めて自己分析らしきものに取り組みました。 キャリア教育というものがここ10年くらいで浸透してきています。それで、就活の準備として、自分の強み、弱み、価値観、適性を知るために自己分析に取り組む学生も多いようですね。 その多くは、ネットの無料ツールを使った中途半端な性格診断や適職診断のようにも見えます。とはいえ、自分のことを知るきっかけにはなりそうです。 実際、最近の20代30代前半の人た

        • 職場の上下関係: 年代の違いと話しにくさ

          「職場の人間関係って大変ですか」・・・ 今回の哲学カフェのテーマはこれでした。私はフリーランスなので、職場の上下関係とは無縁の生活。 就職した頃は90年代初めのバブル末期。その頃いた会社では、職場でタバコを吸う人も多く、「セクハラ」「パワハラ」という言葉自体もない時代だった。 その後、日本語教育の業界に長くいた。新人の頃は上下関係、というより「経験年数と未経験者」との違いを強く感じた。 20代、30代の人たちは今の職場の上下関係をどう感じているのかな? 日本語の業界で「

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        記事

          高尾山:「6号路」と「もみじ茶屋」、「クラフトビール」が好き

          今月3回目の高尾山。新緑が一気に葉を広げて木漏れ日を作るようになった。 平日なのに登山口はにぎやかだ。家を7時半に出て登山口に9時に着いた。 課外授業?遠足?連休に向けて整備の活動もあるようだ。 私はいつも登山口から「6号路ー5号路ーもみじ台」を往復している。6号路は自然が豊かで沢の流れる音が心地よい。比較的空いていて、静かに歩いている人が多いのも気に入っている。それに、日陰が多くて気温が高い日でも涼しい。 今回は20センチほどの小さなオレンジ色のヘビも見た! 沢を歩く

          高尾山:「6号路」と「もみじ茶屋」、「クラフトビール」が好き

          50代まで気づかなかった筍の美味しさ

          タケノコってこんなに美味しいものだったのか! ここ2、3年、春になるとタケノコを買って茹でるようになった。 今年の春は3回目のタケノコ。 自分で茹でたタケノコはとても美味しい。 ホクホクとして格別な甘さがある。 薄切りにしてさっとめんつゆで炒めたり、青椒肉絲にしたり。 ただグリルで焼いて鰹節と少しの醤油で食べてもいい。 いわゆる「丁寧な暮らし」に憧れているわけではないけれど、 タケノコを茹でる私はなかなか良い感じだ。 昔から春になるとタケノコが売られているのは知っていた

          50代まで気づかなかった筍の美味しさ

          アドラーゼミでの学び:「イヤな気持ち」にも目的がある

          ある会合で「自分の話を受け止めてもらっていると感じるのはどんな相手?」 という質問があり、私は思い当たることを発言した。 私「ある人が、私の話を相槌を打ちながら聞いたあと、少しの間考えてから返答してくれたとき。よく聞いたうえで返事をしてくれているんだなあ、と感じます」 すると、私が話が終わるか終わらないうちに、ある男性がこう言った。 「話の聞き方というのはテクニックがあるんですよ。その人は聞き方のテクニックを使っているんですよ!」 クスクスと笑っている人もいる。 私は

          アドラーゼミでの学び:「イヤな気持ち」にも目的がある

          アドラーゼミでの学び:「人は怒っているとき言語能力が低くなる」

          カフェで読書をしていたら、キツい怒鳴り声が聞こえた。 中高年の男性が席で電話しているのが見えた。 とても居心地が悪い。店員さんも他の客も様子を伺っている。 電話は終わらない。 こう言うとき、イヤホンをしていたらよかったのにな。 おじさんの怒鳴り声は時おり止むけど、 少しするとまた声が大きくなる。 「だーかーらー、あなたが・・・・」 同じことを何回も言う。 気になりすぎて本が読めない。 店員さんが注意してくれたらいのに。 自分の中にふつふつ不満が湧いてくる。 ゆっくり本を読

          アドラーゼミでの学び:「人は怒っているとき言語能力が低くなる」

          内向型:通勤ストレスと睡眠の質

          実家の2階の和室で寝たとき、なんとも安らかで寝起きが気持ちよかった。 何が違うのだろう?東京のこのマンションの寝室と。 しかし、東京のマンションでも睡眠の質はここ数年でかなり良くなった。 ここ4年在宅ワークにしてから、格段に良くなったのだ。 以前通勤で仕事していた頃はよく眠れなくて、 起きたときから身体も頭も重い日があった ちょっと、緊張するような仕事が控えている日。 日中に気持ちがザワザワすることがあった日。 翌朝、早く家を出る日。 何かにつけて眠りが浅くなったり、

          内向型:通勤ストレスと睡眠の質

          内向型:朝の目覚めが幸せになった話

          2020年の4月、14年間講師として働いていた学校を辞めた。私はその学校で日本語のプライベートレッスンを担当していた。当時、フリーの仕事もしていたけれど、どこかに所属しているほうが安心だったんだ。 コマ給は高くないけど、生徒さんも同僚も良い人ばかり。おおむね満足して働いていたつもりだった。 コロナ禍の3月。学校からの「登校して対面レッスンをしてほしい」という圧力にむくむくと疑問が湧いてきた。私の担当する生徒さんは全員「登校したくない」と言う。私も自宅からオンラインレッスンで

          内向型:朝の目覚めが幸せになった話

          猫が食欲ありすぎて心配したこと

          猫の成長期は2段階に分かれる。4ヶ月目ぐらいまでぐんぐん大きくなり、そのあとは1歳ぐらいまで少しづつ成長する。 6ヶ月目ぐらいまですごく食欲があった。人間の食べ物に興味を持つようになり、私たちが食事をしているとき、手を出そうと果敢にアタックしてくる。落ち着かないから、食事中は猫を廊下に出すことにした。すると、悲しそうに大声で鳴く。 みやぁぁぁおおぅーーーーーみやぁぁおおうーーーーーーー 食事中、とても気になる。 焼き魚のときは、鳴き声の音量がとんでもないことになる。 し

          猫が食欲ありすぎて心配したこと

          高尾山:新緑の始まり

          4月の3週目、気温は25度。夏日だ! 登山口に着いたのは9:30だった。すでに日差しが強い。 半袖で正解。日焼け止めも何度か塗り直しながら登った。 6号路を登って、山頂には行かず、もみじ茶屋へ。 桜は終わりのときを迎え、その代わりに新緑の清々しい生命力を感じる。 11:00:もみじ茶屋の前、遠くの山々が見渡せる。今日は富士山が見えない。 人はまばらで、2、3組の客が談笑していた。お弁当持ち込みできるのがうれしい。(カップラーメンやお菓子はだめ) なめこ汁450円とおに

          高尾山:新緑の始まり

          内向型フリーランスの主婦:「まとまった時間がほしい」

          中年になってから自分が内向型だと気づきました。子供のころから自分のことを「心が弱い」「何かとめんどうなヒト」と思っていました。 「わたしは人より弱くて何か欠陥がある」と思い込み、 いつも漠然とした不安を抱えていました。 それが、気質からくるものだったと知って心からほっとしました。 「内向型を強みにする」(マーティ・O・レイニー著)は、内向型の特性が書かれています。ときどき読み返して、自分の取説を更新しています。 今回は「内向型で在宅ワークする主婦の仕事」について考えました

          内向型フリーランスの主婦:「まとまった時間がほしい」

          第1回アドラーゼミ 気づきと感想

          アドラーゼミ(向後千春先生主催)に参加しています。参加の動機は「アドラー心理学を学んで自分の人生に役立てたい」ということです。なので、全体を網羅するまとめではなく、私的に印象に残ったこと、考えたことを書き留めています。 ゼミでは前半:最近の心理学で「感情」ついてわかっていること。「感情」についてのアドラー心理学の見方。後半のトピックは「レクリエーションとして研究することについて」でした。 前半:感情のしくみと目的 最近の心理学から感情についてわかっていることとアドラー心

          第1回アドラーゼミ 気づきと感想

          「女ふたり、暮らしています。」から考えた理想の同居人

          「女ふたり、暮らしています。」(著キム・ハナ、ファン・ソヌ) 結婚でも恋人同士でもないふたりの同居生活をお互いの見方で綴ったエッセイ。 ハナとソヌは働く40代の女性。性格は違うものの価値観が合う。ケンカもするけど基本的には相手のことを理解し、尊重しようとする、やさしい二人。 こういう同居生活もいいな。私は結婚していて子どもはいない。他の人生を選ぶなら「結婚」「恋愛」の関係でなくても良いパートナーがいるのがいいなと思う。 ハナとソヌはどちらが主人でもないし、妻でも母でも嫁で

          「女ふたり、暮らしています。」から考えた理想の同居人

          フリーランス:仕事の線引きと断り方

          講師の仕事をしていて、仕事の依頼が来るとうれしい。私を選んで依頼してくださったことが単純にうれしいのです。最初はただただありがたく、同時に「期待に応えられるかな」と不安もありました。 しかし最近、「これは私が納得する内容なのかな」「依頼者の期待に応えるために妥協しないといけないとしたら?」と考えを巡らせるようになりました。 今まで依頼はありがたいことに、依頼者の方も熱心で気持ちの良い方ばかり。「著書の宣伝もしてもらって講師料までもらっていいの?」と思うような仕事をさせても

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