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デーン!(SE) 世界を脅威が襲う…恐るべきロボット達! 火炎巨神!超高温の炎であらゆるも…
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「いっけない、遅刻遅刻!」窓から飛び出した私は勢いそのままにコーナーをアウトインアウ「グ…
外は雨だ。俺は車の中で古代石板じみた情報端末『岩盤』の僅かな光を浴び、57年2か月ぶりに喜…
今しがた死骸となった何かに腰掛け、俺は空を見上げた。雲が多少あるが、晴れている。俺の心に似ている。今の俺はあらゆる事象に自己を投影しうる。銃弾は残り少ない。近くにコンビニがあったと思う。背中には赤錆の目立つ物々しい剣――これは俺の宿命だ。「そこ、危なくない?」右から遠慮がちな声。
「なら、話すが」相棒は前を向いたまま話す。俺は右隣だ。「あの建物は沈む前提で建てられていた。でなければとうに崩れているだろ?」「そうだな」実際、今まで見てきたものは大体が地下シェルターだけが健在な場合が多かったのだ。「それであれだけ大事に抱えていたのだ、それなりのものでないとな」