「危ないか」「危ないよ、死んでるっぽいけど、わからないし」彼の言う事はもっともなので、俺は立ち上がり、死骸(推定)を蹴飛ばした。重量感のありそうな塊が紙くずのようにすっ飛んでいく。「うわぁ」「命の重み、相当あったんだな」二人でしばらく飛んでいった先を見つめた後、徐に歩き出した。

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