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目を閉じて心をしずめる③

目を閉じて心をしずめる①

目を閉じて心をしずめる②


堰きとめることが必要な時もあるけど、多くの場合は「循環させる」ことが大事だ。私たちの体も、循環している分かりやすい例。コロナで外出を制限されることで、職を失う人たちがたくさんいる。閉店に追い込まれる店も多い。これも「循環していない」から。

私が毎朝の配信を止めたことは、特に悪いことではなかった。気持ちに区切りがついたし、そのおかげで「自分には何が必要か」「私はどうしたいのか?」「私が求めているもの、望むものはなにか?」そこに向き合う時間が取れたから。だけど、それも束の間のこと。やはり「循環」させる必要があったのだと気づいた。

経済的な問題は続いているけど、それでも「私」というエネルギーを動かしていかなくてはいけない。だけど、むやみに行動するのは違うと思っていた。それは、もうこれまでの経験で十分すぎるくらいに分かっていたこと。私が変えなくてはいけなかったのは、そこだった。


これまでの私は、不安を解消するための行動をしていた。そして、もうすれを止めようと決めた。


1日の中で大切にすることは「リラックスする時間」をつくるということ。今では、朝の瞑想から1日をスタートさせることが日常になっているけど、少し前までは1日の中でいつでもいいことにしていた。瞑想について、正しい方法などがあるのかもしれない。でも、続けるために、まず「1日の中でいつでもいいから目を閉じて心をしずめよう」と思い始めた。

心を落ち着かせても、私の思考は右往左往する。集中なんて全然出来ない。それでも、とにかく「自分のかたち」を作って続けること。それが大事だと思った。息を吐いて息を吸って。吐き出す時に全身から力が抜けていくように。お腹のあたりの力を抜くことは容易い。でも、案外「顔」の力を抜くことが難しかった。

顔の力を緩めたらたるんでしまわない?いくつになっても女性は女性。気になってしまうけど、それでも続ける。頭のてっぺんから力を抜くと、額、眉、目、鼻の周り、頰の力が解き放たれるように感じる。口はへの字になり、ぬぼーっと地面に溶けていくような気持ちになった。ちょっと面白いけど、「重力に逆らわないように」と結構頑張っていたんだと気づいた。

溶けていく感じは心地よい。そして、その心地よさをまたぬぼーっと感じる。心地よさを感じている時、思考は右往左往しない。力が入っていないから「集中しよう」ということさえ思わない。ただ、気持ちよい。

この気持ち良さをただ感じる時間。そこから全ては始まる。






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