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ふつうに「稼げるフリーランス」になるための5つのヒント

「フリーランス」には「稼げる」という枕詞が付きがち。それは、おそらくみんなが求めていることだからだと思うんよ。稼ぎてぇ!って。

わたしもフリーランス当初は「稼がなきゃ!」と思っていたし、半分ネタですがこんな取材をしたこともあります。

そりゃね、稼ぎたくない人のほうが少ないはずよきっと!

ただね、稼ぐにもいろいろあると思うんですよ。

で、今日は登壇イベントがあったわけですが、そのタイトルに「稼ぐフリーランスに聞く!」というのが付いていて、「絶対わたしじゃないだろーーーー!!」と思ったわけですが、じゃあ「稼ぐフリーランス」って何なんだ、と思ったので自分なりの見解をまとめてみました。

1.とにかく多くの時間を割く

当たり前ですが、時間を割けば割くほど収入は増えます。1日シフト4時間入るより8時間入ったほうがそりゃ稼げる!

だから、単純に時間をたくさん使えば収入は上がると思います。ライターでいくと、「執筆本数を増やす」ということ。

一方で、時給基準での仕事をしていると、いくら作業が速くなったとしても、やっていることが変わらなければ収入に天井が見えてきます。

わたしもいろいろ記事を書いてきて、「月に10本が現界やな」と悟りました。

ただ、もちろん、その収入に満足できていたり、健康を損なわない程度なら別にこの働き方でもいい。

でも、それか嫌なのであればもう一歩踏み込むことが必要になってきます。

2.あいだにあるものをシンプルにする

仕事というのはたくさんの人があいだに挟まれば挟まるほどひとりあたりの取り分が少なくなるもの。

企業→編集プロダクション→編集→ライター

というように、何かを通すことで取り分は減っていきます。クラウドソーシングサイトなどもそうで、「クラウドソーシングサイト」を介することで自分の取り分は減っているはず。

ありとあらゆるところでマージンを取られるんよ!

だから、企画から執筆から編集から納品までできちゃう人は、直で企業に営業をかけます。「直クライアント仕事」が増えれば取り分は増えるからね。

一方で、全部賄わなくちゃいけなくなることで、負担は大きくなります。編集もディレクションもやらなきゃいけないので。

3.上流にまわり、稼働を減らす

そこで出てくる新しい選択肢が「外注」です。ライターをアサインして仕事を振り、自分は編集ややり取りをする側にまわる。つまり、一般的な言い方をすれば「上流にまわる」ということです。

自分の手の回らないところをやってもらえるので、単純に自分の時間は増えるし、より多くの仕事をこなせるようになります。

チームや編集プロダクションを作ることで、大きな仕事にも携われるようになる。

そうすると、収入はそのままに、稼働時間を減らせる、ということが実現できるようになります。

4.自分の商品をつくる

商品やサービスはもちろん、ブログや講座やコミュニティなどもここに入ります。自分でゼロから作るものなので、そのまま自分の収入になる。

自分都合で動けるようになるので仕事の調整も効きやすいし、自由度が高い。

たとえば、動画講座を一度収録してしまえば、実質的な稼働はその収録時間だけで済むので、自分の時間がどんどん増えていきます。

特にコミュニティや講座は自分のスキルをシェアすることで、未来に一緒に働く仲間を育成することができるので、3と4をセットでやっている人が多いイメージです。

5.オンリーワンになって単価を上げる

で、そのどれでもない茨の道を選んでいるのがわたしです。

講師になると「教える」ことがメインになるし、外注すると「ディレクション」がメインになるので、あくまで「書くこと」を仕事にしたかったわたしは、ひたすらにスキルを磨き、自己ブランドを高めることだけをやってきました。

教えない、誰かに任せない、商品をつくらない。

そんな人ができることはただひとつ。オンリーワンの存在になって、単価を上げることです。

強いていうなら、知識やノウハウではなく「自分」という商品を売っている。

それは、直接対価がもらえるわけではないけど、最終的に「わたしにしかできない仕事」を生み出すと思っています。

本を書くとか、noteを書くとか、登壇して喋るとか。

効率が悪いことは重々承知だけど、「なんでも自分でやっちゃいたい」性分のわたしは、こうしてひとりでぬるぬるとフリーランスをやっているのが合っていると感じています。

ただ、稼げているかと言われると、別にふつうだと思います。

一般的な会社員とあまり変わらないぐらい。ただ、そこそこ自由な時間を謳歌している…というか、朝寝坊できる幸せや、平日に出かけられる快適さは享受できているので幸福指数は高いと思っています。

稼げるフリーランスになりたい。

わたしだってそう思ってました。でも今となっては、「稼げる」の基準を自分が幸せでいられる収入の基準にちゃんと合わせたほうがいいと思うし、そのためにやりたくないことをやることは本末転倒だと思っています。

わたしにとって、書くことは仕事であり、ライフワークでもあるので、やっぱり編集よりも書くほうが好きだし、どうせ書くなら好きなことを書いてたいし、という基準で仕事選びをしています。

だからまぁ、何が言いたいかというと、稼ぐために手段を選ばないのであれば、やりたいやりたくないに限らずに2-4のステップを踏めばいいと思うし、自分の好きに素直でいたいなら自分の価値を上げていくほうに舵を切るといいんじゃないかなぁというお話。

この全体像が見えているうえで、自分に合った選択肢が取れる人が稼げる…かは知らんけど、理想的なフリーランスなんじゃないかな!結論!

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