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本を出版したら、ポンコツなのに圧倒的な信頼度を得ちゃった件

「本を出版したことで、何か変わったことはありますか?」という質問を定期的にいただくので、今日は本音を話してみようと思います。

現在出版をしてから半年ちょっとぐらい経つけど、実際に生活が劇的に変わったかといえばそういうわけでもないです。

ぶっちゃけますと、基本的には良い変化ばかりですが、たったひとつ、大きな弊害が生まれましたのでそれは記事の最後のほうにて…。

まずは良いことから。

初対面の人から信頼されるようになった

やっぱり1番はこれ!!!(笑)いやどんだけ信頼されてなかったんだよという話なんだけどさ!!!

そもそもわたしは「永遠の17歳です(キャピ)」なキャラクターだったので、普段からTwitterをフォローしているならまだしも、初見の人には怪訝に思われることがありました。

それが、「本を出版している」という実績ができたことで、「なんかふわふわしてるけど、ヤバい人じゃないのかも」と思われるようになったような気がします。(マイナスがゼロになった)

これは感覚ですが、自己紹介のときに、最初は興味なさげに聞いていた人が、出版のことに触れた瞬間にちょっとだけ目の色が変わるのですよ…!(ガチ)

なんだかんだいって、実績というのは信頼に繋がるのだなと思いました。

取材・登壇・コラボの仕事が増えた

もともと自分が取材をするポジションではあるのですが、本の出版を機に取材されることが本当に増えました。

わたしの中身は出版前後で変わってないけれど、本を通じて知ってくれる人が増えたのだと思います。

これまで講師業も積極的には行っていませんでしたが、販促の一貫でイベントに出ているうちに、毎月のように何かしら登壇するように。

人前で喋るのは全然得意じゃないしカンペもないので終始テンパってますが、ヲタクしゃべりに共感を覚える人が多いみたいで、謎に評判が良いです。本当に謎です。永遠の謎。

本を通じて好きなデザイナーさんと対談したり、好きなサービスと関われたり、という未来はまったく想像していなかったので、「コラボしやすい題材で良かった〜!」なんて思っています(笑)。

「何をしている人なのか」伝えやすくなった

これまでわたしは「取材ライター」でありながら「noteをたくさん更新している人」に留まっていたのですが、本を通じて「書くハードルをめちゃくちゃ下げてくる人」になれたと感じています。

それってどんな仕事なんだい????

と言われるとよくわからないけれど、講義をしたり、発信をしたり、「#書く習慣」をつけてツイートしている読者さんをいいねやコメントで応援したりして、「書くのが楽しい!」と思ってもらえるのが嬉しいんですよね。

別にnoteの伝道師でも何でもないのですが、「好きなことをやっていたら、なんか形になってきた」という感じです。これも本を出版したからこそ、得られたものですね。

「広めること」の楽しみを知った

基本的に営業は得意じゃないし、お金を払っていただくにはしっかり価値提供をしなければいけない!と考えると胃が痛いので、「人に何かを買ってもらうこと」「イベントの集客をすること」がすんごく苦手でした。

普段の仕事がWebメディアの執筆が中心ということもあり、基本的に無料で読めるものなので気兼ねなく「読んでね!」と言えていた反面、本は有形商材なので、気軽に「買ってね!」なんて言えなかったのです。

でも、この本は自分ひとりで作ったものじゃないので、「ある程度売らなきゃ編集さんに申し訳が立たない!!」という一心で販促を頑張ってきました。

そうして「自分ごと化」してやってみると、販促は意外と苦じゃないことに気付きました。自分が頑張って書いたものを手に取ってもらえるってやっぱり嬉しいのだよー。

販促をしたことで広報の仕事に興味が湧いて、新しく業務委託を始めてみるなど、守備範囲が広がったのも大きいです。

これまで、上記の理由で自分の商材を作ることに強い抵抗があったのですが、「なんかやってみようかなぁ」という気持ちになりました。なんかやるかはわからんけど!!(笑)

“ポンコツ"を信じてもらえなくなった

これは非常に大きな弊害ですね。ええ。

わたしは端的に言えば「新卒で雑貨メーカーでの営業をしたあと、広告代理店を経てWebメディアで編集とライターをやって、フリーランスになった人」なのですが、まぁライターなんてゴロゴロいるし、ぶっちゃけ知り合いの知り合いの知り合いぐらいならいそうな存在じゃないですか。

そんな「ちょっと発信してる普通の人」がわたしのチャームポインツでもあったのですが、本を出版したことで、「なんかすごい人」になってしまい、「普通の人」と自称すると「本を出せてる人は普通じゃないよ!」な感じのポジションになってしまいました。

これによる弊害は、変に期待値が上がってしまい、ポンコツの信憑性が薄れてしまったことです。この本の原稿の締め切り3ヶ月も破ってんだけどな。(反省)

なので、それは若干やりづらいなぁと思います。わたしは運良く編集さんに見つけてもらえて本を出させていただいただけで、決して何か特殊能力があるわけではないので、取材を受けるたびに「普通の受け答えしかできなくてすまんな」という気分になってきます。

あと「ゆぴが遠くにいっちゃった」と言われるのも寂しいです。正しくは神奈川の実家にいます。たしかに前に比べると遠いけどさ。都内から1時間半で行けるよ。(違う)


それはさておき、やっぱり「本を出してよかったー!」なことのほうが多いので、死にそうになりながらも一生懸命書いてよかったです。お手に取っていただいたすべての人にありがとう。

そしてまだまだ販促がんばります!

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