一般人が本を出版するためにはどうすればいい?
どうやって本を出したんですか? とよく聞かれるのでざっくりまとめてみることにするなり。
実は以前にそんな疑問を編集者さんにぶつけるイベントをしたことがあったので、詳しく知りたい方は参加者さんのイベントレポートを見てみてください。
編集者が本を作るときの行動2パターン
まず、わたしの編集者さんいわく、編集者が本を作るときには2つのパターンがあるそうです。
①本の企画があり著者を探すパターン
②著者にあった企画を選ぶパターン
わたしの場合は①のパターンで、編集者さんが「書くことを好きになれるような本を作りたい!」と思っていたところにたまたまわたしがクリーンヒットし、出版するに至りました。
すでに名の知られている著者さんにとっては②のパターンになることも多いです。実際に、Instagramのフォロワーが6万人いる友だちのもとにも本の出版依頼が舞い込んでいました。インフルエンサーは強し!
とはいえ、わたしの場合は所詮7000フォロワーの弱小アカウントだったにも関わらずお声がけいただいたので、一般的には①のパターンを狙っていくほうが確実性があるように思います。
小さい声でも、とにかく自分の好きなことや得意なことを発信しつづけること!
持ち込みよりも発信が優勢
持ち込みは悪いわけじゃないけど、編集者の心理として「良い作家さんを発掘したい」というのがあるというのを文藝春秋の村井さんがおっしゃっていました。
であれば、ヘタにぐいぐいアピールしていくよりも、とにかく自分の得意なことを発信していくことが吉。何が琴線に引っかかるかはわかりませんが、熱量のある発信、「これならだれにも負けない」というものは読まれやすい。
マニアックでもいいので、とにかく第三者に見せられる形にしておくのは大事です。
“テーマ”を意識して発信をする
とはいえ、雑記ブログのようにカテゴリ分けをせずにポンポンと投稿していたのでは、編集者にとっても発掘がしずらい。
もし編集者さんに見つけてもらいたいのであれば、見やすい形に整えておくのは最低限やっておくべきことなのかも。
わたしよ場合は「書くが好きになる文章マガジン」という形でnoteにまとめていたので、書籍化がしやすかったそう。
書籍にしたときにどんな形になりそうか、相手に想起させることができるように発信しておくのは大切だと思います。
文章力はどの程度求められるのか?
編集者さんいわく、実は文章力はあまり求められていないのだそう。というのも作家さんでもない限り、小難しい文章は求められておらず、最低限書ければ良いとのこと。
最近では内容をヒアリングして文章にするブックライターという職業もあるくらいなので、ここはそこまで気にする必要がなさそうです。
実際にわたしもお世辞にも文章がうまいわけではないですが、そこをうまく活かすような編集をしてもらい、読みやすさをウリにすることができました。
うまいへたは意外と関係ない。編集部にはプロの編集者と校閲の方がいるので、そこは身を委ねて、自身は惜しみなく知見を発信することに集中して大丈夫。
運と言われればそれまでですが、運を掴むためにやれることはこんなところだと思います。最後に、わたしが取材した、運にまつわる記事を置いておきます。あでゅ
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