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人間関係をぶったぎってみても

社会人のメリットのひとつに「友だちを選べる」というものがある。

なんとな〜くな付き合いをやめて、自分のことを本当に大切に思ってくれる人だけに時間を割ける。それはかなり幸福なことだと思う。

でも、人間関係をぶったぎるのには勇気がある。

せっかく誘ってくれたのだから、という気持ちもあるし、断ったらもう二度と誘ってくれないのではないか、という恐怖もある。

わたしの場合は、会社が結構忙しくて、自然と同期とは疎遠になっていってしまった。たまに、人伝いに話を聞いたりはするけれど、直接話す機会はどんどん減っていった。

そんななか、昨日、生まれて初めての結婚式があって、会場はちょっとした同窓会のような雰囲気に包まれて、少し緊張した。

フリーランスになってから初めて会う人も多くて、みんな変わらない感じなのに、状況は確実に変わっていて、それがなんだか不思議だった。

「同期もたくさんいるし、たまには来てみなよ!」という友だちの言葉に背中を押されて、それじゃあ、と三次会に参加してきた。

どうもわたしは、謎の朝活コミュニティに入っていて、フリーランスとして独立してはいるが、収入や生活はどうなってるんじゃらほい、という認識になっているらしかった。

でも、そこで昔はほとんど話さなかった人とビジネス系の話で盛り上がれたり、今のフリーランスの仕事でインプットしてきたことの話ができたり、疎遠だった人と、わたしが疎遠のあいだに育んできたものがカチリ、とハマった瞬間があって、驚いたし嬉しかった。

人間関係をぶったぎるのには勇気がいる。

でも、ぶったぎってもまた繋がることもある。

あのとき、わたしが変わらず関係を保ち続けていたら、もっと仲良くなれていたかもしれない。

でも、あのとき人間関係よりも仕事を選んだから、今こうして新しい話題で笑って話せているのかもしれない。

ずっと繋がり続けることは難しくても、こうしてたまに面白い報告ができたらいいよね。そんな人間関係もアリだよね。と、いつもフラフラしているわたしは思うのでした。まるっ



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