静かな2人



お互い
過去から未来へ向かう 線路の上
脱線したままの 静かな2人

「言葉は要らない」ってのは
「話す事が無い」ってことでも あるんですね    ぼくら


気まずくは ない
ただ 目の前の
せっかくの   ブルーの  淡い   ラムネの  海

風は女神の手ざわり

この 誰もいない   いる   とにかく

寂しすぎるんです


空っぽの  ぼくらは


*


少し嫌な汗が こめかみを
撫でるのを感じながら

「せっかくのステキな海と砂浜と太陽が台無しになる前に、
 どこか猥雑で下品な匂いのするところへ、 行きませんか?」

と、

誘いあった。


是も非も無く、逃げ出すように立ち上がり、
結局、いつも通りのぼくらに。

泣きそうになる前に。


罪の無い この海を、
嫌いになって しまわぬように。




#詩 #ポエム #散文 #ショートショート #海 #友人

ありがとうございます! (ノД`) 頂いたサポートは、いつの日かパンを、 パンが無ければお菓子を食べればよいので、 お菓子の専門学校で作り方を習う必要性、 そうなってくると学費とか交通費、 え、ちょっと待って下さい、 紙に書いて考え直そう、そうするとやはりパン、 いやペンか、ペ