あさりミルク

頭の整理を兼ねた散文や詩を殴り書きしています。 何卒よろしくお願い申し上げます。

あさりミルク

頭の整理を兼ねた散文や詩を殴り書きしています。 何卒よろしくお願い申し上げます。

マガジン

  • 遺骸片

    頭が良いフリをしたくなる程度の知能があるせいで、生きづらくなってしまい、頭の中がぐちゃぐちゃになる。それをくみ取ったもの。抒情詩。

  • C18H14CLFN2O3

    服薬時、あるいは服薬前、あるいは発作後、あるいは発作前に書きなぐった文章。

  • パチンコ雑記

    パチンコの事をまとめたものです。

最近の記事

094_未来と何か

また死んだ 未来が死んだ 助けてやれなかった でも仕方ないと言われた 避けられないことだって 数が多すぎるからだって 僕らには未来を守る義務がある でも僕らにも未来があるのだと 分かっている分かっているけど 悩んだ末に考えなくなった それが僕が従う人らしい その人は数字と向き合って 減らすことばかり考えている 今年も減ったらしい どこかへ報告して戻ってきて 上機嫌で帰ってくる これでまた未来は明るくなるんだと 僕も未来を変えなきゃいけないのかな

    • 096_尊い命

      僕はヒトでそれ以外種族は分からないけど 少なくともヒトの命は大切に扱われている 何かあったら治してくれるし 何かあったら伝えてくれるし 生きようが死のうがどうあれ 何かしらのためになっている 死ぬなんて言わないで 苦しくても生きて 辛くても生きて 君の幸せなんて知らないけれど 僕の知ったこっちゃないけれど 君が生きているから 僕が生きてけるんだ 僕の糧となって

      • 097_未来は明るいよ

        未来は明るいよ 誰にでも希望はあるよ 未来は明るいよ 誰にでも才能はあるよ 未来は明るいよ だから自殺はやめよう 辛くとも耐えて 悲しくとも耐えて 耐えていればきっと 未来のある人が言ってた きっとなれるかもしれない だから僕の未来を託した 僕の未来なのに託してしまった そんな弱い人間なんだと知った 未来は明るいよ 僕がいなくても

        • 098_依存症

          もうお酒でもいい 溺れてみたい もう煙草でもいい 汚れてもいい もう博打でもいい 破滅していい もうお薬でもいい 崩壊していい もうなんでもいい 依存したい自分がいる 定着はおろか 依存すらできない 一体僕に何があるんだろう 何もない自分を怖がっている もう生きたいのか もう死にたいのか 分からない 依存したい ただそうすれば何かを 掴めるんじゃないかと なんて空想だ 分かってる 結局変わらないんだ

        094_未来と何か

        マガジン

        • 遺骸片
          136本
        • C18H14CLFN2O3
          23本
        • パチンコ雑記
          13本

        記事

          099_お国のために

          お国のために お国の未来のために 自分の人生を命を犠牲にした きっと役に立つと信じて 神様に頼んで見せてもらえることになった 確かに役に立っていた みんな私の命を使っていた みんな私の祈りで暮らしていた でもみんなバラバラだ 私の思っていた未来とは違っていた 見たことない聞いたこともない人が 私の言葉だと 私の意志だと 私の命を掲げて 誰かの命を操っている みんなバラバラだ

          099_お国のために

          081_怪物

          ひたひたと迫ってくる不安 内が作り出したものなのか 外が作り出したものなのか そんなことはもうどうでもいい この怪物のでかいことでかいこと 心を牛耳って僕という存在が 端に端に追いやられ もう一歩でこぼれ落ちてしまう 助けてくれと叫んでも言葉は通じない 涙を流しても何も感じない 本を読んだことがある 心の壊れた人のお話 それは醜い怪物のようで みんなから端に端に追いやられて 助けを求めても聴いてもらえない 涙を流しても何も伝わらない あれどうしてだろう なにかに

          079_混同

          なんとかして見れた夢の中 自分が憧れていた世界で活躍して 何不自由なく過ごしている理想の生活 目が覚めると帰りたくない現実 自分が憧れていた世界を遠目で見て 不自由極まりなく過ごしている過酷の生活 ある日突然夢の中の登場人物に誘われた こっちの住人にならないかと 現実は辛いだろうと 理想の世界で生きたいと僕はうなずく 目が覚めると変わらない現実 自分が憧れていた世界で 不自由極まりない生活 もう一度夢を見たい だけども何度願っても もう夢を見ることはなくなった

          078_例外

          例外ってかわいそう 例外だから許してあげて 助かったことはない 現実は非情だ 例外といえども一括りにすれば そこのクズとなんの変わりもない だから例外はないとされる 例外はあるけれど 例外はあってはならないのだ

          077_私はいいと思います

          私はいいと思いますよ 頑張ってほしいですね 私はいいと思いますよ 意思を貫いて欲しいね 私はいいと思いますよ 本人がいいんですから 私はいいと思いますよ どうでもいいんですよ そんなことしないです

          077_私はいいと思います

          076_頭の悪い人

          自分の頭が良くない事を いや悪い事を知ってしまった まだ自分の頭を分からなかった時 目の前の目標にガムシャラに走ってた 頭のいい人がいっぱいいる学校に入れた 自分の頭が良いと錯覚してしまった 成功した人の話を聞いてばかりで 自分の足元なんてこれっぽっちも見てなった いや実はもう気づいていたのかもしれない 気づかないふりをしていたのかもしれない 頭が悪い人の存在理由を考えてみた 頭が良い人の比較でしかないと結論付けた 頭が悪いからそれくらいしか分からなかった しょ

          076_頭の悪い人

          074_無音

          さあ寝ようと電気を消して布団に入る かすかに聞こえる物音 まだ隣の人は起きてるのかな 遠くで聞こえる猫の声 ナワバリ争いしてるのかな すっと聞こえる何もない音 世界が突然消えてしまったようで 目をつぶれば自分が消えるようで 急に怖くなって鼻をすすってみる ああ大丈夫だ まだ僕は生きてる

          073_いじわる

          神様はいじわるだ お前には才能があるって教えてくれた どんな才能なのと聞いても教えてくれない 自分で探して自分で見つけなきゃいけない 結局分からないまま体が動かなくなっちゃった 神様はいじわるだ お前には才能があるって教えてくれた 聞いても教えてくれないからずっと探した 周りにバカにされてもいつか見つかるはずだって 結局分からないまま体が動かなくなっちゃった 神様はいじわるだ お前には才能があるって教えてくれた

          072_三分の一

          どうやら今日僕は 人生の1/3を終えたらしい 残りをどう生きようかと 調べていくと分かったことがある 始めの1/3は学んで 真ん中の1/3は働いて 最後の1/3は朽ちていく それが理想で それが当然で 壊れてしまった僕の これまで過ごした1/3に 学んだことはあるだろうか これからの1/3へ行けるだろうか どうやら今日僕は 人生の1/3を終えたらしい 残りをどう生きようかと 既に2/3を生きる人に聞いてみる 今の頭にあるものを武器にしろ 過ぎた時間はもう戻らない

          071_義理

          義理だけど嬉しい たとえ血がつながっていなくとも 自分のことのように嬉しい そんな話をいつもされるのなら いっそのこと交換すればいいじゃない 義理だから仕方ない どんなに出来損ないだろうが 自分のものだから仕方ない そんな話をいつもされるのなら いっそのこともう壊せばいいじゃない 義理なんて大っ嫌い 義理なんて要らない

          069_マボロシ

          元気な姿で「ただいま」と聞こえる 笑顔で出迎えて「おかえり」と聞こえる 食卓を囲んで「いただきます」と聞こえる 寝る前にみんなに「おやすみ」と聞こえる とても楽しかった家族団欒の日々 「ただいま」 「おかえり」 「いただきます」 「おやすみ」 一人、みんながいる部屋で口にする みんなはただ黙っている みんなの表情も分からない でもきっと答えてくれるはずだ 「ただいま」 「おかえり」 「いただきます」 「おやすみ」 また一人、みんながいる部屋で口

          068_ペット

          ペットとは言葉を交わせない 人間とは言葉を交わせる だがある日、人間が急に言葉を交わせなくなったら あなたならどうする ペットが苦しんでいるとすぐ安楽死させる このまま生きていてもかわいそうだから その点人間は扱いが違う 苦しくともやれ延命やれ蘇生だと いつまでも逝かせてくれない なぜ人間にも同じことをしないのだろうか 家族同然のペットにはすぐ安楽死させるのに いや、時にはそんなこともないか とても怖い怖い生き物だし ペットは所詮ペット 人間はいつまでも人間