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本好きが今年読んで面白かった本

本好きのみんです。

今年読んだ本は27冊。

1年で25冊読む目標は達成できましたが、もっと読みたかったです。

今年読んで面白かった本6冊

1.『推し、燃ゆ』宇佐見りん

最年少で芥川賞を受賞された作品。
推しがファンを殴り炎上してしまうことから始まる話です。

宇佐見りんさんは私と同い年。

どうすればこんな文章が書けるのかと衝撃を受けました。

私も推しがいるので共感できる部分もありつつ、自分はここまでではないなと客観的に読める部分がありました。

主人公の心情を表す言葉や容易に状況が想像できる描写。

自分と同じ歳の方が書かれた小説を読んで、ただただ脱帽しました。

2.『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』藤吉豊 小川真理子

文章に関しては、この1冊さえあれば大丈夫!だと思います。

この本を読んでから意識するようになったのが、伝えたいことは一文につき一つにすること。

接続詞を重ねて長い文章を書くのではなく、出来るだけ一文を短くする。

これを意識しながら文章を書いています。

文章を書くのが上手くなりたいと思っている人には、おススメの1冊です!

3.『自転しながら公転する』山本文緒

仕事や親の介護、彼氏との関係に悩む女性の話です。

何か特別大きなことが起こるわけではなく、1人の女性の人生を覗き込むようなお話。

辞書かと思うほど分厚い本ですが、面白いのですぐ読めました。

タイトル通り、自分も周りも変化していき、まるで台風の目にいるような状況のしんどさが描かれています。

読了後には自分の中の疑問が解消されて、思わず「なるほど~」と声が出ました。

分厚くて手を出しにくいかもしれせんが、是非読んでほしいです。

4.『お探し物は図書室まで』青山美智子

私と青山美智子さんが出会った作品です!

お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?無愛想だけど聞き上手な司書さんが本と付録であなたを後押しします。

立場も状況も違う5人の登場人物が、図書室で出会った司書からおすすめされた本やもらった付録をヒントにして、自分が本当に探しているものに気付いていくお話です。

自分を後押ししてくれる、書き留めたくなる言葉がたくさん詰まっています。

特に好きなのは、第1章の主人公である婦人服販売員、21歳朋香の最後の言葉です。

 何ができるのか、何をやりたいのか、自分ではまだ分からない。だけどあせらなくていい、背伸びしなくてもいい。
 今は生活を整えながら、やれることをやりながら、手に届くものから身につけていく。備えていく。森の奥で栗を拾うぐりとぐらのように。

自分が何をするべきか、何がしたいのか分からなくなったときに、この言葉を思い出すようにしています。

5.『月曜日の抹茶カフェ』青山美智子

青山美智子さんのデビュー作である『木曜日にはココアを』の続編です。

前作にも登場したマーブルカフェで、ツイてないと嘆く携帯ショップ店員と、愛想のない茶屋問屋の若旦那が出会うところから物語が始まります。

全ての出会いが繋がっている。

この本を読んでから、これまで煩わしいと思っていた人との関係をもう少し大切にしていこうと思えました。

人と人が出会うのには、途方もない縁が繋がっていると感じられる作品です。

6.『おおあんごう』加賀翔

加賀さ〜〜〜〜〜〜ん!!好きです!!🥺🥺

詳しい感想はこちらで。

『おおあんごう』を読んで、どの出来事にも意味があること。好きになれない人は、嫌いだけど笑っちゃう人として受け入れることを学びました!


最後に私の積読を見てください。

来年もいっぱい本読みます📕

おすすめがあれば知りたいです!

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