【円安対策】留学するなら奨学金!給付型奨学金獲得に向けた私のスケジュール
イギリスの大学院留学の際に、イギリス政府やロータリー財団、さらには留学先の大学院から給付型奨学金を頂いた「みりん(@milin_study)」です。
給付型奨学金とは、返済の必要がない奨学金。特に、円安で留学費用が上がった今なら、合格とあわせてぜひ獲得したいのが給付型奨学金です。中には、現地通貨建てでもらえるものもあるので助かりますね。
実は、私はそんなにエッセイが得意なタイプではありませんでした。大学生のときに応募した交換留学は書類落ち。就職活動もことごとく落ちまくっています。では、そんな私がどうやって給付型奨学金を3つも獲得できたのでしょうか。秘密のひとつが、スケジュール。本記事では、私がどんなスケジュールで奨学金に対して準備をしたかを紹介していきます。
最初に結論を伝えると、とにかく早めに準備をはじめてほしいということ。私は競争率が高いイギリス政府の奨学金は、応募の8ヶ月前から準備をはじめました。
下記で詳しく説明していきます。
給付型奨学金は、なぜ早めの準備が必要?
給付型奨学金は、留学の目的や留学後のキャリアに関するエッセイが求められます。給付型奨学金は、競争率が高い。イギリス政府のチーヴニング奨学金では、2−3%とも言われています。
奨学金の選考は、多くの場合、書類選考と面接で候補者が決まります。
まず、クリアしないといけないのが書類選考。中でも大事なのはエッセイです。エッセイの出来具合で、書類選考の合否が決まると言っても過言ではありません。
エッセイでは下記のようなトピックの記述が求められます。
イギリス「チーヴニング奨学金」の場合は下記のトピックが求められます。
また、アメリカの著名な給付型奨学金「フルブライト奨学金」は下記のテーマに関するエッセイが過去求められたことがあります。
正直、何を書いたらいいかわからない、と私はエッセイのお題を見て思いました。そう思いませんか?
ぜひ、興味がある奨学金の課題エッセイを早めに確認することをオススメします。
エッセイでは、どれだけ論理的にかつ具体的にエッセイのストーリーを組み立てられるかが鍵です。そのためには、いろいろな人に話を聞いたり、インターネットで調べていきながら、考えを組み立てつつ具体化していくことが不可欠ですし、本当に時間がかかりました。
だからこそ、奨学金の準備は早めにすることをおすすめします。
では、いつから奨学金の準備をしたらいいのでしょうか?具体的に、アメリカとイギリスの給付型奨学金の選考スケジュールを紹介します。
早くはじまる!給付型奨学金の選考スケジュール
奨学金によってかなり時期は異なりますが、1年以上前に選考がはじまるものが多いです。
アメリカ・フルブライト奨学金の選考スケジュール
アメリカを志望する留学生に人気が高いのがフルブライト奨学金。7月に留学に行く場合、なんと1年前に応募書類の締切が設定されています。
イギリス・チーヴニング奨学金の選考スケジュール
イギリス留学を希望する方に人気が高い、イギリス政府の給付型奨学金「チーヴニング奨学金」の2021年の場合の選考スケジュールを紹介します。こちらは、少し遅めのスケジュールですが、それでも半年以上前には応募書類の締め切りが設定されていました。
ロータリー奨学金の選考スケジュール
全世界の留学生に人気が高いのがロータリー財団の奨学金。地方によってスケジュールが違いますが、2019年・東京地方の場合は前年の10月に書類審査がの締切が設定されていました。こちらも半年以上前です。また、私の地域は更に早く、1年以上前に書類審査の締切が設定されていました。
これらを見ていただいてわかるのは、奨学金の応募は、実際に大学や大学院からの合格通知をもらう前、むしろ大学院への応募する前に書類選考が始まっていることがポイントです。
実際に、私が奨学金の獲得に向けて2年前から動いていたときのスケジュールを紹介します。
奨学金獲得にむけた私のスケジュール
もともと自己分析やエッセイを書くのが苦手で、今まで奨学金の選考を通った経験がなかった私は、奨学金を獲得するために、かなりの時間をかけて準備しました。私の奨学金に対する具体的な準備スケジュールは下記の通り。
最初はTOEFLなど英語のテストに向けた準備をしていたのですが、なかなか目標スコアを達成できなかったこと、ふと調べた奨学金の応募スケジュールを確認すると、実は奨学金の応募はかなり早くはじまることを知り、慌てて留学カウンセラーに連絡をとりました。
私が実際に奨学金応募のためのエッセイを書き始めたのは留学の17ヶ月前の3月。正直、まだまだ余裕があると思っていたのですが、実はロータリー財団の締切がかなり近いということを知り、慌てて書き始めました。
書いてはみたものの、エッセイの内容に自信がなかったので、エッセイのネタ出しに強そうなキャリアカウンセラー(2社目)を見つけて、5回のセッションで約20万円と高額でしたが、カウンセラーのアドバイスを受けました。
ロータリー奨学金まで2週間のところで、1回目のカウンセリング。そのカウンセリングで強化すべきポイントを指摘してもらい、時間もなかったので、できる範囲で反映、応募しました。運良く、ロータリー財団の書類選考や面接は通過できました。ギリギリセーフだったと思います。
更に競争率が高いイギリス政府の給付型奨学金に向けてのエッセイは、さらに半年をかけてエッセイの内容をブラッシュアップ。かなり完成度をあげて望みました。その結果、自分でも信じられませんでしたが、書類審査を突破、同じ内容を面接で喋って奨学金合格という幸運をつかむことができました。
受かりたいなら今すぐに対策を!
月並みになりますが、まずは応募しようと思っている奨学金の課題エッセイを調べて、考えをまとめるのがオススメです。その後は、友人や周りの人に見せて意見をもらいながら、とにかく具体化していくことが大事。例えば、「日本の未来を変えたい」のであれば「どう変えたいのか」、「留学で何を学ぶのか」、「留学で学んだことをどう使えるのか」、「そしてなぜあなたができるのか」といった観点で考えをまとめて置くことが重要です。エッセイを書くのは、時間がかかりますし、いきなり完成度の高いエッセイはかけません。
これから給付型奨学金を狙う皆さんには、とにかく早めの対策が必須だと伝えたいです。
私が奨学金に合格した時に気をつけていたことを、奨学金別にノウハウをまとめました。具体的な対策内容を知りたい方にオススメのノートです。
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