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仕事はできるけどやりたいことがない人

って結構いそうですよね。かくいう僕もそんな感じです。別に自分をほめてるわけではないです。読んでいくとそういう感じじゃなくなってきます。

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納期を守る、仕事の取り掛かりが早い、いろいろ丁寧、報連相の徹底

大体こういうことができている人は、入社して数か月で優秀だといわれ始めると思います。特に新卒はそうだと思います。

こういう人って、学生時代は成績が良かったんじゃないでしょうか?優等生タイプ。

テストで良い点数を取るために一生懸命勉強するんです。先生からすると手がかからないし、点数もとるから評定は4か5をつけるわけです。

でも、一生懸命頑張る動機の根底にあるのはなんでしょう?

それは、格付けで下位になってしまう「恐怖」だと思うんです。

偏差値という格付けシステムの中で下位にならないように勉強しているわけです。

こういう人たちは常に他者評価にさらされて努力を重ねます。誰かと比較して自分がどの位置にいるのかが気になってしかたないんです。

そうなると次第に、今所属しているコミュニティの中で上位を目指すことだけを目標にするようになるわけです。それは自分の今後のキャリアの選択肢を狭める方向に向かうことであり、キャリアを考えるための資源のほとんどが、今の会社の中でいかに成果を上げるか?という問いばかりで埋め尽くされるようになります。

するとどうなるか、

気づいたら、将来やりたいことがわからなくなっているんです。あるいは、今所属しているコミュニティの中でできることの範囲でしか、やりたいことがみつからなくなっているんです。

そして、同質的な集団内競争で相対的に優位をめざす以上の目標しか持たなくなってしまうと、自身が所属しているコミュニティのことをより肯定し、コミュニティの外部に対しては無意識的に排他的になっていきます。排他的と言わないまでも、客観的でフラットな評価ができなくなるんです。

そのうち、いい意味でも、悪い意味でも、今の会社・コミュニティにいることが一番心地よくなってくるという循環が生まれてきます。

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