#10 サトウのごはんを食べて思い出す

先日、久しぶりに、サトウのパックのごはんを食べました。

その時に、ふと熊本地震の時のことを思い出したので今日はそのことを書きたいと思います。


2016年春。当時高校2年生。

熊本地震にあいました。

二度目の地震のとき、本当に死を覚悟しました。

車の中で母と眠っていたところ、ものすごい地鳴りが聞こえ、揺れが襲いました。

とっさに母に抱きつき、体が浮くのをこらえようとしました。

怖くて目を閉じていました。

でも体は浮きました。

その瞬間、「あ、死ぬんだな」と思いました。

再び目を開けた時の安心というか、あの複雑な気持ちは言葉にできません。

そのあと、恐怖感からか体の震えが止まらず、涙も止まりませんでした。

母の指示で父にメールで「けいりょうちゅうにいます。けいりょうちゅうにいます。」と書いた記憶があります。


パックのごはんはそれよりも2週間ほど後の話です。

私は、実家の反対側にある、熊本県立体育館というところで配食のボランティアを朝晩約3週間していました。(その前10日間くらいは長崎にいました)

私自身は、実家の復旧が早かったため、発災から10日後からはずっと実家で生活していました。


5月のGW終わりごろでしょうか。

パックのごはんをボランティアみんなで湯煎して、温めて配っていました。

私も、そのあまりを頂き、食べました。その時まで、私はパックのごはんがとても嫌いでした。でも、この時は本当に美味しく感じました。

私自身は食にさほど困らずに過ごすことができましたが、避難されている方は一時期は毎日のように冷たい食事ばかりで、正直配るこちら側もとても辛かったです。

そんな中であたたかい食事が取れるのって本当に幸せなんだなって心底思わずにはいられませんでしたし、食への感謝を忘れてはいけないなという気持ちにもなりました。


それから、サトウのごはんは好きな食べ物の1つに。

というか、思い出の味に。

ふりかけなしでも普通に1パックぺろっと食べてしまうこともあります笑(デブまっしぐらなんて言わないでね)

まあそれはいいとして。

まあ要は食への感謝って忘れたらダメですねっていうお話でした。



noteを読んでくださり、本当にありがとうございます! これからも頑張って更新していきますので、応援よろしくお願いします! ここでいただいたサポートは、今後の活動や研究のために大切に使わせていただきたいと思います。ご協力よろしくお願いします。