まだ子どもなんだから大したことないでしょ、という謎のきめつけ。
こんばんは。コミュニケーション専門家/MIKUです。
日常で活かせるNVC
特別なものと思われがちなNVCですが、実は…
私たちのすぐそばにあったり、暮らしに今すぐ活かせるものなんです。
そんな身近なNVCを今日はご紹介。
テーマはこちら
「感じることに、大人も子どももない」
お正月の3日間。
私は、息子におすすめされた小説を読んでいました。
(まだ読み切ってませんが…)
こちらの本です。
序盤から、主人公の繊細な心の描写に引き込まれます。
でも主人公はそれを誰に話すでもなく、言葉にするでもなく心にしまっているわけです。
聞かれることもないし、あえて言葉にしようとも思わないから。
この小説を書いているのはもちろん大人だけど、子どもだって実際はこんなにもいろんなことを考えているわけです。
そして私がそう思う理由は、私自身もそういう子供だったから。
私は学校こそなんとか行っていたけど、それでも本当は学校の空気に馴染めず家族の関係性も息苦しくて。
私の父は、自分の思い通りにならないことがあるとすぐ家族に不満をぶつける人でした。
父が中心の、我が家の暗黙のルール。
普段から家族みんなが父の顔色を伺うように過ごしていて。
次第に私の5歳上の兄は反抗期になり、父と毎日怒鳴り合いを繰り返しました。
当時の私は「偉そうなお父さんてムカつく」しか自覚していなかったけど、今思えば、黙って父の言いなりになっている母にもうんざりしていたし、攻撃的な形でしか父と対話できない兄に「いつまでそんなことをしてるのか」と呆れていました。
でもそれらは言葉にする機会はなく、別に言いたいわけでもなく。
心の中にそっと消化不良のまま溜め込んでいました。
そして当時の家族への私のニーズは、今思えば、
だったんじゃないかな。
そして感情は、
があったと思うのです。
子供というものは、あえて言わないだけで周りをとてもよく見ているし、実は複雑なことを考えているのだと、私は思っています。
でも親になった私はそれをつい忘れ、息子に対して「ちゃんと言わないとわかんないでしょ!?」とか「子供なんだから大人ほどの悩みはないでしょ」と無意識に思っていました。
本当は、子供だろうと大人だろうと感じることや思うことは同じくらいあって、重みは平等なんですよね。
ーまとめー
NVCでも、感情やニーズは、子供も大人も関係ありません。
本来、心で感じることはみんな平等に大事なもの。
改めて、そんなことを思ったお正月でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?