星純平\みこと治療院

私、星純平が、みこと治療院を営みつつ、人生のさ中で感じたことを忘れないように雑記してい…

星純平\みこと治療院

私、星純平が、みこと治療院を営みつつ、人生のさ中で感じたことを忘れないように雑記しています。私自身、中途失明で全く目が見えませんので、お読みいただく際には、著述の誤字脱字はどうかご容赦ください。よろしくお願いいたします。

最近の記事

コー茶

ゴールデンウィーク前だと言うのに真夏日に迫る暑さが続いている。地球の環境変化と一言で片付けてしまえばそうなのかもしれない。地球誕生は45億年前だと言う。人類史は高々2千年を超えたあたり。ここ数十年は温暖化が懸念されているが、地球が凍り付いてしまった時期もあった。とは言え、地球を好き勝手にほじくり返したり積み上げたり、得体のしれない物を空に吐き出したり海にたれ流したり、感心できない看過できない事を人類が行っているのは確かだ。謙虚懸命に人類は生きなければならない。 僕の住む福島県

    • サッカー台

      レジで支払いを済ませサッカー台に買い物かごを運んでいく。このサッカー(sacker)とは、スーパーマーケットで客が購入した商品を袋に詰める係りの店員の事だ。今の僕の場合、サッカー台で客自身でサッカーを行っていると言うことになる。あまり考えたことがなかったが、名店で買い物をすると確かに商品が綺麗に収められた袋の取っ手のところを差し出される。客はそこを握って商品を持ち帰るだけでいい。これがサービスの妙と言うところか。 買い物したものはバックパックに入れることが当たり前になった。調

      • 馬刺し

        「駅のスーパーマーケットはわかるよね。」と、渡辺さんがおもむろに切り出してきた。「西口のですよね。」 僕は答えた。そのスーパーマーケットには僕の妻が勤めていたこともあるから、知っているなどと言うよりも聞かなくてもいいこと知らなくてもいいことまで妻から聞かされていた。働かない同僚やわがままな客。どこにだって気の合わない人はいるし、そんな憤懣はお互いに抱いているのに違いない。だから僕の妻が憤懣を抱いたなら妻に対して憤懣を抱いている人がいると思っておいて間違いないはずだ。完璧な人な

        • 左右のサイズが違うランニングシューズ

          もう何度目かになる。昨年暮れ、福島市にある『小児難病とその家族を支援する施設『パンダハウス』で施設の清掃と花壇の手入れなどのボランティアをさせてもらった。そこは主に、福島医科大学病院の小児科に入通院する子とその家族とが利用している。先の見えない闘病。それは過酷な砂漠に家族ごと放り出されたかのような孤独と苛立ちと無力感を乱暴に抱かされるようなものではないだろうか。このパンダハウスとは、そのさ中に現れるオアシスのような施設だ。中途で失明した僕にとって、そこへと思いが傾かない訳がな

          エイプリルフール

          エイプリルフールとは、毎年4月1日に嘘をついても良いという風習のこと。イギリスではオークアップルデーに倣い、嘘をつけるのは正午までとされているが、それ以外の地域ではその日一日とされている。僕もこれまで、友人らからの「嘘!?」との反応を楽しむためにくだらない嘘をひねり出してきた。有名人が治療の予約を入れたとか宝くじが当たったとか。それを「嘘!?」と笑い合える関係は尊い。あまりにもリアルに過ぎる嘘もナンセンスだし、必ず、誰も傷つけず損をしない、それは嘘でなければならない。 僕も歳