サッカー台

レジで支払いを済ませサッカー台に買い物かごを運んでいく。このサッカー(sacker)とは、スーパーマーケットで客が購入した商品を袋に詰める係りの店員の事だ。今の僕の場合、サッカー台で客自身でサッカーを行っていると言うことになる。あまり考えたことがなかったが、名店で買い物をすると確かに商品が綺麗に収められた袋の取っ手のところを差し出される。客はそこを握って商品を持ち帰るだけでいい。これがサービスの妙と言うところか。
買い物したものはバックパックに入れることが当たり前になった。調子に乗って買い物してしまうと買い物したすべてがそれへと入らなくなりサブトートバッグを出さなければならなくなる。ブロックを綺麗に積んでいくように商品をバックパックのスペースに入れていく。大きさが違う3つの箱に入った商品がうまく入れられない。頭を悩ませた。スーパーからビニール袋が提供されていた頃は考えたことも無かった。案外商品を限られたスペースに入れる場合箱が邪魔になると言うことがあると知った。物価高騰のため実質値上げも行われている。パッケージが変わらなくても中身が少なくなっている。特にパッケージが箱であればそれはよくわかる。明らかに箱の大きさに対して中身が少ないのだ。しかし、バックパックにそれを入れる際の容量は箱の容積になるから、それはどうにもかさばるものになってしまう。だから、その場で箱を捨てて中身の商品のみを持ち帰る客もいるようだ。サッカー台の下にあるゴミ箱に肉や魚のトレーまでも捨てていく客もいるがそれはまた別の話だろう。
「このおせんべい、これは嬉しいよね。」と、あるおせんべいを妻がバックパックに入れている。「本当だよ。これは嬉しい。」と、その言葉に共感を僕は返した。『純米せんべいサラダ味』(立正堂)は、僕が大好きなおせんべいの一つで、酒のつまみにもしている。米の香りとその豊かな味。更にそれらはやや控えめな塩味に引き立てられる。適度なサラダ風味もいいい。このおせんべいは物価が高騰する以前は、1パッケージに2枚入り小袋が10袋入っていた。全部でおせんべい20枚。食べ応えがある。値段は298円を定価とする店が多かったと思う。定価の設定が安い店なら278円と言うところもあったかもしれない。安売りなら、258円または238円または198円最後には178円最後の最後には158円もあった。そんな超特売価格の際には2点3点と買い求めた。今は、1パッケージから小袋が一つ少なくなった。それでも食べ応えはあるが値段は298円が定価で238円が特売の底値だった。それが今日、同商品にエコパッケージと言うものを見つけた。値1パッケージ18枚入りで198円だった。これは本当に嬉しい。
これぞ推し活の喜び!これからも買い続けていきます!!
これ以外にもエコパッケージの商品は増えているが、内容量と値段を照らし合わせてみると安くはない者もあるからそれだけで喜ぶことはできない。市場には罠も多い。堂々と誤魔化しを行うのだ。国民の代表政治家が堂々と誤魔化しをやってみせているのだから、企業や国民がそれを行っても仕方がない。決壊は小さな亀裂からだ。国の枠組みたる政治家の回診に期待薄の期待をしたい。やれやれ。とは言え、『純米せんべいサラダ味』(立つ正堂)のような商売人精神で事業を行っているところも多いはずだ。そのお陰で僕はこの美味しさをいただけている。
感謝!!
そんな商品に出会うのも買い物の楽しみなのかもしれない。今日もバックパックは重い分、財布は心もとないほどに軽くなった。やれやれ。

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