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現代にタイムリープした縄文人

「やりたい事が分からない。
わざわざ物資次元の地球に生まれて来て、思考が実現化するまでにタイムラグがある世界に肉体を持って降り立ったのに、自分が何がしたくて生まれたのか、さっぱり分からない。」
旦那が突然亡くなってしまってから、昔なら考えもしなかった事を毎日毎日もう3年も考えている。

「私、何がしたくて生まれたの?」

色々な本を読み、様々な講座を受けて得たヒントは沢山あるが、そのうちの1つに、
小さな事から自分の願いを叶えてあげる
というものがある。
本当はコーヒーが飲みたい。でも子供が残すのはもったいないし、お店の人にも悪いとか考えて、ジュースを注文してしまい、小さな我慢をする。
1時間ぐらい湯船に浸かってボーっとしたいのに、子供のご飯を作らなきゃいけないからとか考えて、シャワーだけで済ませる。
子育てをしていると、そうやって小さな我慢を知らずに繰り返していき、蓄積していき、潜在意識に
「自分は好きな飲みものを注文する事は許されない」
「自分は1時間ゆっくり湯船に浸かる事は許されない」
と刷り込んでいっている。潜在意識には主語がないし、潜在意識の中のものが現実に現れるから、自己肯定感の低い自分が出来上がる。
自己肯定感が低い自分というのはエネルギーの量が少ない。自分のコップの中に10ぐらいのエネルギーしか無かったとすると、残りの90のエネルギーは、他人から吸い取って生きる事になる。これがエネルギーバンパイアという事だ。

私、だいぶエネルギーバンパイアになってたかもなぁ…

小さな自分のやりたいことを自分で少しずつ叶えてあげていくと、自分の事を信用出来るようになる。

仕事の事で苦労して死んでいった旦那の事を思う。汗水垂らして働いて苦労してやりたくない仕事をした。身体を壊して死んでしまっても、会社の人は旦那のロッカーの鍵があるかどうかだけを気にしていた。

それをみた私は、「自分は何がしたくて生きてきたのか」全く分からなくなった。ただ残りの人生は、自己犠牲で働きたくないと考えていて、「今あるお金で豊かさや幸せを感じて生きる方法」はないか考えていくと、「節約は副業」と思えるようになってきた。
車2台も家も家具もどんどん手放して、無駄な支出を押さえたら、本当にやりたい事のためだけにお金を使える。

ところで先日近所に住んでいる、娘の同級生の子のお家が、「築10年経ち、家の外壁の塗装を塗り替えます」と施行会社の人が挨拶に来られた。

その話を以前住んでいた場所のママ友とLINEで話した時に話したところ、そのママ友のお隣さんが同じ施行会社で建てているらしく、足場を組むのに50万円、塗装代に200万円、近所への挨拶回りもプランに組みこまれているという。10年ごとに250万円かぁ…。
私と娘が電車とバスで定期テストのご褒美でライブに行ってきた帰りにその同級生は塾に行く。私は娘に中学生までの勉強は教えてあげられないと親としてヤバいと思っているので、参考書を買ってあげて分からないてところを教えてあげるが、最近の参考書は、動画解説がついているから忘れてしまっている部分は動画解説で何とかなる。その同級生より娘の方がテスト順位が上らしい。

苦労して働いたお金で家の外壁塗装をする。それはその人にとって必要な事だと思うし、他人の事だから別にいいけれど。

苦労して働いたお金で子供を偏差値の高い学校へ通わせる為に塾へ通わせる。日中学校へ行き、部活をし、夜に塾へ行くから送迎する親も子供も自分の家でゆっくり出来ない。その家には日中も夜遅くまで誰も居ないのだ。自分の時間がないそのお母さんは、いつも眉間にシワをよせている。

仕事で、東京大学を卒業した人と京都大学を卒業した人と大阪大学を卒業した人と大学院を卒業した人のシマに居た事があったけれど、いつもそれぞれ言い争ってケンカばかりしていたのをみていたので、学歴なんてどうでもいいからキチンと話が出来る人と仕事したいと思ってしまっている私にとって、学歴を大事に生きてる人が令和の世の中にまだ居るのか…と思ってしまう。(毒)

また、娘の通う中学の部活の美術部で和紙に絵を描いてランタンにして、市内のお祭りでそれぞれの中学校の美術部でそのランタンを引っ張って歩くという行事があった。蝋引きというやり方で先輩が絵を描いたものの背景を塗ったりする事を任されたようで、先輩達の恋バナを聞きながら作業をして楽しかったと毎日言っていた。ところがいざお祭り当日になると、娘ともう1人しか1年生の子は来ておらず、何故か聞くと、4日後に中間テストがあるから塾に行かなきゃいけないとの事。ちなみに2年生と3年生はほぼ全員居た。

学校のテストや塾や学歴が、部活で先輩と恋バナを楽しみながら描いた絵を披露する事に自分で参加する事よりも大事だと思う親が。まだ令和の世の中に。居るんだねー。(2回目)

他の人の金銭感覚はどうでもいい事だが、それをみた事で本当に必要な支出は何かを考えるきっかけになった。

私は、

□1日2食 その代わりできるだけオーガニックのものを自炊

□保険を見直す

□車は持たない

□洗剤類は重曹とクエン酸とマグネシウム

□格安スマホにする

□髪は自分で染める

をして来たけれど、そのうち自分の服は自分で作れるようになりたいと考えたりしている。現代にタイムリープした縄文人になったら、雨風しのげる家、蛇口を捻ればお湯がでて、エアコンの効いた部屋の外は大自然、スマホ1つで映画も観れて、欲しいものは翌日に届くなんて夢のような世界だもんね。

そうして自分の本当にやりたい事、行きたい場所、やってみたい経験、願いごとを叶えてあげるためにお金を使えるようになりたい。

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