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【良い小説良い哲学】~「良い小説」と「いい話」を峻別しよう党

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いい話が世の中溢れています。それはとても良いことだと思います。でもいい話と良い小説は違うのです。いい話は勧善懲悪の水戸黄門です。小説とは美を表現するもの。きれいな小説でもない。じ…
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#エッセイ

弱いから強くなれると教えてくれた。

強いと弱い。 強くなくていいよと誰かに言って欲しくて ずっと生きてきたようなところがあった…

幸せは、案外転がっている

「アタシが帰る日 冬瓜のスープと炊き込みご飯が食べたい」 前々から幼なじみに言われていた…

第七章 中受地獄(白石真央)(1)

お父さんから超難関校の合格を目指せと言われて、中学受験に挑む白石真央ちゃん。 でもお父さ…

互いに多様性って棒で殴り合ってろ

わたし、間違っていたな…で 今週の口癖は「多様性でいいじゃん」 わたしの間違いは 「多様性…

第六章 ムカつくやつ(村上葵)(1)

御三家を目指す子は必ずここに通うと言われる、都内随一の進学塾「シグマ」から転塾してきた村…

第五章 本番以外は練習(江藤陸斗)(1)

どうしても勝てない宮田君や蓮君という同級生がいて、劣等感を感じている江藤陸斗君。そのうえ…

こんな自分に生まれることが必要だった

様々な noteの使い方があって、わたしは内観用 わたしの中にも きっと誰かの中にも、もう1人の自分がいて 対話しているのではないかと思っている noteへは書き出すことで、想いを薄める 過去の同じ出来事を刺して、別の角度から刺して 次第に濃度が低くなる 「あなた」という、わたしと対話し 「あなた」という、わたしを責め 「あなた」という、わたしを褒め 「あなた」という、わたしを認める作業 たまに紙の帳面にも書いて、 noteへ書いて キツいストレートな言葉を繋ぎなが

責任という概念を持たない大人

嫌いな人もまともな部分、長所があるので 9割は「ありがとう」と思い、自分に活かす 感謝に、…

第四章 コンプレックス?(宮田勇樹)(1)

最近宮田勇樹君はライバルの蓮君のことが気になります。 以前は自分の点数を気にして勝った負…

第三章 おまえ生きる価値なし(清原孝輔)(1)

学校ではいじめられっ子の清原孝輔君。 足が遅くて勉強もできないけれど、お母さんに言われて…

第二章 真剣勝負(浜名航平)(1)

将棋が大好きな浜名航平君の話です。 五年生になり、突然塾に通わされることになった浜名君。 …

第一章 ライバルの秘密(吉本蓮)(1)

小学五年生、吉本蓮君の話です。 同じ教場に優等生の宮田君がいて、いつも塾では1番。蓮君は…

【小説】すごいものができた!

現在ミステリ講座の準備をみこちゃんと進めている。 そんなおり、みこちゃんがすごいものを作…

先生が泣いて、授業に空白ができた日。

困らせようとしたわけじゃない。 ふてくされていたわけじゃないし。 深い意味はなかったのに。 わたしの態度が原因で高校3年の頃、 音楽の授業に何分か空白ができたことが あった。 音楽のМ子先生が急に泣き出したせいだ。 確かにわたしはふまじめだったとは思う。 少なくとも音楽の授業には参加して いたつもりだったけど。 歌唱のテストの時、わたしは課題曲を 間違えた。 「サンタルチア」か「夏の思い出」の 2曲から自由選択で歌いたい歌を選ぶ というものだった。