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フランス人のバラ作戦に胸キュン!

こんにちは、Mikoです。
今回はフランス人と一輪のバラのお話。

当時住んでいたのは、ある日本のシェアハウス。
アパートの様な仕様で、各々の部屋はあるけれどキッチン、シャワー、トイレは共同の物件でした。

玄関が狭いので、基本的に靴は各自の部屋で保管していました。
雨が降ったりして靴が濡れた時はそのまま部屋に入れたくないので、自室のドア横の廊下に出したままにして、乾いたらしまうという風にしていました。

帰ったら一輪のバラが…

前日に雨が降ったので、その日は長靴をドア横に置いたまま出勤しました。
決しておしゃれな代物ではなく、お魚屋さんの大将が履くような、女子力ゼロの黒いゴム長です。

私「ふぅ〜ただいま〜」

仕事から帰って、廊下を歩いて自室に向かう。
あれ、私の長靴の様子が何か違う…。

私「(ん?何?え…花…?バラ…!?)」

なんと、私のダサいゴム長に、背の高い真っ赤なバラが一輪挿さっていたのです。

私「!????」

漆黒のゴム長からスッと垂直に伸びる緑の茎、その先に美しく咲き誇る深紅のバラ。なんともシュールで、もはや現代アートのようでした(笑)。

さて……、誰の仕業か……。

はっ!!1人心当たりが……!!

当時なんとなくいい感じだなと思っていたフランス人の男子がいました。
彼も私も料理が好き。
共同のキッチンで顔を合わせる事が多く、「今日は何作ってるの?」や「少し味見させて!」などと会話が少しずつ増え、次第に仲良くなっていきました。
その他にも映画や海外の話など、共通の趣味や話題が多く、一緒に話していてすごく楽しかったんです。
相手も何となくですが、私の事を少し気に入ってくれているような…そんな風に感じていました。

取り調べ、そして自白

もし彼に聞いて万が一違うと言われて結局誰かのいたずらだったらすごく恥ずかしいけど、ここは思い切って勇気を出して聞いてみました。

私「あの…玄関のバラは……君か……(笑)?」

彼「そう、えへへ。気に入った?」

私「うん。そしてびっくりしたし笑った(笑)」

やっぱり彼だった!!

シェアハウスの恋愛について

シェアハウスの恋愛は、別に禁止されてるわけじゃないけれど、色々ややこしい。

まず、そのシェアハウスは男子と女子の部屋の行き来は禁止。
他にもカップルはいたし、たとえ部屋の行き来を目撃されても暗黙の了解でスルーしてくれる場合が多いですが、人によっては管理会社に報告するような人がいるんです。なので注意が必要。

ある程度の期間付き合ったカップルならシェアハウスを出て二人暮らしするという選択肢がありますが、その段階に至るまでは、できる限り内緒にしておく方が無難です。
付き合うまでのあの微妙な期間はとてもデリケート。周りの介入は避けたい。人間関係が一度気まずい状態になると、楽しいシェアハウスは一転、地獄と化します(笑)。

バラ in ゴム長の一件で急接近

話を戻しまして、あの一件で彼と私は急接近し、めでたくお付き合いする事になりました。
彼は、初めて付き合う欧米外国人の彼でしたし、何もかもが目新しく見えました。
もちろん個人差はあると思うのですが、アジアとはまた違う文化やものの考え方の違いもとても興味深いものでした。
彼との暮らしや体験談はまた別の回でご紹介しようと思います。

まとめ

フランス人と赤いバラ、映画やドラマの話だと思っていたけれど、まさか私にそんな機会があるとは思ってもみませんでした。

エッフェル塔の前でも無く、素敵なレストランの中でもなく、「雑多なシェアハウスのダサいゴム長経由」というのが、とても私達らしくていいと思いました(笑)

今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!
メルシーボークー!


彼との同棲生活のびっくりした話。よかったらこちらもどうぞ♪


初めて外国人の彼ができたエピソードはこちら。よかったらご覧ください♪


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