新年度が始まる!!!

保育園に通っている2人は卒園も入園のなく、過ごす年度末。
ただ、長男は少しずつ出会い別れの意味を理解してきているようだ。

卒園を前にお別れ会を開くことになったようで、園児たちは歌のプレゼントやお部屋の飾りつけを一所懸命に行っていた。
さよならの意味を少しずつ理解してきた4歳児たちは、お兄さんお姉さんへどんな言葉をかけるか自分たちで考えたようだ。
本番では少し照れながらもみんなの前に立ち、ありがとうの言葉と贈る歌を唄い、笑顔でさよならが出来たよう。

長男は今のところ、小学生にはなりたくないと話す。
ある日の就寝前。
「小学生になったら、どんなおもちゃがあるの?」
そうかそうか、保育園にはおもちゃがいっぱいで遊ぶ時間もお友達もいっぱいだもんなぁと考えながら、どう答えるか悩む。
「小学校はおもちゃがあまりなくて、お勉強をするところなんだよ。でも遊べる時間もあって、広い校庭で鬼ごっこをしたり、鉄棒とかうんていとかある事もあるよ」
・・・少し不満そう。
「じゃあ、小学校へはお母さんと一緒に行ける?」
おぉ、なんとなく一緒には行けないって理解もできてるんだなと思いつつ、
「慣れるまでは一緒に行きたいけど、いつかは一人でも行けるようになるよ」
と伝えると、長男が黙った。
そしてシクシクと泣き始めた。いつもの「うわーん」と大げさに泣くわけでもなく、ただただ寂しそうに大粒の涙を流していた。
「どうして一緒じゃないの?一人じゃ行けないよぅ」と泣きながら話す。
いっぱい抱きしめながら「大丈夫、大丈夫」と伝えながら、寂しかったらずっと一緒に行こうなんて言いながら長男は眠りについた。

こんなにも母親を求めてくれるのはあと何年だろうなぁ。
ぎゅっとして眠りについたり、手をつないで歩いたり、お母さんじゃなきゃいやだと泣いていたり。
新年度になり、また一つお兄さんになる長男。
少しずつお母さんから離れていくのかしら。
成長は嬉しいけれど、なんとなく切ない気持ちにもなる母心。

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