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017 | チャンスは結果論

福岡で商業デザインを本業としながら、Webマガジン『ミッケ!フクオカ』の編集長でもあるおしけんです。note投稿17回目。今回は『チャンスは結果論』というお話。

突然ですがみなさん、チャンスはモノにしていますか??そこにもここにもチャンスがあって、掴むかどうかは自分次第!みたいな話をよく聞くと思いますが、実際はどうでしょう?

「これは自分にとってとてもいい機会だ!」というものに思い切ってチャレンジすることってすごく大事ですよね。刻々と環境が変化する中で、何を選んで何を諦めるか。どこに向かって進んでいくか。前にも書いたけど、日々選択なわけです。

自分も独立という道を選んで、現在3年目になる。「あのまま勤めてたらどうなっていたかな?」と思わないことはないけれど、きっとそういう考えを普段必要としていないということは、現状の選択が間違っていなかった(良くなった)ということ。…そう、『結果論』なんです。

例えば自分の場合、ありがたいことに今はとある企業の外取をさせてもらってます。その企業が関わるデザイン・クリエイティブな業務のクオリティ管理をはじめとした部分で携わってます。これに至るまでの経緯で言うと、

退社独立知り合いのデザイン業務をこなす(日常)→知り合いが参加している異業種交流会にゲスト参加(偶然)→その場で知り合った人からデザインの仕事を受けるようになる(偶然)→1年間色々と案件をうける(日常)→その人の企業の外部取締役に

ざっとこういう感じ。「1年間色々と案件をうける」の中には、打ち合わせや話をしていく中で、自分のことを理解してもらったと思う。これも前に書いた「会うことが大事」という部分。

要は、『独立→外部取締役』というようなショートカットは世の中そうそうないという話。もちろん運によってのイレギュラーケースはあるけど、基本的には様々な連鎖の先にあるものかと。時間の流れが早い時代なだけに、すぐに結果や答えを求めがちなことが多いように感じる。「こうなりたい!」の最短距離だけを考えていたり、それに固執するがために、1つうまくいかないことがあると「もうダメだ」と必要以上に落ち込んだり。でも実際は全然そんなことはないわけです。寄り道もちゃんと繋がってます。

きちんと目指す方向さえブレなければ、色々なことをこなしていく中でちゃんと目標には近づいていきます。ポイントは〝近づいていく〟ということを理解すること。〝叶う〟じゃないんです。それはまた別の話。その時その時に、自分の持つあらゆる手(悪いことじゃない範囲で)を使って、アイデアを絞り出して、行動に移す。結局自分も独立するという始まりがあったから、今があるわけで。自ら行動することの大切さはこういうところもあるからという話。

『あの時のアレがチャンスだったんだな』とか、『あの人と知り合った時がチャンスだったんだ』ということは、後になってみないとわからない。そういう意味では、何気無い小さな選択が、その後の道を大きく左右することがとても多くある。