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天気予報のできる税理士・不動産鑑定士 井上幹康のプロフィール

ご訪問ありがとうございます。税理士・不動産鑑定士の井上幹康と申します。

現在さいたま市で開業税理士・不動産鑑定士として仕事をしておりますが、これまで多くの資格試験に挑戦してきました。保有資格は以下の通りです。

noteでは、これまでの資格試験の勉強での経験を踏まえ、主に税理士試験受験生や不動産鑑定士試験受験生に有用な情報等を発信しております。

ここではそんな私の生い立ち、プロフィールを書かせていただきました。少し長文にはなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

保有資格

実用数学技能検定準1級
気象予報士
日商簿記検定3級、2級、1級
全経簿記検定上級
経理・財務スキル検定(FASS)Aランク
税理士
不動産鑑定士

生い立ち

生まれ/出身

1985年3月23日に群馬県で生まれ、小中高と群馬県沼田市で過ごしました。小学生の時はミニ四駆にはまってました。中学はサッカー部でキーパーをやっていました。

大学受験

中学生の時に大変お世話になった耳鼻科の医師にあこがれ、高校3年間は地元の群馬大学医学部を目指し、ただひたすら勉強漬けの毎日を過ごしていました。

国立医学部を目指して勉強している方又は勉強されたことのある方であればわかるかと思いますが、国立医学部入試は東大入試と並び大学受験の中でも超難関に属します。私も1週間40~50時間くらい勉強していましたが、高校2年生までずーっと模試はE判定(最低ランク)でした。いつになったらE判定から脱却できるかわからない中、高校3年生になりようやくC判定が取れるようになり、最後はA判定までいきました。

何としても群馬大学医学部医学科に入りたかったので、推薦入試も受けました。ですが、推薦入試の英語の論文試験が全然できず不合格に。

気持ちを切り替えて臨んだ肝心かなめのセンター試験で国語、地理が足を引っ張り、2次試験でも得意の数学が不発で不合格に。不合格の日は丸1日泣いていた記憶があります。医学部以外考えおらず、滑り止めは1つも受けなかったので自動的に浪人が確定しました。

1年間の浪人時代は代ゼミの医学部コースに通っていましたが、最終的に医学部入試を断念し、進路変更してしまいました。ここで医学部入試から逃げ出したのは単純に自分自身の心の弱さからくるものであり、大人になった今でも悔やまれます。何より、一番応援してくれていた両親に申し訳ない事をしてしまったという思いが強いです。

結局、東北大学理学部数学科・化学科及び早稲田大学理工学部応用化学科に合格し、早稲田理工に進学することになりました。

早稲田大学理工学部

入学当初は大学院まで行く予定はなく、大学3年生の時に就活を開始しました。ただ、自分が何をしたいのか全然定まっておらず、どこか企業にエントリーシートを出すところまでもいかずに就活を断念してしまいました。結果、大学院進学へと逃げてしまいました(理系大学生では結構多いパターンかと思います)。

早稲田大学大学院先進理工学研究科応用化学専攻

大学3年の時に就活をしたおかげでいかに自分に強みがないか自覚はしていました。そこで、何か強みを作ろうと思い、大学入試時に得意だった数学の勉強を再開しました。結果、数学検定準1級に合格しました。

これを機に、もっと難易度の高い理系資格を取ろうと思い、資格本をあさっていると気象予報士が目につきました。そこで、書店で売ってる気象予報士試験関連の本をほぼ全て購入して独学で勉強を開始しました。結果、7か月程度勉強の末、気象予報士試験に一発合格しました。そのまま気象関係の仕事にでもと思ったのですが、世の中そんなに甘くはなく、当時は気象関係の仕事がほとんどありませんでした。

他方で、大学院の研究過程で、数値解析、Excelマクロ、プログラミングの基礎に触れ興味を持ち、最終的にはIT系企業のSEになろうと考え就活を開始しました。そして、大学院2年生の時に新卒で就職することとなる都内のIT系上場企業に内定をいただきました。

内定をいただいた後残りの大学院生活で社会人になって何か役に立つ勉強をとの軽い気持ちで簿記の勉強を始めました。公認会計士の友人から会計の話を聞いていたことも簿記に興味を持ったきっかけの1つです。

勉強開始後すぐに簿記の面白さに取りつかれてしまいました。簿記の勉強を始めてすぐに最終的には税理士になりたいなと思い始めていいたのですが、既にSEとして内定をいただいているため、自分の将来について悩みました。そこで、自分の本気度を試す意味で税理士試験の受験資格でもある日商簿記1級に独学で一発合格できたら税理士試験に挑戦するが、もし受からなかったら税理士試験は諦めると決めました。

そして、約7か月程度の独学で日商1級にギリギリ一発合格できました。ここで、将来は組織の力を借りず自分1人でも仕事ができ、一生勉強が必要な税理士として必ず独立開業すると心に決めました。もともとは医者として開業したかったこともあり、その叶えられなかった夢を税理士に託したわけです。

しかし、既にSE職で内定をいただいていたため、その内定を辞退して税理士試験の勉強に専念するか本当に悩みました。

社会人1社目/IT系上場企業の経理マン時代

結局、税理士試験の勉強に専念するだけの資金もなく、内定辞退するほどの度胸もなく、SE職で内定をいただいていたIT系上場企業に入社しました。

しかし、自分の気持ちには嘘はつけず、本心では税理士を目指しており、SE職ではなく、可能であれば経理財務部に配属してほしい旨を正直に人事に打ち明けたところ、社長や人事のご厚意で経理財務部に配属していただきました。

そして経理マンとして、上場企業の会計実務全般、法人税申告業務を経験させていただきました。

上場企業の経理マンとしてここでの実務経験が無かったら今の自分は完全に無かったと思います。ここで得た経理マンとしての視点は今の税理士としての私の原点であり、そういった意味で経理財務部に配属していただいた会社には本当に感謝しています。

在職中に税理士試験3科目(簿記論、財務諸表論、法人税法)に合格しました。

そして、3科目受かった後すぐに友人の紹介で今の奥さんと出会いました。

そして、3科目受かった時点で将来税理士として独立開業するため様々な税務の実務経験を積みたい気持ちが高まり、入社3年目で転職を決意しました。

社会人2社目/税理士法人トーマツ勤務時代

無数にある税理士事務所、税理士法人の中、税理士法人トーマツ(現デロイトトーマツ税理士法人)高崎事務所に転職しました。

在職中には、東証1部上場企業から中小企業まで幅広い規模・業種の税務顧問業務、税務調査対応、中小企業のグループ内組織再編(合併、分割、株式交換、株式移転、現物分配等一通り)、税務面からのIPO支援、M&Aにおける税務DD業務、税務改正セミナー講師、税務申告書作成実務セミナー講師、社内税務研修会講師、資産税実務(土地評価、非上場株式評価、相続税申告、贈与税申告)など様々な業務を経験させていただきました。

ここでの実務経験が税理士としての私の柱になっており、大きな成長の場を与えていただいた税理士法人トーマツという組織、先輩、上司及びそこで関与したお客様には本当に感謝しています。

在職中に税理士試験2科目(消費税法、事業税)に合格し、税理士登録までしました。

当初税理士試験は3回の受験で受かりきる目標を立てていたのですが、3回では受からず、結局は泣きの1回が加わり4回の受験で5科目合格できました。簿記の簿の字も知らないところから勉強を始めて税理士試験5科目合格まで約5〜6年、時間にして約6,500時間程度要しました。

本当は、5科目受かって税理士になった後に彼女にプロポーズすると決めていたのですが、税理士試験3回目の受験が不合格となった際にプロポーズし、最後4回目の受験にかけました。

在職中に子供(男の子)にも恵まれました。

そして、当初の目標であり、夢でもあった税理士として開業することを決意し、税理士法人入社6年目で退職し開業しました。

また、開業を決意してから実際退職するまで約1年はあったので、開業後税理士としてやっていく上で何か自分自身の付加価値というか強みがほしいという思いから当時財産評価の実務で不動産の評価が好きだったのもあり、不動産鑑定士試験に挑戦することを決意しました。

不動産鑑定士試験が税理士試験並みかそれ以上の難易度であることは勉強を始める前からわかっていました。そこで、自分の本気度を試す意味で、短答試験に独学で一発で受からなければ不動産鑑定士試験は諦めると決めて勉強を開始しました。

結果、退職する1か月前の短答試験に独学一発合格することができたので、次のステップである論文試験の勉強を専門学校を活用して開始しました。

開業税理士として始動

税理士として開業後はいただいた仕事を精一杯行いつつ、不動産鑑定士論文試験の勉強も並行して進めました。サラリーマンとして仕事をしながら勉強していた税理士試験と違い、開業税理士として仕事をしながらの勉強は、時間的な余裕はサラリーマンよりもある一方で、自分が勉強している間仕事はストップするし、営業を行う時間も削られるため、精神的に相当きつかったです。

それでも、医学部入試のように諦めて逃げることだけはもう絶対にしたくないという想い1つで勉強を続け、不動産鑑定士論文試験を受験しました。

不動産鑑定士論文試験は8月上旬の炎天下の下3日目連続で行われる地獄のような試験でした。試験直前に風邪をひき、前日は緊張からか一睡もできず、初日から思うようなパフォーマンスが発揮できなくて、心が折れかけましたが、最後まで走り切りました。

結果、不動産鑑定士論文試験には合格できました。短答試験の勉強を開始ししてから論文試験合格まで約1年8か月、時間にして約2,500時間を要しました。

勉強時間だけ比べると税理士試験の方が大変そうに見えますが、税理士試験を先に受けていたことで、不動産鑑定士論文試験の会計学や演習(電卓を使う科目)ではかなりアドバンテージがあったので、もし仮に不動産鑑定士試験を税理士試験よりも先に受けていたら2,500時間以上は確実にかかっていたと思います。

開業後は仕事と不動産鑑定士試験の勉強ばかりで家族との時間がほとんど取れませんでした。パパとしては0点なので、これからは家族との時間も増やしていこうと思っています。

最後に

最後に税理士試験受験生や不動産鑑定士試験受験生にメッセージを送りたいと思います。

こうしたいわゆる難関資格に仕事をしながら受かるにはどうしたらいいですかという質問をよくされます。

勉強方法とか細かいテクニカルな話もありますが、1つだけ私からアドバイスするとすれば、それはシンプルで、「いつまでに受からなければ諦めるという期限を決め、受かるために毎日勉強すること」です。

受かるまで試験を受け続けるというスタイルを否定するわけではありませんが、時間には限りがあり、人生たった一度きりです。そんな限りある時間、人生をかける試験だからこそ、期限を定めて毎日全力で勉強する必要があると思います。

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はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。