最強にディープでアートな街【黄金町】に行ってみた。
3月21日日曜日、外は晴れてポカポカ陽気。もしかしたら「4月や!」と勘違いした桜がポポポン🌸っと咲いているかもしれないと思い、少し足を伸ばして横浜市中区の黄金町(こがねちょう)を散策しに行った。
相方が大学生の時住んでいたが、どうやら「治安が悪い」で有名な土地らしい。目黒川顔負けの桜並木があるという大岡川には、昔よく死体が浮いていたとかいう噂話があるとかないとか…。黄金町に住んでいると言うと、「えっ!?」と驚かれるそうだ。
それもその筈、昔は”ちょんの間”という違法風俗店が立ち並ぶ道がたくさんあって、売春婦の街だったそうな。警察によってだいぶ前に厳しく取り締まられた甲斐あって、もう売春は行われていない。建物はそのまま残っているけど、美大と連携して色んなギャラリーが増えていて、「アートの街」として再興しようと頑張っている過渡期みたい。面白そう!
▼ちなみに私は神奈川の人間ではないので、”ちょんの間”のリアルについてもっと深く知りたいという方はしたのリンクからどうぞ。かなりディープやで。
さて、京急線に乗り🚃、黄金町で下車。外に出ると朱色に塗られた橋があり、大岡川沿いには話に聞いた桜並木が両端に。でも正直また5分咲きってところで、写真撮り忘れた(笑)なにしに行ったんや。
川沿いを散歩していると、「…あった!ピンクののれん!」
色あせてるし飲み屋さんになっているけど、ここが確かに”ちょんの間”だ。400円英会話教室なんかもある。昼間だからかめちゃ静か。
この辺は芸術系のギャラリー化していて普通にお洒落。裏側に回ってみると…
おお〜、こっちのが名残ある!当時もお店の両側から入れたのかな。
大岡川の桜にもようやく目を向けてみる。川だけどすごい量のカモメがいる。手を伸ばすオッサンに群がるカモメ。餌やっちゃダメやでオッサン。
黄金町駅から日出町駅に向かう途中に、本日お目当て(私の笑)のランチに向かいます。若葉町にトコトコ。途中にレトロな映画館。やっている映画もレトロ感満載。なんか過激そう。マジでこの辺人おらんし。
人気のない道を通っていくと、「あった!」と歓喜する私に対し、顔をしかめる相方。「…このお店、大丈夫?」
もともとはタイの雑貨屋さんだったという”J's STORE”。もうエスニックが止まらない。ここ実は、私の大好きな漫画『いつかティファニーで朝食を』の3巻に実際に出てくるお店なのです!!胸熱。
店内はこんな感じで、タイの商品が陳列されている。雑貨屋さんの名残かな。正午過ぎ、店内にはお客さんが既に2組。しかし私たちが入店したのを皮切りに、続々とお客さんが入り、あっという間に満席になった。
お水もジュースもお酒もセルフでどうぞ形式。私はグリーンカレー・生春巻き・レモンチキンがセットになったBセットを、相方はカオマンガイを注文。
「「おおおお、美味しそう(*'ω'*)!!」」
実は辛いもの大の苦手な私だが、人生で一度は食べてみたかったグリーンカレーに果敢に挑んだのだった。結果、すごく喉に来る辛さなんだけど、濃厚なココナッツが中和してくれて意外とイケる!!って感じ(笑)もともとスープカレーは好きなんだけど、なんでスープカレーに入っているナスとタケノコってあんなに美味しいの?教えておじいさん。
カオマンガイは「甘辛」の「辛」が強めな感じでした。鶏肉非常にジューシー。上に乗ってるのも、スープに入ってるのもパクチー大先生。ちなみに私も相方もパクチー苦手(笑)だから生春巻食べきれなかった…申し訳なかったぁ。
よくわかんないけど、定期的に来る「別に得意でもないのに突如高まるエスニック欲求」なんなんだろ。満たされたのでオッケーです😆!
お腹いっぱいになった我らは、伊勢佐木町の商店街へ。
おお…、どんな曲かは全く知らんけど聴いたことありそうな曲名だぞ。道の広い商店街をまっすぐ歩いていくと、道が3つに分かれていた。
真っ直ぐいくとドヤ街。右行くと中国系の商店街。左いくと日ノ出町駅。ここで何故かドヤ街をチョイスした我ら。完全に怖いもの見たさ。とりあえず、飲み屋や風俗店・ソープ等が立ち並んでいて昼間は閑静なんだけど、夜は物凄い人の数だそう。男女で言ったら冷やかしウゼェ!で蹴っ飛ばされそうだから行かない。
結局大岡川の方に戻って、日ノ出町駅まで歩いた。その途中にも、ちょっと新しめのブルーののれんがズラリな所があったんだけど、多分元はピンクだったんだろうな。
こっちはピンクの桜です🌸満開!
日ノ出町駅近くの超おすすめスポットがこちらのお店なのですが、
古書店と雑貨屋が融合したような素敵空間。古書の匂いと可愛い雑貨がたまらなく良きなので、是非立ち寄ってみてほしい💫
この後、桜木町まで25分ほどかけてチンタラ歩いた。黄金町や伊勢佐木町からは桜木町の高層ビル群が見えるのに、町と町の境が驚くほどハッキリと分かる。時代・文化・国…様々な違いを感じさせられる散歩だった。
結局ここまでで歩きすぎて、ワールドポーターズのフードコートでタピオカを飲みながら休憩したのち、秒で帰路についたのでありました。
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