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メサイアコンプレックスという言葉に出会って #最近の学び

最近キャリアコンサルティングの勉強の前提知識として、カウンセリングの授業を受け、無事全4回の授業が終了しました。
クラスの中では、自分が一番年下、上は70くらいの女性まで幅広く集まっており、本当に学びの多い時間でした。

カウンセリングの授業で学んだことは書き出すとキリがないので今回は割愛するのですが、特に授業の中でのスタンスについての学びが印象的だったため、ノートにまとめておこうと思います。

《人に影響を与えたい》という考え方は勘違いかもしれない

上記を気付かされたのが、メサイアコンプレックスという言葉です。
「メサイア」とは英語の「メシア(Messiah)」をヘブライ語読みしたもので、救世主やキリストという意味です。

ネットで調べてみると、メサイアコンプレックスの定義は下記のように出てきます。

メサイアコンプレックスとは、「自分には価値がない」「不幸な人間だ」といった劣等感を抱えている人が他者を救うことで自らの劣等感を補おうとする心理を指します。

要は、自分に自信がないからこそ、人に世話を焼くことで誰かの役に立っている、人を救える自分は価値があると思い込もうとするという傾向を言うらしいです。

カウンセリングの授業で何故この話題が上がったのかというと、カウンセラーが陥ってはいけないからです。

無意識のうちに、「あなたはこうした方がいい」とアドバイスをしてしまう自分がいたり、「可哀想に、もっとこうだったらいいのに」と勝手に他人を評価し、自分が思うように導こうとしたり、良かれと思ってと行動をしてしまっていないか。・・・・何だかグサッとくるような自分がいました。

メサイアコンプレックスの傾向にあれば、相手が自分の思う通りにいかなければイライラしたり不機嫌になる。また、クライアントにとってはカウンセラーがいないと上手くいかないなど依存関係になってしまうことも。
これでは、本来のあるべき相手の自立・自走支援というものができないなと整理しました。

普段わたしは、新卒採用人事をやっているため、多くの学生さんのキャリア相談を受ける機会も少なくありません。できるだけフラットな立場に居ようとしているものの、どうしても自社の方をよく見せようとしてしまう(まあそういう仕事なのでむしろそうあるべきなのかもしれないですが)自分と、その学生の役に立ちたいという自分と葛藤することが多くあったりします。

でも、そもそも「学生の役に立ちたい」というのもメサイアコンプレックスに近いのかもと反省。
どの結論に至ろうがその目の前の学生さんの意思を尊重する。その中でうちの会社を選んでくれる人を大切に育てる。このくらい広い心で向き合えるのがいいんだろうなーと。

まだ先が遠いかもしれないですが、このメサイアコンプレックスという言葉に出会えたこと自体が、自分の無意識の癖、良かれと思っていたことを修正する機会になりました。

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