2024年10月 5度目のイラン訪問
もちろん今月も予定通りイラン旅行をするつもりです。今年初めはこの10月は日本への一時帰国を予定していたものの、ちょっとタイミングが合わず毎年薔薇の咲く4月をめどに行くイランを今回は秋にしてみました。せっかく秋行くんだから夏季は酷暑で有名なペルシャ湾岸を今回はメインで巡ります。2週間も長いなぁと思いながらもイランには見どころが多く結局は2週間は足りないなぁというのが正直今の感想です。
ただ今回も2024年4月と同じく中東情勢で旅行が危ぶまれるところ。この4月ですら多くの知り合いにイスラエルが攻撃してくるからイランへ行くな、元々治安の悪いとされるスィスタン・バロチスタン州へ行くなとは言われたのですが(説明がめんどくさいから人によってはイランへ行くバロチスタンへ行くとは言っていません)、結局全く問題ありませんでした。今回のイスラエルの常軌を脱した言動はさらなる注意が必要ですが、どうせ目先の11月の大統領選挙前に両陣営のユダヤロビーのために行っているとしか思えないし、声高らかに気候変動を唄いながら大失敗している電気自動車を含め戦争でしか経済を回せない状態に陥った欧米の延命措置にしか思えないからです。私も不安は無きにしも非ずですが、イランの友人たちに聞くと問題ないとのこと。彼らも長らく慣れっこの状態になっているのもそうですが、今年4月も同じ状況で同じ返事だったので現地からの声と友情を信じることにしています。
逆に今回10月1日のイランのイスラエルに向けた姿勢は国際的に評価が高かったですね。不安に思っている友人もいる一方、普段はイランや軍の悪口いう友人たちが今回のイランの攻撃は、(もはや制御できないイスラエルと対比して)ここまで自制的にちゃんと戦争法に則って民間人の被害出さずに的確に軍事施設狙ってイランは高度にできると思わなかった、見直した。今は兵役逃れているけど、2年間の兵役行って国のために役立ちたいと述べていたのには驚きました。もちろん日本を含めいわゆる西側のメディアは今回のイランの攻撃で世界最強とされていたアイアンドームは結局役に立たなかった、F35戦闘機が攻撃されてしまったことは触れないでしょうが、今まで私たちが信じ込まされた欧米が善で最強は単なる刷り込みだったんですね。
特に今回のイランの自制された高度な攻撃、そして忖度しているメディアもあってでしょうか。日本でも着実にイランは悪の枢軸ではなく、むしろ歴史も文化もあり大人の対応をする国なんだと良さをわかり始めてきた日本人、多くなりましたよね。今年から日本人はせっかくイランビザ免除の国になったのですが、まだ国際情勢が不安で旅行できない・円安と航空券高で旅行できない方はぜひイランの銅食器をご自宅で試されてみてはいかがでしょうか?
もう18年前になるが2006年10月といえばアフリカの最貧国で腐敗した中央アフリカ共和国に仕事で行ったのを思い出します。当時週末通っていた日仏学院の通訳授業の合間にたまたま掲示板で見つけたアフリカでの短期のフランス語通訳。このチャンス逃したらアフリカのこんなレアな国なんていけないだろうなと思い応募してその1週間後はパリ経由で首都バンギに到着していました。今となっては武勇伝ですが、怖いと思って行動しなかったら何も始まらないということを知りました。人間死ぬ時に持っていけるのは経験だけといいます。20歳のあの時の行動があったからこそ、今年2回のイラン渡航は予定通り行き楽しむ予定ですし、ジュネーブの国際機関に見限りを付けたのも、アゼルバイジャンへ行くのも、タジキスタンへ行くのも、ロシアの金融機関で働くのも私の決断には躊躇なかったのかもしれません。