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夏休みを思考で設定したらすぐに現実になった話

掃除とアイロンがけのアルバイトを8月は休みたいなと思った。集中して作りたいものがあるからそちらに専念したい。

針仕事をしながらそう考えた。

どうやって伝えるか、いつ伝えるか、深く思考を巡らせるのではなく、夏休みに作りたい物へ焦点をあてた。手作業のスピードは変えずに。

すると数時間後メッセージがきた。8月はペルージアのアパートに居ないので9月になったらまた掃除をお願いします、と。

正確にはほぼ思考した時のタイミングで、アルバイト先の女性がメールを私宛に送ってくれていた。仕事中はスマホを一切見ないので職場を出るまでそのメッセージを読まなかった。

願いが叶うスピードがぐんぐん速くなっている。コツは執着しないこと。

こうだといいなという願いを脳内でリアルに描いてぱっと手放す。するとびっくりするほどのタイミングで現実になってしまうのだ。

私はそれを「ぐう・ちょき・ぱあ」と呼ぶ。

拳を握りしめるようにぐっと集中し、ハサミでさっくり切り落として手のひらを開くようにぱっと忘れる。

イタリア人はたっぷりバカンスを楽しむ人が多いから、けして可能性は低くなかったけれど現実になるかどうかはわからなかった。

ありがとう、と返信してから帰宅した。

願いがわかりやすい形ですぐに叶ったひとつの実例体験でした。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2020.7.28 加筆修正転載)


Grazie 🎶