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卒業へ - 京都芸術大学通信の写真コース

思いがけずミラーレスカメラを手に入れた2022年の正月。同じ年、ふと思い立って入学した京都芸術大学通信教育学部の写真コース。
勢い任せだったけれど、先週、何とか卒業制作も完了し、卒業できることになりました。正式な判定はもう少し先ですが、単位も足りてるし問題ないでしょう。

卒制が本格化するタイミングからは、本業の仕事も忙しくなり撮影可能な時間帯が夜ということもあり、夜を撮り歩いた2023年でした。
最終的には、日々の仕事や家庭における役割に疲れた女性が夜の逃避行をする的な感じで、夜の街(近所?)を彷徨う女性をモチーフとしたセルフポートレートになりました。

女性が、とか家庭が、とかステートメントには入れてましたが実のところジェンダー問題的な事で不利になる事も無くむしろ恩恵を受けてた人間ってなので、深く表現は出来てなかったな。。。と反省してます。
自分ごとで無いものは伝えにくいよなぁ。

さて、最終的な作品がイマイチだったことは置いておいて、制作の変遷を思い返しておこうと思います。
2月頃からぼんやり考えて、当時本当に仕事で日中は疲れ切ってたため、公園で項垂れてる人でも撮るか。。。と自撮りを開始。ここから3ヶ月はひたすら公園で項垂れてる自分だったり、観察目的で夜の公園に居る人を遠目に撮影したりしてました。
夜の公園って、結構人がいるんですよね。男性が多かったですが、ベンチに座ってパン食べてたり、タバコ吸ってたり、酒飲んでたり、スマホいじってたり。この人たち、家に居場所がないのかな?と想像をめぐらせてみるには良い材料でした。
5月過ぎからは公園以外として道端とか神社や寺、駐車場などもバリエーションを増やしてみたりして、楽しく撮り歩いてました。
夏頃は、昼も撮れば?とかセルフポートレートならばもっと写ってる人物がどういう属性か視覚的にわかるようにしてみては?などの先生たちのアドバイスをもとに昼間にポツンと佇む人としての撮影して歩いて、海辺に行ったり登山して山頂で撮ったり、会社の会議室で、会社の帰り道など色々撮って実験を繰り返してました。
11月には結局夜に独りというあたりで落ち着き、公園以外も含めて撮り歩きつつ、SELECTしては印刷して。。。と。
最終的には、やり切れてたのか。。。とちょっと思うところもありつつ、プリントだけは褒められたり。色調整と印刷は得意らしいです。

カメラを持って丸2年。初心者だろうがある程度やり続ければ卒業は出来るんですね。楽だったかというと、楽しんでたので大変だった感はないんですが、まあまあ大変だったんだと思います。とりあえずやり切れてよかったです。

来年は制作続けたいし、まだまだ基礎的なところに課題もあるので、近隣の写真専門学校の研究科に進学予定です。出願せねば。

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